富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

クラブカップはバルサには、わたらなかった。

2006年12月18日 | サッカー
12/17 Yokohama Club世界一決定戦

それは、ある意味当然の結果だったのかも知れない。
地球の反対側から勝負しにやってきたインテル・ナシオナルと
リーガの栄光とヨーロッパの威信に後押しされて
フットボールのスペクタルを演じるために、来日したバルサには
ファイナルという舞台へのアプローチが違いすぎていた。

セミファイナルでのリズムに酔ったバルサは、
デコとロナウジーニョという二人のブラジル製のフットボーラを
躍動させていた。それは、相手がそのリズムに乗っていたからで
一つのステージで一つのサッカーというドラマを
演じてるように見えた。相手のチームを含めて

が、決勝でナシオナルというブラジルチームは、
ブラジルの誇りとは、ほど遠いコンセプトを見せたのだ。
デコにロナウジーニョにも張り付いたマーカーは、
彼らにボールが廻るたびにもう一人のバックアッパーと
二人がかりで、無骨に体ごとボールにアタックして
バルサからリズムを奪う方策に終始した。
そして、それは明らかに自らのサンバのリズムも封印していた。

フットボーラの競演とは縁遠いほど
局面の勝負にこだわり、パスワークもなく
フェイクの妙もなく、この王国のサッカーの変異形のサッカーに
リズムの失せた勝負は、
次第に妙味が薄らいでいくのを感じていた。

バルサのゲームに全くのらずにナシオナルは、
ひたすらにカウンターに、ワンチャンスに
決する勝負に賭けていたのだが、
それでもいつものリズムを取り戻そうとするバルサは、
シャビまでも投入し、パスの出所ばかりを
こしらえようとするのだが、もがきすぎて
ハイポジションのデフェンスラインをいびつにさせられていたのだ。
デコもロナウジーニョも封じられているのにかかわらず
いつものリズムを求めるのは、もう相手が乗ってこないのに
無理というものだった。

バルサの負けは、当然だったのかも知れない。
ブラジルのチームの変質を、予期は出来なかったからだ。
南米のチャンピオンをして、この日ナシオナルには、
多くのブラジル人を失望させることを覚悟で
7人ものディフェンダーを配していたのだから・・・

あれは、ブラジルと絶対に違う あんなんと絶対に違う

最新の画像もっと見る

コメントを投稿