Gigazineの書き方だと、『構想15年以上・押井守監督の“集大成”となる映画』なのだそうだ。
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「ガルム・ウォーズ」が公開された。死んでもその戦闘データが新たな体に引き継がれる。ひたすらに「現在」が繰り返されて「未来」が訪れないガルムを描く。
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押井監督作品である以上、見る。20日公開なので、初日に出向きたかったが、考査の採点が終わる時間が読めなくて断念。21日にいつものmovixで見てきた。
【雑感】
難解な1本である。
オーディエンスを無口にする映画である。
おそらく評価は1か5の作品である。
登場人物(キャラクター)は少ない。設定は不可思議だ。
押井監督らしい映像なのは間違いない。でも、「攻機」「パト」のようなメカメカしたものが、カチャカチャ、ゴチャゴチャ出てくるわけではない。
死んでもその戦闘データが新たな体に引き継がれる。形は違うけど、この作品に似てないか。
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ひょっとすると、監督の才能は枯渇したのか。そんなふうに思う人もいるかも知れない。でも、監督が「万人受けはめざさない」覚悟を決めた作品、作りたかった作品なのはわかる。