Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

イエズスは聖母があってからこそ、聖母が私たちの霊的な母となられて私たちを生み出すことができた。

2023年02月15日 | お説教・霊的講話

2022年11月5日(初土) 修道院 小野田神父 説教

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

サマーズ神父様、そして愛する兄弟姉妹の皆様、
今日は初土曜日のミサをしています。マリア様の汚れなき御心の信心を行いましょう。このミサのあとで御聖体降福式があります。

福音のなかでは、イエズス様はマリア様を指して聖ヨハネに向かって、「汝の母を見よ」とおっしゃいました。そしてマリア様に向かっては「汝の子を見よ」 Ecce mater tua. Ecce filius tuus. と言いました。

ポンシオ・ピラトは、イエズス様についてはこう言いました。Ecce homo. 「この人を見よ」つまり、その文脈では「お前たちの王を見よ」と。そしてこの王は、第二のエワを、私たちに母を与えてくださいました。マリア様です。このことはただ偶然起こったことではありません。世の最初から計画されていたことでした。

天主は、アダムとエワの時代から、アダムに助け手を与えようと思っていました。
アダムのわき腹からエワが生まれたように、そしてアダムというその一人から女なしにエワが生まれたように、マリア様という第二のエワから男無しに第二のアダムであるイエズス・キリストが生まれ、マリア様とイエズス様は第二のアダム・第二のエワとして愛する多くの人類を贖うために計画されていました。これはもちろん旧約時代、旧約聖書でいろいろ多くのところで預言されていました。 

アブラハムはサラがあったからこそ救いの民を作ることができましたし、またノアも、ノアの妻があったからこそその子供たちを救うことができました。

イエズス様もマリア様があってからこそ、マリア様が私たちの霊的な母となられて私たちを生み出すことができ、そして11月の1日に祝った諸聖人たちは、まさにマリア様の子どもとして天国にいます。

私たちも是非マリア様の御心にいて、マリア様を母として、そして天国に遂に生まれますように、今日汚れなき御心の信心を行いましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によって、アーメン。



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