チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

禁断の編み物の沼地へ

2019年02月19日 | ちくちく縫い縫い

 

 何度も何度も「編み物できるようになりたい」と言い続け、

簡単に編み物できるキットを買ったり

知人に少しずつ教わったりしてきたけど

ちょっと今回は山を一つ越えた気がする。

 

        

それは「靴下」を棒針で編むことができたから。

 

 

よく見ると左右柄が違う、カタチも大きさも違う、ひきつれている・・・

反省点は数々あれど完成して履くことができるという、それだけで満足。

        

この冬は室内ばきも一足できたし(とうてい写真upできない仕上がり)

ネックウォーマーもできた。

何度も何度もほどいて、苦手な「目を数える」ことをくりかえし。

 

前から気がついていたんだけれど

わたしは「数を数える」ことがとても苦手です。

パッと見てみかんが5個、とかわからない。

ひとつひとつ見ても途中で分からなくなって、何度も数え直す。

そんなわたしが編み物をやるというのは、とても時間を要するものでした。

 

 

ウールの匂いが好きなのか、猫が靴下にスリスリする。

スリスリするだけでなく、噛み噛みして足で蹴りつける。

その辺に脱ぎすてることはできない。大事にせねば。

 

 

 

 


靴下お直し、超いいかげんvers.

2019年01月28日 | ちくちく縫い縫い

 

 わたしは冷え性でオトナになってもしもやけができる。

 

以前毛糸で編んである靴下をいただいて、初めて履いたとき

そのあったかさに感激し、それ以降冬は毛糸の靴下を愛用している。

しかし毎日履きたいところなんだけれど手編みの靴下は高価で、

また穴が開きやすい。

 

 こんなふうに。

もうちょっと履くと、毛糸が切れてくる。

そうなる前になんとかしなくては。

   

最初は刺繍糸で格子状に補強していたんだけれど

面積がでかくなるとこうはいかない。

細めの毛糸に切り替えて、もう網戸を縫うようにザクザクザク!

早い早い。刺繍糸の倍くらい早い。しかし見てくれが悪い。

   

ふと見ると「赤カブ」な色合い。

かなり厚くなっている。

これで洗濯すれば、縮んでさらに強くなるはず。

 

   

はき心地も意外とよく。

 

さて次はそろそろ禁断の「靴下編み」に挑戦しようか・・・。

(いったい何度このセリフを言っているのか)


Gパンrepaired 2018/9-1

2018年09月18日 | ちくちく縫い縫い

        

                     

 わたしばを一緒にやっているHさんのズボン。

お直しで預かったのはこれで何度めかな。

久しぶりに手にすると「おかえり」というかんじ。

いっぱい働いて、帰ってくるたびに、ズボンは生きた肌になってくる。

 

   ズボン内側

 

 おしり部分の補強

 

   

 

 

次のズボンにつづく。

 

 


米袋バッグ、弁当包み、台所ふきん。

2018年04月29日 | ちくちく縫い縫い

 

 3月忙しかったから思い切って4月はミシンぬいぬいの月にした。

しかし入学だの春休みだのと、なかなか時間が取れず、断続的に作業はすすむ。

 

今日は前から作りたかった「コメ袋のバッグ」。

収穫した米を入れる袋は、ホームセンターなどで買っているけど

何度か使うとよれてくるし、虫が湧くのが難点。

でも紙が三層にもなってしっかりしていて、もったいない。

柄はこんな感じになります。

ふつうの電動ミシンではできないこと。

この足踏みさんがいるからできること!

と言いつつ調子に乗ってスピード出すと針が折れる(二回も折った)。

 

余っていたハギレをロックミシンで継いで、大きな一枚にし

お弁当包みもいっぱい縫った。

古いシーツもロックで縫って、台所のふきんに。

このシーツ、穴があいてたけど、質感がまた良くて、ストライプの柄がね、またいい。

 

さてさてミシン仕事はまだまだ続く・・・。なかなかupできないけれど。

 

 


青いカーテン

2018年04月11日 | ちくちく縫い縫い

 

 長い春休みを終えて、15歳息子は高校生になった。

中学校のクラスメイトはほぼみんなばらばらに違う学校へ行き

不安だけど期待もある新しい環境に入ってゆく。

夕方台所でわたしがカーペンターズをかけていたら、息子がやたらにそれを聴きたがり

ああ、そういう気分なんだな、とこちらまで感傷的になってしまった、ほろり。。。

 

 

 

今月はようやくミシンがかけられる。ミシン月間。

久しぶりに足踏みもロックも、そしていつもの古い電動もすべて出してミシンミシン!

