昔から、英語が苦手な生徒がする典型的な間違いとして、dogをbogと書いてしまうことがあげられる。でも、これは、ある程度勉強のできる学校の生徒はしないとされていた間違いである。
でも、ここ数年どうもそうではない。
dog bog... このようなつづりを間違えるレベルの生徒は、たとえばこんな文章をノートにとるときどうすると考えられていたか。
I have a dog, whose name is Taro.
I h a v e a d o g , w h o s e n a m e i s T a r o.(1文字ずつ)
である。単語レベル、意味を成す語句レベル、文単位とレベルが上がっていく。1文字ずつ書き取る生徒がdbの書き間違いを起こすといわれていた。でも、最近は違うようだ。語句レベルや、へたをすると文単位で書き取れる生徒でもdbの間違いを犯すこともある。そういう生徒は英語ができないか、英文が読めないかというとそんなことはない。読めるし意味もわかるのである。でも、書き間違える。書く力が特に落ちている。それを強く感じる。
中学校の先生と話しをしても、以前と比較すると授業中に書く活動に割く時間が減っていることは間違いないようだ。
さて、問題点はわかった、危機感も中高で共有できそうだ。では、対応はどうすればいいのか。様々な方法が模索されているが、決定打がない。
何かいい方法はないものか。