早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

時代の仰望

2006年11月06日 03時44分10秒 | 読書


光秀はうすうす気付いていた
計算の根本にある自分についてである
どうやら新時代の主人になるには向いてないようであった
かつての道三は適いていたのであろう
信長は刻薄残忍という類のない欠点を持ちながら
その欠点が旧弊を破壊し
新しい時代を創造しあげるのに神に酔うな資質になった
光秀は考えた
彼には時代の仰望に応える資質は無いようであった
人々は光秀を望まず、秀吉を望みつつある
 国盗り物語 司馬 遼太郎 


昨夜に引き続き何と素晴らしい月夜
星が全く見えない
満月の明るさはなんとも心の中まで
明るくなるようだ
夜を照らす月明かりで本が読める
田舎でなければ感じられない感覚であろう
荒んだ気持ちを少しでも明るく照らしてくれる
今夜の月明かりは
今の時代に求められる仰望ではなかろうか
 顔晴ろう…!早起き鳥
 


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