サントリー美術館はぐるっとパス対象施設から外れて久しいですが、時折は訪問したくなります…
でね、今回は同館開館50周年記念、第二弾。
サントリー美術館は1961年に東京・丸の内に開館いたしました。1975年には赤坂見附に移転、そして2007年3月30日、六本木に誕生した東京ミッドタウンで新たなスタートを切りました。
とか。
III、IVのいずれかが無料となるチケットを頂きました
さて、その館内。
キュレーターの方々が力を入れて各地から展示作品を集められたこと、よく分かりました。
でもねえ、余り2つのシンボルに視線を集中させた展示・説明となっていたため、作品の持つ力もあるのですが、中途半端な感じになってしまったのは否めないかな…
中国のものなど保存状態も今一つでしたからね
その中で:
「旭日鳳凰図」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)、伊藤若冲さんの作品。これが白眉でした!
1700年代後半、京都の画家。府中市美術館得意?の「奇想の画家」ということになりますが、本当に精緻な筆致が素晴らしいですよねえ
羽の部分なんか絶品です
特にこの作品は:
色彩の秘密は、若冲が得意とした必殺技法「裏彩色」。半透明の絹地の特性を生かし、表面だけでなく裏面にも彩色をほどこすというものです。たとえば表に白、裏に黄土の色を付けることで、重なった2色は黄金色に変化するわけです。
だそうです。
それと、金閣寺、火災前から唯一残る「鳳凰」。恐らく本堂の上に鎮座していたそれをこの目で見れたのは良かったかな。
笑っちゃったのは平等院の鳳凰! 正直展示されていてびっくりしたんですが…
模造でした^^;
当たり前ですけどね。