ヤクルトのウラディミール・バレンティンが60号の大台にのせた。どうせホームラン記録を破るなら、56だ、57だなどとけちなことを言わず60まで行ったらケタ違いの感じが強まる。そう思っていた。
それにしても、右への低い弾道のライナーがスタンドに飛び込んでしまったのには驚いた。ケタ違いのパワーがケタ違いの記録を産んだのだ。
故障を抱えるバレンティンはここで交代したが、今夜はこれで終わらない。宮本慎也の引退試合なのだ。5打席目、放送席も思わず身を乗り出す左飛を放ったが、スタンドに届かなかった。
おまけに、あす甲子園での巨人戦が引退試合になるという阪神の桧山進次郎が代打で登場して東京最後の顔見世。三振だったが、試合後、スタンドに沿って手を振って歩き、阪神フアンに別れを告げた。
雨中、宮本の引退セレモニー。胴上げは背番号の6回。歴代監督、チームの裏方、家族、そしてファンと四方八方に気を配ったあいさつ。ケタ違いのパワーはなかったが、チームで、全日本で、ケタ違いのリーダーシップを発揮したという選手らしい言葉だった。
ひょうきんにフェンスによじ登るなど、笑顔を絶やさない引退の顔が、テレビじじいには珍しかった。
それにしても、右への低い弾道のライナーがスタンドに飛び込んでしまったのには驚いた。ケタ違いのパワーがケタ違いの記録を産んだのだ。
故障を抱えるバレンティンはここで交代したが、今夜はこれで終わらない。宮本慎也の引退試合なのだ。5打席目、放送席も思わず身を乗り出す左飛を放ったが、スタンドに届かなかった。
おまけに、あす甲子園での巨人戦が引退試合になるという阪神の桧山進次郎が代打で登場して東京最後の顔見世。三振だったが、試合後、スタンドに沿って手を振って歩き、阪神フアンに別れを告げた。
雨中、宮本の引退セレモニー。胴上げは背番号の6回。歴代監督、チームの裏方、家族、そしてファンと四方八方に気を配ったあいさつ。ケタ違いのパワーはなかったが、チームで、全日本で、ケタ違いのリーダーシップを発揮したという選手らしい言葉だった。
ひょうきんにフェンスによじ登るなど、笑顔を絶やさない引退の顔が、テレビじじいには珍しかった。