学校へ持っていく雑巾もどんどん縫う。

台所の敷物も、弁当包みもガンガン縫う。

 

息子の部屋のカーテンも新しくした。

青い綿。

朝見ると、部屋の中に湖のような水色が浮かんでいた。

寒色は個人的にはあまり好きではなかったんだけど、いい感じだった。

 

窓の外はヤマツツジが次々と咲き出して、いろいろな木々の新芽がすぐ近くに見える。

朝早くにはアカゲラのコツコツコツが聞こえる。

いい部屋だなあ。羨ましいと思う。

 

 

 

 


くつしたは穴だらけ

2018年03月26日 | ちくちく縫い縫い

 

 15歳息子の高校受験も無事終わり

志望校に行けることになって、わが家は「風邪インフルエンザ戒厳令」が解かれた。

そこで気がゆるんだ息子がまず風邪をひき

次いでゆるんだわたしが感染してたおれた。

 

しかし熱があってだるいし咳も鼻も出るのに、高熱をよくだすわたしはこういうとき動ける。

動くとよくないのはわかってるんだけど、こういうときしかできない、

と思ってやっちゃう。

 

今回は靴下の繕い。

穴が開いたものがたまっている。

ずっとやりたかったダーニングにチャレンジ!わーい!

鼻水が垂れるので鼻にティッシュをつめてチクチク。

 

  

見よう見まねで取り急ぎ一足。

ほんとは同じような毛糸でやるらしいんだけど、手元にないので

刺繍糸を使った。

それがダーニングを一層むつかしくさせてしまった!

きれいな格子模様なんてできないできない。

    

こっちは穴がまだ小さかったからよかったけど

でも仕上げは人様に見せられるものではなく・・・。

 

でもお直ししたくつしたを履いてみてわかったんだけれど

直した後でも足の裏にひびかないということ。

直した後が少しだけ分厚くなって、はき心地は前よりもいい感じ。

次回はぜひ細めの毛糸を使って直してみたい。

 

   

 

ダーニングも穴が「みかんが通る」くらいの大きさだともうだめ。

とういうかそんなになるまで放っておくのが悪いんだけど。

それは合皮をパッチワークしてみました。

半分室内ばき感覚。

これだとかなり「履いてる」感があって、

ビルケンみたいな靴しか履かないわたしだからいいものの

ぴちっとした靴だと入らないかも。

 

何にせよ気に入っているくつしたがまだまだ履けるのはうれしい。

だってくつした、高いんだもの。

 

 

 

 


給食エプロンの生地が好き

2017年11月14日 | ちくちく縫い縫い

 

 冬が〜来るまえに〜♪

そう、冬が来るまえに土の仕事を進めたいと思って

ミシン、毛糸は触らないようガマンしていた。

でももうダメだ。

 

実家から古いシミだらけの白い綿をもらってあって、それを取り出す。

それはまさに「給食のエプロン」の生地。

この生地はシンプルで丈夫で飾り気がなくて、買うにしても安い。わたしは大好き。

カーテンにもこれを使っているくらい。

汚れを酸素系漂白剤と熱湯を使って落とし、パリッとさせて作業開始。

 

さて今回は割烹着にしたい。

 しかし意外とこの手の型紙はないのだ。

しょうがないから持ってるチュニックから大まかに型をとってみた。

するとチュニックは袖が細い。とくに脇の下のあたりがタイト。

これでは割烹着にならない。

改めて割烹着らしく袖をたっぷりとって作り直し。

 

     

まさしく割烹着。そして給食おばちゃんぽい。

 自撮りは小さく・・・。

 

