ぼちぼち日記

大切な日々のこと

わらべうたの会

2008-10-04 11:19:40 | 赤ちゃん日記~娘さん日記
春から通っている、幼稚園の「わらべうたの会」で、先生のお手伝いをしている方
(息子の友だちのお母さん)が、勉強した「わらべうた」を忘れないようにと始めた
「わらべうたの会」。
息子が幼稚園の頃に始めたのだから、もう、6年は続いているのですね。スゴイ。
月に3回の集いは、かなりの人気で、今は、表立った募集はしていないとのこと
だったのだけれど、知り合いということで、仲間に入れてもらえることになりました。

当日。出かける日は、どうして判るのか?娘は、いつも早起き。
この日も、なんと6時には起きてきました。あーあ。集いの最中に眠くなっちゃうかな。
そんなことを考えたら、ちょっと、緊張。
けれど、「お久しぶり!」の言葉に、一瞬で緊張もほぐれました
もう一人の先生も、息子が幼稚園に通っていたときの知り合いのお母さん。
懐かしい想いで、なんとなく、胸が一杯になりました。

しかし、娘は・・・・・・・・・・。
どうやら、最近、人見知り、場所見知りをするようになったようで、モジモジモジ。
私のお尻にくっついて、ちっとも離れようとしません。
けれど、「さあ、はじめましょう!」の声と共に、先生が歌い始めると・・・・・・・・
とたんに、目をキラキラ輝かせて、輪の中に入っていきました。

つっつきましょ ぽこぺん だぁーれ?○○ちゃん。

こちらの会でも、そんな優しい歌にのせて、名前を呼ぶことからスタートです。
ちいさなお人形が差し出されると、娘は、小さな手のひらを一杯にひらいて、
手のひらの上で、お人形が踊るのを見つめています。
人形に釘づけで、「はーい!」は出来なかったけれど、代わりに、母が「はーい!」。
それからは、あっという間でした。
背中合わせにお餅をついたり、鈴の音を楽しみながら、虫のうたを歌ったり。

ちんちろりん ちんちろりん かたさせ すそさせ 寒さがくるぞ

みんなで輪になって、小さな鈴をふりながら歌う時間の温かさ。
なぜだか、あふれてくる優しい気持ち。
なんと不思議で、幸せな時間なのでしょう。

この秋の歌。私は、寒さで肩や裾から出た足がさされるようだ・・・という意味なのかと
その場で、勝手に解釈していました。「~させ」なんて、変な言葉遣いだなあと。
でも、家に帰ってから調べたら、「させ」は、「刺せ」なのだそうです。
昔は、寒さが来る前に、繕い物をしておかなくては、いけなかったのですね。
繕うより買った方が安い現代。昔の人が、そうやって季節を感じながら
生活していたことを想い、ちょっと、しんみりしたのでした。

さてさて、他にも驚きが。
輪になって行う、のんびりした鬼ごっこ?のようなものは、目からウロコ。
なにも、大騒ぎして走り回って捕まえるばかりが、鬼ごっこでは、ないのですよね。
娘の大好きな、体を使った大きな遊びもありました。
チューブの輪をピョンピョンととんだり、縄跳びをしたり!!
どれもこれも、もちろん、わらべうたにのせてです。

娘さん縄跳びでは、上手に跳ぶお兄ちゃんを真似て、果敢にも、一人で挑戦。
母の手を振りほどいて、前に出て行きました
「同じ年頃の子は、みんなお母さんと一緒なのに・・・・」と、一緒に出来なかった母は、
ちょっと複雑な気持ち。っていうか、振りほどくことないのにさ、ブツブツ。
両足でピョン!は、まだ、出来ないけれど、縄をまたいで、戻って、また縄をまたぐ・・・。
その繰り返しを、教えられなくても、ちゃんとやりのけたのには、母も驚きました。
さすが、下の子。上の子の真似をすることが、自然に身についているのですよね。

幼稚園の会のベテランの先生に比べ、若さ溢れる内容で、また、違う魅力の会でした。
これからも、定期的に通わせて頂く約束をして、隣の図書館で本を返して(もう一暴れ?
帰宅。車のアクセルを踏んだ5秒後には、寝ていた娘デシタ
楽しかったのだろうな~。
おかげで、お昼寝の娘の横で、帰りに頂いた10月のおたよりを、ゆっくりと
読むことができました。
これを読んで、ますます「わらべうた」が好きになった・こももです。

わらべうた遊びでは、よくまるい円を作り遊びます。
円を何人かで作るということは、ひとりひとりの気持ちの向け方で
美しい形にも乱れた形にもなります。
幼い頃から遊びの中でこの美しい形を意識し
自分の位置を考える事は、自然とお友だちの存在に気づき
思いやる気持ちが芽生えるのだと思います。
輪を作りながら人とのつながりの和を育んでいきたいですね。