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保育所入所の選考基準、公開進む 京都・乙訓地域

2017-11-20 11:24:28 | 護 help
 京都府の乙訓2市1町で2018年度当初の保育所入所の申し込みが12月に控える中、長岡京市が入所の可否を決める選考基準の公開を始めた。待機児童問題が大きくなる中、選考に落ちた保護者の疑念は根強く、市は「透明性を確保したい」とする。待機児童が大幅に増えた向日市でも公開に向けた作業を進めている。

 17年度当初で60人の待機児童が出た長岡京市では11月、入所申込書の配布開始に併せて18年度入所から適用する新たな選考基準を公開した。市こども福祉課は「18年度も待機児童が出る恐れがある中、納得につながる材料を示して公平性を担保する」と説明する。

 選考基準は、日常的な就労時間を40~10点の11段階に換算したり、疾病や介護の事情に即して設定したりした「基本指数」に、認可外保育園の利用などに対応する「調整指数」を増減させ、入所希望世帯それぞれの持ち点を算出。上位者から希望する保育所への入所を決めていく。

 非公開だった従来の基準から点数配分を細分化して持ち点に差がつきやすい仕組みにした。同点の場合の優先順位の付け方も明示。希望者は指数の条件設定と点数配分が一覧で分かり、自己採点できる。来年2月に予定する1次選考の結果が決まった後、市は世帯の持ち点を通知する方針という。

 待機児童の発生が続く中、市によると、希望がかなわなかった保護者からは例年「落ちた根拠を示して」「基準がわからないから信用できない」などの声が寄せられる。昨年7月に厚生労働省が、点数付けの基準の公表に努めるよう各自治体へ通知したことを受け、協議を本格化させた。

 ただ、市の担当者は「反作用として『保活』が過熱するかもしれない」と懸念も漏らす。持ち点積み増しのために認可外保育園や一時預かりを利用するなど、保育が必要な生活実態が反映しづらくなったり、経済力で持ち点に差が現れたりする恐れがあるからだ。

 11月上旬、市内であった保育所入所に関する講座では市職員が選考基準を説明。参加した育児休業中の会社員女性(35)=同市馬場=は「入所に有利か不利かの判断材料になる。職場にどう復帰するか考えやすいし、仮に選考に落ちた時も数字で明確に分かったほうがいい」と話した。

 17年度当初で国基準の待機児童が38人と16年度当初から32人増えた向日市では、従来の基準を細分化する見直し作業を進めている。新たな基準表を示して持ち点を把握してもらう方針だが、公開時期は調整中。「早ければ12月。遅ければ来年の再来年度当初入所申し込み段階」(市子育て支援課)と流動的だ。

 大山崎町では、年度当初に待機児童は出ていないものの、17年度当初の選考で第1希望がかなわないケースが目立ち始めたことから、問い合わせがあれば担当窓口で基準表を見せているという。

【 2017年11月19日 14時40分 】

フリマ主催団体が大型遊具寄付 京都・大山崎

2017-11-20 11:19:50 | 護 help
 京都府大山崎町の育児支援団体「コムズママ」がこのほど、同町円明寺の町保健センター内の子育て支援センター「ゆめほっぺ」に遊具(約5万円相当)を寄付した。

 同団体は町内でフリーマーケット「ママたちのリサイクル&手作り市(ママ市)」を主催している。寄付は町の施設や育児環境を支援しようと昨年度から実施。計5回開いた今年は出店費の一部で大型のトンネル形遊具や絵本、スリッパなどを購入して贈った。木戸有佳子代表(38)=同町円明寺=は「子育て中のママや子どもさんに楽しんでもらえたら」と話していた。

【 2017年11月18日 14時15分 】

女性への暴力、地域からなくそう 京都で取り組み

2017-11-20 10:59:03 | 護 help
 「女性に対する暴力をなくす運動」(12~25日)に合わせた取り組みが京都府乙訓地域でも始まった。街頭活動や専門家を招いた各種講座を通じて、関連する犯罪の撲滅や男女共同参画社会の在り方について考えてもらう。

■連続講座を企画

 長岡京市はこのほど、阪急長岡天神駅前など市内4カ所で、ドメスティックバイオレンス(DV)の悩みの相談先を記したチラシを配った。11月は「児童虐待防止推進月間」でもあり、市女性交流支援センターは17日から、児童虐待とDVに関する講座を連続開催する。

 街頭活動には市人権啓発推進協議会や市女性の会などから約30人が参加。駅やスーパーの前で、暴力を拒絶するシンボルマーク「パープルリボン」を添えて通行人に手渡した。

 同センターでは、「パープル&オレンジリボンプロジェクト2017」と題して、来年1月まで計5回の講座を企画した。17日は児童虐待がテーマのドラマを鑑賞後、社会福祉士と支援の在り方を考える。30日はDVが子どもの心理に与える影響などについてカウンセラーが解説。12月5日は市の担当者がDV被害者への公的支援制度について説明し、来年1月16日は同センター職員が緊急的な一時保護や精神的ケアなどDV被害者支援の事例を紹介する。

 DVなどの相談に電話や面談で応じている同センターは「支援に取り組む人材の裾野が広がってほしい」としている。講座の会場はいずれも同市神足2丁目のバンビオ1番館。問い合わせは同センター(963)5501。

