チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

財布を作ってから換える

2013年10月17日 | ちくちく縫い縫い

 

 「お金持ちのひとって財布は必ず長財布で、福沢諭吉の顔の向きまで考えて入れるらしいよ」

「風水的にレシート入れっぱなしはダメらしい」

「黄色で龍がうねってるやつかねえ」

「松居一代はお金に話しかけたり、財布を寝かす布団があるらしい」

 

などと造形教室でリーダーやほかの保護者さんと盛り上がって話す。

ふと気がつくと彫刻家のリーダー、日本画家のリーダー、そしてわたしも

みんな折り財布。レシートいれっぱなし。フフフ。

 

息子11歳がこの造形教室で小銭入れを作ってきた。

 

  ちいさいの、かわいい。

 

そこで母もガゼンやる気がおこる。

わたしも一緒に造形教室行って、そこでリーダーたちにキホンを教わりながら

長財布つくる。

 

  

皮は以前どっかのクラフトフェアで500円で買ってあったもの。

もう何年放置してあっただろう。ようやく出番。

 

ほんとうはこういう道具が必要で、造形教室にいる間はリーダーに借りていたけど

うちで作業するときはなにもない。

しょうがないからフォークで皮に穴をあける位置にしるしを打ち

それから100均で買った目打ちで穴を開けてゆく。

糸だけは手芸用品で購入し、それにさらにミツロウろうそくをこすりつけ

強度を増す。

皮を切るのはカッターナイフ。

糸はうちにあった畳針の先をやすりで丸くする。

これでよし。さあ作業。

 

革細工っていいなあ。

空いてる時間すこしだけでも作業できる。

粘土だとそうはいかない。

そして夕飯前の数十分とかを使い、少しずつ財布を縫う。

それがいま格別のたのしみ。ウフフ。