ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

スタートアップのトレンド  スモールアイデア NO 136

2018-05-16 16:21:13 | 日記
  
 最近は、ベンチャーとは言わずスタートアップというそうです。それはさておき、これを立ち上げるためには、ヒトやモノ、そしてカネが必要になります。その中でも、ヒトが最も大切のようです。ヒトが考え出したアイデアを、全員が「いいね」と推奨する場合があります。民主主義の世界では、多くの推奨が良いことになります。でも、スタートアップでは失敗の公算が高いとされます。10人中9人が反対し、アイデアを出した本人だけがやる気になっている案件が、成功する確率が高くなるようです。
 そこで、スタートアップをするときの注意点を考えてみました。スタートアップする時、資金面の心配がありました。でも、今の世の中は資金が余っている状態です。余った資金をどこに投資すれば良いか、投資家の皆さんが鵜の目鷹の目で探している状態だといっても良いようです。問題は、投資に値するかどうかというアイデアの問題になります。提案者に能力があり、案件をスピーディの運べるヒトもしくは組織に、投資家は資金を提供します。時代が進み、インターネットのサービスソフトや単体のアプリのみで成功するパターンは終了したようです。例えば、単体の事例は、送金と決済をスマホで完結するアプリなどに代表されるものでしょう。次のターゲットとして、交通インフラの整備、物流システム、都市計画、ソーシャルビジネスなどを複合化したものになっていくでしょう。これらの需要と供給のマッチングの機能を、複合的により効率的に果たせるアプリが求められるようになっているようです。
 日本国内では、資金の供給力はあるが、資金需要は乏しい状況があります。新興国では、資金需要は強いが供給力が乏しい国が多いのです。世界的な資金需給の偏在に着目し、日本で資金調達してそれらの新興国に貸し付けることが考えられます。当然、資金の供給と資金需要のマッチングが行われます。資金の移動だけでなく、資金を最も必要とする可能性のあるターゲットに、投入されることになります。このような複合的機能を持つアプリ開発は、現場を知る人材、デザインやプログラミング、経理や財務、採用や労務管理、マーケティングに長けた人材を融合したチームが必要になります。一匹狼のアイデアだけで、市場を制覇する時代は終えました。一匹狼とスタッフという少数精鋭のスタートアップが、これからのトレンドのようです。
 アプリの機能も、限界までシンプルにし、スピードを優先することになります。アプリの公開後は、ユーザーの反応を見て、高速で改善する姿勢が大切になります。確かに、機能を追加すれば、作る技術者は満足するかもしれません。でも、スペックを増やすことは、コストが高まり、時間も必要になります。それでは、大企業に負けてしまいます。負けないうちにユーザーを一定数する確保することが、スタートアップでは重要戦略になります。これを少数のチームで行うことになります。成功すれば楽しいでしょうね。