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全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

フィルムカメラ

2008-04-23 05:08:37 | 全英連参加者 2008

 15日に「4台目のデジタルカメラ」を投稿後、ちょっと考えた。

 生徒たちのケイタイには、ほぼ間違いなくデジタルカメラ(機能)がついている。あれをあの子たちは何と呼んでいるかというと、カメラ(機能)である。そこには、”デジタル”という形容詞はまずつかない。昔からのカメラ、いわゆる35mmフィルムを装填して撮影するカメラなど、下手をすると見たこともないし、知識としても知らない。だから最近こんな言葉が使われている。

 フィルムカメラ

 僕はカメラの使い方は父親に教えてもらった。一番最初に教えてもらったのは、フィルムの装填方法だった。僕にとってカメラはフィルムが当たり前だから、わざわざフィルムとつけることには、ちょっと違和感がある。だから、何となくだけど、デジカメ・デジタルカメラということばは使うけど、今使っているサイバーショットを、カメラとは言わないように思う。デジカメである。別にこだわっているのはなく、無意識なのだろう。

 言葉の使い方が変わる。これは、ちょうどテレビ(放送)が今ではカラー放送を指すのと同じような気がする。テレビは最初白黒放送が当たり前。カラー放送は、それを見るための専用のカラーテレビが必要だった。テレビ番組表でも、カラー放送はわざわざ、「カラー」と印がついていたものだった。その後徐々にカラー放送が当たり前になると、白黒でしか撮影されていない(古い)番組を放送する場合、番組表に「白黒」と表示されるようになった。まさに、主役が交代である。カメラも、デジカメが当たり前になり、フィルムを使うものを、種別しなければならない時代が徐々に近づいているのかもしれない。


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