   

後ろは紐結びにしたかったんだけど、身頃を大きく取りすぎたんで

ボタンにすることに。

しかし意外とこれに合うボタンがない。たぶん真っ白の飾りけのないプラスティックのボタンが合うんだろうな。

それまでは安全ピンで。しかし安全ピンもなんとなく合うような気がする。

 

 

おまけに腹巻。

むかしのI.S(このころはI.Sといえば服のブランドだった。。。)のタイトな半袖ニット。

I.Sらしく生地がものすごくいい。

いい生地は虫に喰われる。

しかし虫食い穴が大きくあいてしまっても、色もいいし肌さわりもいい。

それで捨てられずにとっておいた。

(このような服やカバンが数十年前からいろいろ再出演を待って控えているのだった)

今回それを思い切って半分にして腹巻きにしました。

生地のよさを肌で感じる。

満足満足。

実はさらにツィードを使ってネックウォーマーも作ったんだけど。えへへ。

あー少しだけどミシン欲満足。

さて、これで真冬が来るまでミシンはガマン。

 

 

 

 


ミシンは精神安定剤

2017年06月25日 | ちくちく縫い縫い

 

 ここのところ土に触れるのは陶器の方でなく、畑の方が多い。

同じ土なんだけど、いろいろ違うことがある。

迷うときにはなんでかミシンのタンタンタンという音が

わたしの生活をわたしのペースに戻してくれます。

タンタンタンタン・・・。

 

ここ数日はそんな感じで、いろいろ作りました。

 

 

 

6歳息子の、命名「ニンジンパンツ」。

ちょっと前までは6歳息子はわたしの作るズボンばっかりだった。

でももう嬉しそうにわたしの作ったものを着てくれる時期は終わってしまったみたい。

「これ着てみてー」ちょっと考えてから「おやすみの日に着るね」。

 


  

これなんて、みんなが着てるジャージの代わりにと作ったんだけど。

これも学校には着てくれないみたい。

かなりさみしい。

 

いいよ、自分のものを作るからさ。

 

これ、いただいたものの中にあって「お弁当包みでにでもしよう」と思ったところ

ふと思いついて首に巻いてみたら、ええ〜いいじゃん!あまりに心地よい肌触りにウットリ。

お弁当包みはやめました。色柄もいいしね。

第一もとの持ち主の大事にとっておいた気持ちがなんとなく来たのです。だから。

 


 

さて。今回はこれをガンガン縫いました。

布ナプキンです。

布作家さんからいただいた生地の中にネルがあって、さわっていたら「ああいいなー」って思って

チョキチョキして、いーっぱい縫いました。

ネル生地の間にはいらなくなった綿のシーツを何層にも重ねて間に入れて。

よく見かける楕円型にしなかったのは、うまくロックミシンが使えなかったから。

でもまあいいやー。

生理中だったので作ってすぐに使ってみました。

 

自分のカラダのことを丁寧に、大事にするって

まわりのことも大事にできる。

そういう気持ちが戻ってきたかんじ。

 

ミシンはやっぱりわたしの精神安定剤です。

小学二年の頃からね。

タンタンタンタン・・・・・。

 

 

 


ズボンお直し〜友人編

2017年05月02日 | ちくちく縫い縫い

 

 先日お味噌を教えてもらったお礼に、その友人のズボンの直しをすることにしました。

 

  

ズボンはすでにご本人の手によって一部直しが入ってましたが

生地が弱くなるほど履き込まれていて、もっとヌイヌイしないとまたすぐ破れそう。



     

接着芯を貼りつけ、上から帆布を縫いつける。

今回上糸がしろ、下糸を紺にする。

表からも裏からもガンガン縫ってく。

「H」はこのズボンの持ち主の名前から。



     

ところによって、裏から当てる布も変えてみる。



  

もともとの直しの糸、きいろと相まっていい感じに。



  

かさなってかさなって、別の布地に生まれかわる。

こうなると汚れもかえってあったほうがいいと思える。

 

まだあと2本ある。うふふ、楽しみ〜