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ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『パタポン』『おはつ』

2007-04-12 15:06:09 | わたしの読書

『パタポン~幼い子の詩集①②』
『おはつ』 工藤直子

お気に入りのブログのコメントの中に、素敵な詩を見つけた。
これが、今の私の気持ちに、ぴたりとはまってしまい、もう、いてもたってもいられなくなった。

「あかちゃん」 まど・みちお
「おはつ」 工藤直子

この二つの詩。どうしても、活字になって印刷されているものを読みたくなって、早速、図書館のサイトで予約して、詩集を借りてきてもらった。借りてきた3冊の詩集。どの詩集にも、他に、好きな詩がいくつも見つかって、まるで宝箱のよう。
そう。詩って、宝物みたい。ひとつひとつが、キラキラ輝いているの。
これは、小説には、ないものだなあと思う。本当に、不思議。

何度も読み返して、気に入った詩をノートに書き写した。
そうだ!赤ちゃんのアルバムの最初のページには、「あかちゃん」と「おはつ」を書いて入れよう!そんなことを密かに決心。
気分が高ぶりすぎの私は、そのうちに、書くだけでは収まらなくなってしまった。
無性に、朗読したくなったのだ。小学生のときみたいに、大きな声で。
旦那さんが会社に行った隙に、眠っている娘の横で、朗読!!

いやあ。詩集に、こんなに心沸き立ったのは、久しぶりです。くすくす。
私ったら、子どもみたい。
でも、そういう詩が、一杯つまっている詩集なのです。この3冊の詩集は。
そう。この詩集のせいなのです。きっと。

そんなとき、思いがけない人から、出産祝いの小包が届いて・・・なんと、そこに詩集『おはつ』が!
シンジラレナイ!!こんなサプライズ、あって良いのだろうか!
嬉しいやら、ビックリするやら。
我が家に届いた『おはつ』には、素敵な物語が加わって、さらに、素敵な詩集になりました

詩を朗読しながら、小学生の頃、よく教科書にのっている詩を暗唱したのを思い出した。今でも覚えているのは、「太郎をねむらせ 太郎の屋根に雪ふりつむ. 次郎をねむらせ 次郎の屋根に雪ふりつむ」。色々な詩がのっていた教科書。どうして、これが私の中に残っているのかな?そんなことを考えるのも、またオモシロイ。


