彦四郎の中国生活

中国滞在記

「涼 青天白白 怒雷奔」―1890年代からの120年間余りの観測以来、最も暑かった今年の7月

2023-08-06 09:02:29 | 滞在記

 8月2日付朝日新聞に、「最も暑かった7月―120年間分析 45年ぶり更新」の見出し記事が掲載されていた。記事によると、19世紀末(1890年代末)に観測が始まって120年間余り。これまでの7月・1か月間の平均気温の最高は、1978年だったが、今年はその記録を45年ぶりに更新したとのことだった。京都でも、7月中旬以降からこのかた、連日35度を超える猛暑日が続いてきている。(今夏の今日までの最高気温の日は、7月26日の38.9度)

 京都市出町柳の寺の門前に、「涼 青天白白 怒雷奔」と一筆、書かれていた。白い入道雲がもくもくとのぼる青い空の日中のカンカン照り。夕方近くになると雷雲が発生し、雷が怒り、風とともに大雨を降らす。しばしの間だけ、涼しくなるというような意味だろうか。

 賀茂川と高野川が合流して鴨川となる出町柳の▼三角デルタ。あまりの暑さの続く日々、ここの河原に涼しさを求めてたくさんの人が訪れる。

 川の流れに足を差し入れて涼(りょう)をとる人、浅い川で遊ぶ子供たちの姿。京都市の中心部から30分ほど圏内で泳げる高野川の八瀬地区の清流、賀茂川の上流域・雲ケ畑の清流、桂川上流の保津川の清流や清滝川の清流など、京都市の北山(丹波山系)には、市内から近いところに泳げる清流が、いたるところにあることもまた、京都市の大きな魅力となっている。

 ここ出町柳にほど近い今出川河原町交差点近くにある「タナカ珈琲」店。けっこう広く、昭和レトロな店は喫煙ができる。読書を長時間する人、パソコンを持ち込んで何やらして過ごす学生などなど。かなりタバコを吸いながらゆったりと長時間過ごせる貴重な店の一つだ。猛暑の夏の7月下旬、いちごかき氷を注文してまず涼をとり、続いてアイスコーヒーを注文して1時間余りを過ごす。

 7月上旬の平日、暑い最中の哲学の道。外国人観光の姿がとても多い。私は学生時代に3年間ほどこの近くに住んでいたが、銀閣寺参道入り口の付近に、最近できたらしい喫茶店が2軒あったので入ってみた。「甘党 カンヌ」と書かれた、民家の一部を改装してつくられた店。疎水を眺めながらかき氷を注文する。

 その隣には、土蔵(倉)を改装してつくられた「CAFEE   BEF」。2階席に入ると天井の梁や土壁がそのままの店内。

 ここでも疎水を眺めながら過ごした。窓からは真如堂の三重の塔も見える。夏の花「芙蓉(ふよう)」が哲学の道沿いに咲く。

 7月31日(月)から8月1日(火)にかけて、故郷・福井県南越前町の実家に帰省した。

 31日の夜7時から深夜の12時までの5時間、越前市(旧・武生市)内の居酒屋やフィリピンパブにて、親友の山本君・松本君と3人で久しぶりに会い、生ビールジョッキ🍺7〜8杯、ウイスキーロック5〜6杯を飲み酔っぱらった。この夜は市内のビジネスホテルに泊まった。

 翌日1日、穂のついてきた故郷の水田風景などを眺め、福井県敦賀市の海産物市場にて、5軒ほどの親戚への中元(サザエ・マグロ・エビ)を買い発送。竹生島が望める奥琵琶湖の景色を見、安曇川にそって朽木村や京都・大原の里ぞいの鯖街道を通り京都に戻った。