どうも最近ランチで出掛ける店が固定化傾向にあって、ちょっとつまらなくなっている点の解消目指し、滅多に行かない、でも偶には行きたい”優秀店”を記事化して足を運ぶようにすることとしました…
ご存知のように目黒はラーメン大激戦区。そこで定番中の定番、醤油ラーメンで3つ選ぶんですからねえ
1. 「かづ屋」さん (山手通り沿い)
目黒駅からは結構遠いロケーション。
行人坂を下って、山手通りを歩道橋で越えて…
でもねえ、その価値、あります
”綺麗なラーメン”というと思い付くのはこちらですし、時たま”目黒で「ここが一番」というラーメン屋は何処か?”という質問を頂くとこちらの名前を挙げるのが”通っぽいかな”と思っています。
で、お願いしたのはワンタンメン930円也。
だって、折角行人坂を下ったので、普通の支那そばじゃつまらない…
カウンターでじっくり製作過程を拝見して思ったのは、こちらはたっぷりのお湯で麺を泳がせ、茹で上げの際綺麗に麺を掬ってきちんと成型して丼に入れるんだなあ、ということ。
中国では普通にこんな形で汁麺が供されますが、鍋が小さく、それぞれ小さな網篭に入れて麺を茹で、パフォーマンス豊かに大袈裟に湯切りをしているお店ではこんな仕上げは出来ない。
本場中国に言及するまでもなく、これが「仕事」だと思いました。
こちらのワンタンも肉ぎっしりで感涙もの。
前述のように、シノギで転勤以来、目黒のラーメン店でどこが一番、と聞かれると「こちら」と答えてきましたが、やっぱり正解ですね
2. 「田丸」さん (権之助坂)
こちらと言えば、入る野菜がキャベツなのと丼の形状、となります。
同僚によるとチャーシュー、となりますが、チャーシュー麺を頼まない人なのでそこはよく分からないなあ…
でも、昔ながらの醤油ラーメン、というカテゴリーで考えれば昭和20年開業のこちらは、スープもすっきり美味しいし、目黒を代表する、と言えるでしょう。
で、今回お願いしたのはワンタンメン750円也。
何せ、この丼をご覧に入れたかったからなんです。
え、チャーシュー麺ではありませんよ、4枚大振りの肉が入ってデフォなんです。
うん、昔ながらに鶏のモミジとかで出汁を取ったスープでチャーシューの茹で汁を割った、と素直に思える味わい。
ワンタンはNo.1のかづ屋さんとは比較にならない殆ど小麦粉ですが、宜しいか、と…
値段は原材料費に忠実です
3. 「しみる」さん
散々悩んだ第3位の座。
こちらがやっぱり全般的にみて美味しいからと選んだのですが、その時のチョイスはラーメン。こちらのラーメンは醤油ベースではあるんですが、最近流行の魚粉系(こちらでは鰹節に異様な拘りを見せています)なので、若干方向性が違うなあ、と悩んでいました。
ちなみに、こちらの麺は全粒粉の小麦を使った自家製粉、製造。もちもちとした中太、日本蕎麦にも似た香りがあります。
で、取材完了後に…
素・醤油ラーメンという一品を出した、とブログで発見!
それでは早速、とお邪魔してみたら、もう夏バージョンの期間限定メニューということで、「冷やしラーメン」に変わっていました。
上等じゃ、ないすか…
ということで、これが冷やしラーメン中盛り(225g)、800円也の雄姿です。
何時もに比べて細切りのシコシコ麺が先ず特徴的。
汁は甘さを完全に抑えて、酸味を利かせた醤油ベースとも言えない位薄味のスープ。凄く美味しい。
これにサッと湯がいたキャベツ、ちぎった鶏ササミ、シナチクなどがトッピングで載ります。
参考その1
願いしたのはラーメン中盛り(225g)、750円也。
魚介スープが素晴らしい出来です。
参考その2
味噌中盛り(225g)、800円也。
あんまり味噌の香りは立っていなかったなあ…
ニンニク入れますか?と聞いてくれます
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(追記)
醤油ラーメンで"The Best"と思っているのは渋谷「はやし」さんです。
メニューは限定、スープと麺とのマッチングへの拘りからか、大盛りをお願い出来ない。そして醤油ラーメンでは恐らくここと双璧の王子神谷「伊藤」さんのように”肉そば”と”そば”を比較するフリをしてして2杯頼む、なんて裏ワザも続く行列では出来ないですし、そこが痛し痒しではあるんですけどねえ…
夜は営業してないし…
当初パイプ工事と称して一時期閉店。最近前を通った時、看板が見えず”あれ?まさか閉店?”、と危惧していたんですが、今回食べログをチェックすると皆さん今でも通っていますねえ…
今度、行かなくっちゃ