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21 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
るるさんへ (こもも)
2007-04-17 19:29:20
私も、息子が一年生になるときにプレゼントしたのが『いちねんせい』でした♪でも、息子は、全然興味を示さず。
私は、昔から詩が大好き。小学生の頃も高校生の頃も、よく詩を書いたものでした。
でも、息子は、からっきし。詩を読むのも苦手だし、書くのは、もっと苦手らしいです。
そこで、
どうして、私は、あんなに好きだったんだろう?と思い返してみたんです。そうすると、妹と声を合わせて暗唱しては、笑いあった思い出が蘇るんですよね~。
ああ。息子と、もっともっと、一緒に詩を暗唱すれば良かったなあ。。声をあわせる楽しみ。今からでも間に合うかなあ~。
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shorinさんへ (こもも)
2007-04-17 19:21:49
shorinさんのコメントを読んで、うんうんと頷いてしまいました。
まさに、私の感じていたことズバリです。
素敵な言葉で、美しく表現してもらって、すごく嬉しい。
詩は、自分に聞かせる物語。本当にそうだな~。
shorinさん、ありがとう!
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はらぺーにょさんへ (こもも)
2007-04-17 19:17:54
はらぺーにょさんから教えて頂いた「おはつ」。
いいですね~。
素敵なプレゼントも加わって、ますます好きになりました。
まどさんの詩を読んでいると、心がポカポカしてくる感じがします。工藤直子さんの詩を読んでいると、元気がモリモリわいてくる気がするのです。
詩って、不思議な力を持っていますよね!
記事、楽しみにしてます♪
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詩って… (るる)
2007-04-15 23:10:54
いいですよね、詩。
私も自分ではなかなか手にとることがなくて、いろんなブログさんの紹介を読んで、“あぁ!そうだ!詩!”って思うんです。そして無性に読みたくなって。
この春、息子達に『いちねんせい』『ともだち』をそれぞれプレゼントしました。どちらも、谷川俊太郎さんと和田誠さんのコンビです。その時その時の気持ちをぎゅっと詰め込んであるのが詩のすばらしいところで、読む時によって感激もまた変わってくるかもしれないですね。
今のこももさんにぴったんこの詩に出逢われて、こももさんの感激ぶり(興奮ぶり・笑)が伝わってきて、こちらも嬉しくなりましたよ。
プレゼントされたというエピソードがまた、感涙ものですよ~☆
私も探して読んでみたいです。
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詩こそ (shorin)
2007-04-15 00:22:14
自分に聞かせる物語なんだと思います。
音にして。
でもそういう「声」に出したい衝動って
赤ちゃんを産んだ後のような、まさに
捉えられない、高いところから来る力に
みなぎっているときにくるのでしょうね。
こももさんの様子を読んでいて
自分が出産した頃の、あの
言いようのない光に満ちた時間を思い出しました。。
いいなあ。
詩の本、お持ち帰りします。読んでみよう。
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訂正です (はらぺーにょ)
2007-04-15 00:16:41
またお邪魔します。
私、なにを勘違いしてしまったのか・・・
教科書に載っていたのは、工藤さんじゃなくて
岸田衿子さんでしたよ。
失礼しました!
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わあ! (はらぺーにょ)
2007-04-15 00:04:32
またまた出遅れちゃいましたが・・・
やったあ!「おはつ」をプレゼントして戴いたのですねえ!
それはよかったです。
私も、先日こももさんからコメント頂いた晩に「おはつ」を
久しぶりに読みました。
読む度になんだか新しい気持ちになれます。
「おはつ」TBさせて頂きますね。

「あかちゃん」もrucaさんのブログで拝見した時、
なんてステキな詩なのだろうと思いました
まだ詩集の方は読んでいなので是非手にとってみたいです。

娘の3年生の国語の教科書、1番最初に工藤直子さんの
詩があり、
娘に暗誦させられました(笑)
今日はその記事を書きま~す。
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ぱいぽさんへ (こもも)
2007-04-14 16:40:21
「太郎を・・・」ぱいぽさんも好きでしたか!不思議な詩ですよね。
どうして引き付けられるんでしょうね?本当に、謎です。
工藤直子さんの詩って、どれもハツラツとしていますよね。背筋がピーンとする感じです♪
この本は、表紙も素敵ですよ。まるで、「センス・オブ・ワンダー」のようで、気に入りました。
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kotatsumikanさんへ (こもも)
2007-04-14 16:37:19
詩や俳句、短歌に出会ったとき、本当に、日本語っていいなあ~って思いますね。
大切にしていきたいですね。
「おはつ」は、とっても元気がでる詩でした!
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フラニーさんへ (こもも)
2007-04-14 13:55:16
この興奮の原因は、フラニーさんでもありますね(笑)
久しぶりに、詩に心震わせました。
小学生のときは、しょっちゅう、詩を朗読しながら歩いたものです。
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ひつじざわさんへ (こもも)
2007-04-14 13:52:39
そうなんです!
詩は、活字で見てもリズムを感じるんですよ!
だから、活字で見るのが大好きです。
白い紙に並んでいる文字を見ていると、違った輝きを見つけることができます。
パソコンは好きだけれど、やっぱり、本はスタレナイ!と確信します。
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jasuminさんへ (こもも)
2007-04-14 13:49:49
『おならをとっておきたい』
いいですよね~。
「とっておきたい、とっておきたい。」
何度読んでも、そこでウナズイテしまいます。
おかげで、娘がおならをするたびに、「かわいい~!」と頬ずりしてしまい、旦那に、気味悪がられています。うふふ。
あ、私もよく「困った母さん」になります(笑)
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rucaさん (こもも)
2007-04-14 13:45:34
ああ、rucaさん!
rucaさんがコメントに書かれた詩が、すっかり私を虜にしてしまったのですよ。
つまり、この「興奮」の原因を作ったのは、rucaさんな訳です(笑)!!
「あかちゃん」良すぎますよね。本当に、良いです。
コメントを読んで泣きました。「ぱたぽん」を読んで泣きました。
素敵な詩との出会いを下さって、ありがとうございます!
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naoへ (こもも)
2007-04-14 13:39:53
詩を読むって、ちょっと恥ずかしい感じがしてしまうのです。だって、すごく感情を込めてしまうから。
でも、読み終わったあと、快感だった~♪
「永訣の朝」は、いくつのときの教科書に載っていたのかしら?まさか、小学校ってことないよね?
覚えてないんだけど・・・あれは、結構、衝撃ですよね。私は、死ぬのが怖くてたまらなくなります。
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読んでみたいです (ぱいぽ)
2007-04-14 07:45:42
「太郎を…」の詩、インパクトありますよね。私も覚えています。そして好きな詩です(^^)
ところで、この詩もよさそう。
「おはつ」…題名を見ただけで、ひきこまれます。工藤直子さんの詩って、好きなんです。まどさんの詩も…。是非、読んでみたいです。
ところで、素敵な偶然の贈り物でしたね(^^)
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すごい~ (kotatsumikan)
2007-04-14 00:56:58
うれしい偶然ですね!こんなこともあるんですね。
詩を読んでいると言葉が厳選されていて、日本語っていいなぁと思ってしまいます。
こももさんが思わず朗読してしまった「おはつ」ぜひ読んで見たいです♪
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わ~♪ (フラニー)
2007-04-13 20:40:43
いろんなうれしいが混じって、ふふふ・・・ウレシイナ。
こももさんと詩集、とてもぴったりのイメージです!
手元に書き写したり、朗読されてるなんて、とても素敵。
アルバムの一ページ目にもぴったりですね♪
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詩の世界に浸って (ひつじさわ)
2007-04-13 16:54:33
ごきげんよう。ひつじさわです。

