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チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

稲刈り2019

2019年09月29日 | 農作業農作物

 

 今年もこの時期がやって来ました。

稲刈り。

ここ数年、部活だと言って手伝わなかった17歳息子も

「一時間でもやれ」と夕方からハザがけに参戦。

  

 

昨年2018年を思い起こすと、田んぼの中がグジュグジュで

このバインダーという機械が沈み込んでしまい、すごい苦労していた。

さらに雑草だらけでこれが機械に巻き込み、しょっちゅう中断。

今年はそんなことはない、ないわけではないが少ない。

 

稲も「細い稲穂にちょびっとコメがしがみついてる」ような寂しい状態ではなく

ちゃんと稲が並んでぶら下がっている。がっしり、ではないけど。

 

 

 

家族総出でハザ掛けしていると、ご近所の方が「文明の利器を使わないかん」と

ネコグルマ(手押し一輪車)を二台も貸してくれた。

田んぼのそこここに落ちてある稲の束をこれに乗せて9歳息子が運ぶ。

 ほんとよく働いていた。

イセヒカリの一枚を残し、三枚の田んぼの稲刈り、ハザ掛けが一日で完了。

天候も曇りで体に負担がなく、こんなスムーズに済んだ稲刈りは初めて、と父ちゃん談。

 

 これ借りたネコグルマ。

皿の部分に穴があいてるのを、トタンと針金で補修してある。

こういうところが好きだなあ。

道具は活かされて、まだまだ生きる。

 

 


数年ぶりの新ジャガ

2019年07月10日 | 農作業農作物

 

 夏の野菜が出始めている。

うちの周りは、標高がややある中山間地だから

暖かい地域に比べて露地栽培の出回るのが遅いし、期間も短い。

 

だから収穫したものが食べれる喜びもひとしお。

 

さてジャガイモ。

芋類はイノシシの襲来が怖くて

ここ数年植えられないできた。久しぶりのジャガイモ収穫!

テンションも上がる。

これ、うちで採れたものもあるけど、もらったものの方が多い。

それが現実。。。

そしてもらったジャガイモの方が大きい。

親指ほどもない小ジャガイモ、豆かしらと思うほど。

 

冬の野菜の種が、いくつか採れそう。

とてもうつくしく枯れている。

次の秋の出番まで、ゆっくり乾かす。

 

 


2019田んぼ

2019年06月14日 | 農作業農作物

 

 今年も田植えの時期がやってきた。

昨年、一昨年と雑草に手こずって、結果収量が少なくなってしまった。

今年は「機械で植えて、雑草を取る方へ体力を温存しておく」

というわたしの提案を採用。

 

父ちゃん、何年も使っていない二条植えの田植え機を直して

半日でほとんど植えてしまった。

あれだけ手植えにこだわっていたのに

「いや〜もっと早く機械で植えればよかった」。

 

苗はいつもご近所さんから残ったものをいただいていたんだけれど

今年は父ちゃん自作していた。

苗代作り、結構むつかしいと聞いていたけれど、結構順調に育ったのだ。

問題はあったのだけれど。

それは猫。

 

稲が芽を出す前の平らな土の上を、いい猫トイレだと思った彼らは

ガシガシと手で掻き、柔らかい新芽を猫草と思って食べる。

 

そんなこともあったけれど、とりあえずあと少しで田植えも完了する。

 

 


採ってきて食べる

2019年04月26日 | 農作業農作物

 

 遅まきながらシイタケの菌打ちをした。

 

ドリルはインパクトよりも電ドリの方がパワーがあって、断然作業効率がいい。

 

この家に住み始めたとき、ホダ木にシイタケ菌を打って育ててみた。

裏山にホダ木を置いておいたけれど、意外と乾燥していたのか

たま〜にちょろっとシイタケができるくらいで。

 

今回久しぶりに、ホームセンターで時期終わりがけでシイタケ菌が安くなってたから購入。

ホダ木は父ちゃんに山でガンガンと切ってきてもらった。

ホダ木もホームセンターで売ってはいるけれどとても高い。

まわりにあるもので、まかなっていけるのって、なんて流れがいいんだろう!

