ぼちぼち日記

大切な日々のこと

ターシャ・チューダーの言葉

2008-05-02 10:48:29 | わたしの読書

『今がいちばんいい時よ』
ターシャ・チューダー リチャード・W・ブラウン写真 ウィンズロー・チューダー写真
食野雅子 訳
『楽しみは創り出せるものよ』
ターシャ・チューダー リチャード・W・ブラウン写真 食野雅子 訳
『生きていることを楽しんで』
ターシャ・チューダー リチャード・W・ブラウン写真 食野雅子 訳

ターシャ・チューダーという作家さんを知ったのは、2年くらい前だったでしょうか。
図書館ボランティアの勉強会で、美しいお庭の写真集を紹介した方がいたのです。
そのときは、「お庭が綺麗だなあ」「こんなお庭欲しいなあ」そんな感想で終わってしまったのですが、
その後、「あのお庭の人だ。」と、見入ってしまったNHKのスペシャルで、すっかり、ターシャ・チューダーという作家さんの、暮らし方のファンになってしまいました。
番組は、お庭を紹介するというものではなく、彼女の暮らし方、子育てに焦点を当てたものでした。

中でも、憧れてしまったのが、お人形づくり。
子どものために、自らの手で人形を作り、子どもたちが楽しめるようにと、人形の服のカタログまで作ってしまったのだとか。
子どもたちは、カタログで服を選び、それを、彼女が仕立てるのです。
楽しそうーっ!
けれど、何より私が驚いたのは、彼女が仕事を持っていたということ。
その頃、仕事と家事の両立に四苦八苦し、時間に追われる毎日を送っていた私には、目からウロコでした。
時間がないと嘆いていても、何も始まらない。時間は、作らなければ、ね。

だから、ことり文庫さんに教えて頂いた講演会で、「ターシャとの出会い」というお話が聞けると知ったときは、本当に、本当に、心が躍りました。でも、冷静に考えてみれば、いけるはずもないのです。誰が、オッパイあげるのってことですからね。くすん。
そんな訳で、ブログで教えて頂いた本たちを、図書館から借りて、気持ちだけターシャの世界に浸ってみました。

ターシャの簡潔な言葉と、美しい写真で構成された本。
暮らし方の原点が、そこにあります。本当に、素敵な本でした。
私も、ターシャのような視点で、家の仕事、育児を見つめなおしてみたいな。
きっと、掃除にも、お皿洗いにも、暮らすことの喜びは、見つけられるはず。
そう思うのです。

そうそう。
家でも職場でもガーデニング隊長の旦那に見せてあげたら、驚くほど熱心に、読んで(見て?)おりました
こんな庭があったら、会社に行かなくなりそう。あなた・・・。
さあ、私の方は、次は、ターシャの絵本を読んでみよう!