裏磐梯（その３）

イエローフォールです。
自然に湧き出してくる水が凍り付いてできるそうです。
水の中に鉄分や硫黄分が含まれており、それが凍り付いて
黄色く見えるのでこの名があるそうです。
人間と比べるとその大きさがわかります。




真下に行って見上げて見ました。
かなり大きな滝のようになっています。
夏は水が流れていないそうです。
冬だけ見られる自然の芸術品ですね。




丸い実が残っています。
ミヤマハンノキです。
カバノキ科の落葉低木で春には長い花穂が垂れ下がります。
新芽も用意されています。




雪原にスノーシューの足跡が残っています。
我々が歩いた跡です。
夏は歩くルートが決められていますが、雪があると
好きなように歩けます。
新しいところに足跡をつけるのは気持ちよいものです。




リーダーがホットワインを作ってくれました。
赤ワインにハチミツなどを入れて暖めます。
冷えた体が一気に温まりました。



ワインは普通冷やして飲みます。
暖めて飲んだのは初めてでした。
ホットワインにするワインは高級ワインほどよいそうです。
残ったようなのでお代わりしました。



遠くにうっすらと雪を抱いた山が見えます。
飯豊連峰だそうです。
「やまや」には憧れの山です。
無人小屋を泊まり歩くので、荷物が多くなります。
もう少し晴れていればきれいに見えたことだと思います。



山が墨絵のように見えます。
冬だけの風景です。
雪が解ければ緑一色になることでしょう。
もうすぐですね。



再び西吾妻山のほうを眺めてみました。
頂上付近には相変わらず雲がかかっています。
下にスキー場がみえます。
「グランデコスノーリゾート」というスキー場です。



ズーミングしてみました。
蝶々が羽根を広げたようにみえます。
ここは初心者から上級者まで楽しめるスキー場のようです。
猪苗代にはたくさんのスキー場があります。
上村愛子ちゃんが２つの金メダルをとったスキー場は
「リステルスキーファンタジア」というスキー場です。
愛ちゃんの笑顔が「ファンタジック」でした。



少しクロっぽい木がありました。
「ウダイカンバ」といって「鵜松明樺」と書きます。
燃えやすく雨でも消えないので鵜飼の時の松明（たいまつ）として
使われるそうです。
葉っぱはハート型をしています。



雪の上にアジサイのような花が落ちていました。
ツルアジサイです。
大きな木に巻きついてアジサイに似た花を咲かせます。
すっかりドライフラワーになっていました。




再び２つのロマンスリフトを乗り継いで山を降ります。
イエローフォールまで約２時間半のスノーシューでした。
これから宿に向かいます。
気温はマイナス１０℃くらいでした。
宿についたら温泉に入って冷えた体を温めます。