「流れがいい」・・・うーん、ほかにいい言葉ないかしら。

 

買わなくて済むというのは、慣れるとほんとに「流れがいい」と感じる。

おぜぜの入りも少ないので、出るのも少なくしないと

生活が成り立たないということもあるけれど。

 

 

左・目の前の休耕田の畔で採らせてもらったワラビ

右・近所でもらったフキの煮物

 

早川さんの作ってくれたこんにゃく。

 

これで春の一杯をやるのだー。

コシアブラが出ていないのが残念!

 

 

 

 

 


あけましておめでとうございます 2019

2019年01月02日 | 農作業農作物

                                  

 新年あけましておめでとうございます。

 

この冬のお正月の準備は

自分のところでつくったもの、友だちがつくってそれをもらったもの

から始められた。

しめ縄はうちの田んぼの稲から。

 

正月用の花は80過ぎのおばあちゃんから。

 

 

お鏡は紙粘土だけど。

 

おせちの中の黒豆は早川さん、にんじんはさっちゃん、たまごはさよちゃんち。

早川さんのこんにゃくが欲しかったけど12月中に食べてしまった。

 

もち米は作ってなかったんで、まゆみさんのところの餅米を買ってきてついた。

味噌もある。

 

ものを作っているひとたちが支えてくれて

今年の正月が迎えられました。

ひとりひとりの顔を思いながら。

 

今年もよろしくおつきあいのほど。。。

 

 

 


稲刈り、モンモン。

2018年10月12日 | 農作業農作物

 

 稲刈りにようやく手をつけることができて、ガーッとやってしまうことになった。

週末天気が悪いことが続いていて、ようやく晴天の日曜日。

部活が休みだった息子16歳ももちろん叩き起こされる。

 

 

しかし晴天すぎて暑い。

日差しは肌に刺さるよう。

父ちゃんと16歳息子はプンスカ怒っている。

「もうちょっとしっかり動けよっ」

「何言ってんの?やってんじゃん」

 

そんな中シャキシャキ文句も言わずに動く7歳息子。

エライな。

母ちゃんは一足先にうちに帰り、大急ぎでオムライス大盛りを仕上げる。

雰囲気わるいときは食べ物で機嫌取り。

 

 


今年のコメは

2018年07月20日 | 農作業農作物

 

 暑い暑い夏になってしまった。

昨年はこんなんじゃなかった。暑さもガマンできる範囲だった。

友人夫婦は「地球が変動期に入ったんじゃないか」と言っていた。

異常気象が常態化していくのかもしれない。

 

そんな夏のコメ作りはキビシイ。

といっても田んぼは父ちゃんの担当なので、わたしは気が向いたときに手伝えばよい。

  

  

 麦わら帽子が似合う父ちゃん。

除草は腰にくる。顔は真っ赤。

写真撮ってるわたしもちゃんと作業してました!

休憩してる間に撮ったのです!

 

 

 

除草剤を使う慣行の田んぼはこんなことしなくてもキレイ。

その差に薬の効果が見て取れて、ちょっと怖く感じる。

 

 

 

 今年は稲が分けつする前に虫がいっぱいついてしまい

成長があまりよくないみたい。

何年かやってるけど、何にも問題がなかったのは最初だけだった。

ビギナーズラックだったのかな。

やっぱり何にも化学的な付加をせずに育てる稲は、そんなにニンゲンの思った通りには

いかないんだね。

それがこの歳になってわかりました。

 

 

 


三枚三様

2018年05月29日 | 農作業農作物

 

 今年も田植えの時期がやってきた。

まわりはほぼみなさん、植え終わっている。

だから今年も残った苗をもらうことができて(なんだか毎年あてにしているような)、

でも父ちゃん作の苗ももちろんあります。

 

     一枚完了。

 

毎年思うのだけれど、昔の人はこの田植えを一日中やっていたのかー。

うちは3時間が限度。腰が痛くなってきて、この後腰痛が残るのが目に見える。

わたしは肘を痛めているので、鍼灸院で鍼を打ってもらって田植え。

野球選手みたいだ。

 

今年のラインナップ。

   1.あきたこまち(いただきもの)

   2.イセヒカリ(いただきもの)

   3.イセヒカリ(自作苗)

初のイセヒカリ、チャレンジ。

8歳息子も「苗のカタマリを田植えしてる私たちに向かって投げる」という仕事を

3時間ちゃんとやってくれた。

ご褒美は近くの食堂の「ドテメシ」。これも毎年恒例になりつつある。

 

  

ああ〜連れてこられちゃった。おたまじゃくし。

というかもうすでに「おたまえる」。

これ以上成長すると猫たちの餌食になってしまう。

エラ呼吸のときは目もくれないのに、なぜ肺呼吸になると視界に入るのだろうか・・・?

