今回は訪問施設数的には不発で終わったぐるっとパス2017Part2。
その最後に向かったのはこちら、タイトルを見れば当然に、であります。
会期終了が近かったこと、他で興味のある企画展は走り始めたばかりで次回ぐるっとパスでも大丈夫、との判断。
端正にして主題以外をシンプリファイ、って何か業界用語あるのかな、した藤島作品、楽しみです。
練馬区独立!70周年記念、生誕150周年記念を謳う本展。
藤島さんというと、今回も出ていた竹橋所蔵品のそれ含めて女性が綺麗なこと。
冒頭フライヤートップの美人画から煽られる^^;のですが、彼は同じモデルの方をよく使ったのだとか。
今回だと他に「夢想」がそうじゃないかな(共に1904年)…
それと、転換期に描かれた、というものすごく肌感とか綺麗で他のそれらと少し異なる女性画、そう「東洋ぶり」(これは1924年)が凄く良かった。
彼、チャイナドレス好きなのね^^;
今回改めて思ったのは彼の風景画、セザンヌかと思えるような筆のタッチとマチエールを敢えて残したそれは素晴らしい。
明治期の方と思っていたのですが、終戦直前まで存命、台湾、朝鮮への取材や戦時下の影響が見られる作品まで網羅的に拝見しました。
鹿児島県士族にして、第1回文化勲章受章者。
その人となりにまで触れた気がした今回の入場料は1,000円。これが500円割引となって、ぐるっとパス効果は計12,380円で終了しました。