祇園祭、京都が一番暑い時期の訪問ということで、ちょっと涼みのメニューを予定に組み込みました
実は旅行前、隣接する京都近代美術館に訪問してみよう、とチェックしたら企画展は狭間で無いものの、常設展に無料で入場出来る日、と知りました。
ということで、ホテルも近場を選んだ次第なんですが、最後に「フェルメール」という名前が勝利を呼びました…
1930年代の日本画を近代美術館で拝見したかったんですが、それは次回と致しましょう
東京、BUNKAMURAに12月には来る予定の本展。
結果的には先行する京都でチェックしたことになります。
流石に作品保護の観点から28℃設定なんて出来ませんので、狙い通り35℃近い街中歩きで噴出した汗はひきましたねえ
フェルメール3部作?は最終コーナーでの展示。
それまでは、他のフェルメール展同様、同時期のオランダ人作家の作品が並びます。
ふーん、日本オランダ通商400年か…
成程ね。
このパターンの展示、tokyoboy的には実は腹を立てていないし、”羊頭狗肉”なんて言いません^^;
実際、この”黄金時代”のオランダ人画家の作品は立派なものが多く、これまで知らなかった画家との出会いの機会となりますしね
その中ではデ・ホーホ(Pieter de Hooch)の作品が多く、また目を引きました。
また、単品ではリーフェンス(Jan Lievens)の「机に向かう簿記係」が良かったなあ…
初訪問のこの美術館に関しては、建物が立派でそれそのものがアンティーク。
気に入ったのは照明が素晴らしいこと。
さて、目玉の最終コーナー。
フェルメールの3品は”手紙”三部作なんていうことになるのかな、
順に「手紙を書く女」(from Washington DC)、「手紙を読む青衣の女」(from Amsterdam)、「手紙を書く女と召使」(from Dublin) と並んでいました。
ダントツに完成度が高かったのが最後のダブリンから来た作品。
窓から入り込む光、詳細な描き込み、外を眺める召使の意味ありげな視線…
素晴らしいですねえ
修復なった青衣の女性、修復後初公開が前面に出た今回ですが、3点並べたのは正解だったでしょうか?