 

もうじき梅雨。

 

 

 

 

 


稲刈り2017〜オタスケマンたくさん登場の巻

2017年09月22日 | 農作業農作物

 

昨年は秋の長雨により田んぼがいつまでもぬかるんで、稲刈りは2週間以上かかってしまった。

今年はそれを避けるため、台風が来る前日、父ちゃんはバインダーという機械をご近所さんからお借りして

猛スピードで田んぼ二枚刈り上げた。

わたしも猛スピードでハザがけ。少しの田んぼだからできること。

 

                       バインダーってこういうの→

 

 

その晩、猛烈な強風を伴って台風がやってきたが、ハザは倒れずちゃんと立っていた。

あんまりにも強風だったから、お隣の田んぼをやってるHさん(バインダーの持ち主)が朝一で見に行ってくれたらしい。

「おー倒れとらんかったなー」

     

ハザが倒れなかったのは、ハザ木の足場を多くして、しっかり立ててあったからだと思う。

そのハザ木はお隣の地区のWさんが「もううちはハザがけせんで、持ってってええよ」と言ってこの夏

いっぱいくださったものだ。

  

そして昨日。

父ちゃん残りの稲刈りから帰ってきて「いやー残りの田んぼ、Kさんが全部刈ってくれた」。

稲の根元に雑草が生え過ぎて、バインダーが動きにくくなっちゃってもごもごしていたら

近所のKさんが「うちのバインダーまだ洗ってないから、貸してやるよ」と言って持ってきて

そのままガーっと残りを刈ってくれたらしい。

 

もともと田植えの際の苗代も、ご近所さんから残りをもらったものだ。

なんていろいろ助けてもらってる田んぼなんだろう。

っていうか自分でぜんぜんできてないじゃん。

でもありがたいなあ〜。

実りの秋は、人情の実る秋なのかな。

 

  

台風一過の落としもの。

くるみの実を息子と集めてみる。

朽ちていく色もきれい。

 

 

 


草取りは田植えの3倍しんどい

2017年07月10日 | 農作業農作物

 

 今年の梅雨はカラ梅雨だ、このあたりでは。

その「カラ」のとき、うちの田んぼは水がなくなって干上がる寸前だった。

あとはダダーッと降ったので、今はとりあえず稲は育っている。

 

   

 ・・・・がしかし。

   

よく見ると、稲と稲の間には深くて暗い河がある、のではなく

名前も知らぬ草たちがシゲシゲしている。


 

本来ならば除草は草がまだ小さくて取りやすい時期にやるものである。

しかしその頃、こちらでは雨が降らず田んぼの地が固まっており、除草ができなかったのだ。

そして育ってしまった雑草を取るのは、ひじょうに難儀であった。

 

 

草はぐっとチカラを入れないと抜けない。

 

まわりの小さい草も取って、水中の根っこも掻き取る。

 

少しだけならなんともない作業なんだけれど、これを何百回とやってごらん。

手には握力がもう残らない、そして田植えの3倍の時間はかがんでいないといけないから腰がくだける。

田植えのような達成感もない。

つらい。

 

ということで、父ちゃんは「もう一枚だけでいい。あとの二枚はもうやらない」と言った。

でもいいのだろうか。

女ひとりで田んぼをずっとやってきた友だちにこの状態を見てもらったら

「う〜ん、表向き大丈夫に見えてても、雑草の根っこが稲の成長を邪魔して何か起こるかも」

それって病気とか・・・?!

やっぱり取らなきゃダメなんだろうな。

いつ、いつやろうか。うーん。

 

 

この日は朝早くから家族総出で草取りし(6歳児は遊んでてもらう)

それからオトナは草刈機で畔刈り。

今年は畔にネジバナがたくさん咲いている。

これを避けて草刈り。一服の清涼剤。