お久しぶり。
4人家族の生活、落ち着いてきましたか?
詩は、活字で見ても音で聞いてもリズムを感じることができますね。
五感を研ぎ澄まして、思いっきり詩の世界(宇宙に)浸りたいものです。

癒されますね。
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実は (jasumin)
2007-04-13 12:57:54
私も拝見しました、そのコメント。(こっそりなので。ごめんなさい)
「おならをとっておきたい」というの。
あ~、とっておきたかった。とっておきたかった。
そんなふうに無性に思いました。
素敵な偶然の贈り物、良かったですね。うれしいですね。
 
声に出して読むの、好きです。
でも、そうすると感情がこみ上げてくることも多く
ちょっと困ったお母さんになってしまったりもします。
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あかちゃん (ruca)
2007-04-13 11:35:41
こももさん、こんにちは。

もしや、2つの詩を見つけたのは、チヒロさんご卒業の記事ですね?

「あかちゃん」は、ほんとうにほんとうに良すぎて困ってしまいます(笑)。いつ読んでも、何回読んでも、そのたびにいちいちじんときて、いつも涙がこみあげてきます。

中1になった子も、小5になったばかりの子も、ついこの間生まれた赤ちゃんも、みんなみんな愛されて大ききなって、いつかはお嫁に行くんですものね(いつかはいってくれないと、それはそれで困るんですが)

『おはつ』はまだ手にしたことがありません。ますます読んでみたくなりました。
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朗読 (naoko)
2007-04-12 19:32:48
 私もよく詩を朗読して読みます。
詩だけでなく、小説も、随筆も、きれいな文章や面白い文(わっはわっははいとか)に出合った時に朗読して読んでしまいます。
聞かせる人がいないので、窓辺に座って一人で読みます。
そうすると、その本を、もっともっと好きになります。
「太郎を・・・」の教科書、一頁の右側全部を使ってその二行が書いてあり、私も印象に残っています。ちょっと読んで意味がわからないものってかえって心に残るし朗読向きな気がする。
私の教科書朗読のおはつは「永訣の朝」だったかもしれません。あれも一瞬意味わからなくなかったですか?
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