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~アジアの伝統文化に触れて~

東大寺ー聖武天皇祭ー(誕生寺・不空院・十輪院・徳融寺)

2017-05-02 | 旅行記(奈良)
聖武祭が始まるまでの時間、ちょっと近くまで....

中将姫生誕の地と伝わる誕生寺です。
伝承がさだかかどうかは別として、時空の隔たりを超えて中将姫を偲ぶことができる場所でした。










中将姫の父親、藤原豊成の邸宅跡と伝わる徳融寺です。
中将姫の修道の場であったとも言われています。





十輪院は、元興寺の一子院と言われ、あの吉備真備の長男・朝野宿禰魚養の開基とも伝わっています。魚養は奈良時代の官人で能書家だったそうです。
魚養塚(うおかいづか)が祀られていました。

魚養伝説に興味があって行った場所ですが、本堂の中に祀られた重要文化財の石仏龕は珍しいもので、すごい迫力でした。






不空院の秘仏も今の時期だけ公開中です。
本尊の不空羂索観音菩薩坐像は手にもっている蓮華の花が開いているのが珍しく、今まさに悟りを開かれた姿を現しているのだとか。

秘仏の宇賀弁財天は、豊穣福徳の宇賀神と弁財天が習合した形です。
弁財天の頭上に体は蛇で頭は老人の宇賀神がのっていました。

また、不空院は鑑真和上も弘法大師も住まわれた場所です。長屋王が唐に送った袈裟の話、「風月同天」、井上内親王の話、縁切寺の由来となる芸妓さんの話などお寺の方に説明していただき一つのお寺や院の長い歴史の中で生きた人々に思いをはせました。




東大寺は子供の遠足と外国人観光客で大賑わい
聖武天皇祭も厳かに開催されていました。







聖武天皇祭 舞楽


今回は体調に気を付けて、のんびりコースと決めてたのに、レンタサイクルでついついあちこち行きたい場所が増えてしまった

奈良巡り中は血も巡ったけど、帰宅した今は顔がむくんで疲労困憊....また無理してしまった

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