山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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朝鮮半島最高峰・長白山(その10)

2011-10-14 | 海外の旅
天池(1)

「天池(てんち)が見えるぞ!」
ガイドの虎ちゃんが叫んでいました。
うっすらと池らしい姿が見えます。
初めてみるカルデラ湖です。

中国側の標識

峠にはこんな標識が建っていました。
これは中国側から見た標識です。

北朝鮮側の標識

裏側に廻って見ました。
これは北朝鮮側から見た標識です。
上に描かれているマークはそれぞれの
国を現しているようです。
今、立っているところは北朝鮮の領土です。
ここには緩衝地帯が設けられているようでした。
兵隊はいませんでした。

天池の標識

こんな標識もありました。
これは中国側に建っていました。

登山道(1)

これから中国側の尾根を歩きます。
相変わらず濃いガスが漂っていました。

キバナシャクナゲ

足元にありました。
花が終わった姿です。
背が低いシャクナゲの仲間です。
花の色が黄色いので、このように呼ばれています。


トウヤクリンドウ(1)

日本の夏山でもたくさん見られる花です。
花は開かないまま枯れてしまいます。


タカネトウウチソウ

これもすっかり花が終わっていました。
トウウチソウの仲間では一番標高が高いところに
咲く花です。

チョウノスケソウ

葉っぱに特長があります。
花はチングルマに似ていますが、花弁が8枚あります。
日本人の須川長之助という植物学者が発見したので、
この名前があります。
中央アルプスの極楽平でたくさんの花をみたことがあります。
ここでは既に終わっていました。


緩やかな上り

緩やかな上りが続きます。
気温は5℃くらいに下がっていました。

登山道(2)

後ろを見ると2人ほど遅れて登っています。
それぞれに現地ガイドがついているので、心配は
なさそうです。


トウヤクリンドウ(2)

再び、トウヤクリンドウを見つけました。
たくさん花をつけていますが、やはり開いていません。
折角ツボミがでても咲かないで枯れてしまうのは
かわいそうな気がします。

登山道(3)

これから歩く尾根道が見えます。
右が天池(てんち)です。
もう少しガスがとれて欲しかったです。

天池(2)

歩いている右のほうを見ています。
ガスの中からかすかに天池が見えます。
9月は晴天率が高いというので、この時期を選びました。
でも天気だけはわかりません。
このあと、もう少し晴れることを祈りながら歩きました。