■事件遺族が講演

 向日市は28日午後2~4時、寺戸公民館(同市寺戸町)で女性に対する暴力をなくす運動関連講座を開く。府警子どもと女性を守る対策室の西田勝志室長が「ストーカー事案の再発と未然防止対策について」をテーマに話す。また、愛知県西尾市で1999年、当時高校2年生だった長女を元同級生の少年に刺殺された永谷博司さんが事件から今日に至るまでの苦悩などについて語る。定員80人。申し込みは市役所代表(931)1111から市民参画課へ。定員5人で1歳から就学前までの子どもの保育もあり、17日までに同課へ予約する。

 また、12月10日午後1~3時には、京都市南区のイオンモール京都桂川で、開発政策・ジェンダー専門家の大崎麻子さんが「女男(ひと)の生き方を考える」と題して講演する。会場では女性への暴力をなくす運動の象徴である「パープルリボン」に関する作品展や人権パネル展もある。定員200人で、当日午後0時50分まで優先的に入場できる券を市役所市民参画課や市立図書館、各公民館やコミュニティーセンターで配布している。保育希望(定員8人)は24日までに同課へ。

【 2017年11月15日 12時52分 】

善意の絵本、想定大きく超す2千冊集まる 京都・向日市

2017-11-07 09:09:46 | 護 help
 京都府向日市社会福祉協議会が5日の「社協まつり」でバザーに出品するため募ってきた絵本が、想定を大きく上回る2千冊も集まった。売上金は育児支援事業に利用するため、市社協は「子育て世代を支えるために絵本を求めて」と、多くの来場を呼び掛けている。

 市社協は8月から市福祉会館(同市寺戸町)に回収箱を設置し、不要になった絵本を集めてきた。当初、目標に掲げていた500冊は9月中旬に突破、その後も集まるペースは衰えず、先月下旬に募集を締め切った。ほとんどが乳幼児向けで良好な状態の本も多い。バザーでは1冊50~300円で販売する。

 社協まつりは、市福祉会館で開催する。絵本のバザーは同館2階で開く。他にも、模擬店や舞台発表、福祉団体の作品展などがある。

【 2017年11月04日 13時00分 】

懐かしの昭和バー好評 京都・大山崎の老人センター

2017-10-31 20:02:58 | 護 help
 京都府大山崎町円明寺の町老人福祉センター長寿苑で4月から月に1回、ロビーにスクリーンを設置して懐かしの映画を鑑賞してもらう「昭和浪漫バー」が好評を博している。男性を対象に西部劇や時代劇を上映してきたが、女性も楽しめる作品を選んでほしいとの要望が出たため、ジャンルの幅を広げている。

 男性を中心に社交の機会を持ってもらおうと、毎月最終週の男湯開放日の午後1~3時に町社会福祉協議会が開いている。有料でコーヒーや菓子のサービスもあり、先月からはノンアルコールビールも用意している。ロビーにソファを並べ、毎回20人ほどがゆっくりくつろぎながら名作を楽しんでいる。

 8月までは男性向けの作品を上映してきたが、女性の利用客から「私たちも一緒に見られる映画にしてほしい」との声があった。そのため、先月はグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーン出演の「ローマの休日」(1953年)を流した。

 鑑賞した20人ほどの半数は女性で、坂口敏子さん(88)は「若い頃に『ヘプバーンカット』という短い髪形がはやった。映画を見て懐かしく感じ、感動した」と、興奮気味に振り返った。

【 2017年10月25日 10時29分 】

子ども無料の食堂、保育士らオープン 京都・長岡京市で月1回

2017-10-10 10:29:27 | 護 help
 京都府長岡京市内の保育士らが中心となり、平日夜に料理を安価で提供する「食堂タオタオ」を、同市八条が丘2丁目のきまぐれカフェぽちゃなでスタートさせた。関係者は「子ども連れから高齢者まで地域住民が世代を問わず集い、交流できる場を目指す」としている。

 リーダーは同市下海印寺の保育園「アヤナイハウス」の保育士矢吹早苗さん(32)。児童養護施設勤務の経験から、「人と食べることで子どもの心身を安心させることができる」と実感し、食に関して勉強してきた。

 同園を運営する「せきゅりてぃーぶらんけっと」田中ゆか代表から同カフェでの食堂運営の提案を受け、矢吹さんは「おなかをすかせた子や、息抜きしたい父母、地域の高齢者が食事で交流できる場をつくりたい」と開店を決意。系列保育園の保育士やスタッフらと準備を重ねてきた。

 開設・運営は府の補助金を受けて実施するが、世代を問わず交流できるようにと参加対象を限定していない。

 9月上旬の初日のメニューは夏野菜カレーで、フードバンク長岡京や協力者から集めた食材で作った。三木優翔ちゃん(2)と訪れた母親の瑠璃さん(35)=同市馬場=は「親子でゆっくりできた。リーズナブルだし、保育所の先生だと安心」とほほえんだ。

 次回は5日午後6~8時、ポークビーンズを提供。今後も平日夜に月1回のペースで開催する予定。子どもは無料、子連れの大人300円、大人のみは500円。コーヒーも提供する。

 会場の同カフェでは毎月第3土曜の昼にも別団体の「ハチドリ」が子ども食堂を開いている。

【 2017年10月03日 12時20分 】

学生企画で高齢者交流 京都・大山崎の施設

2017-10-10 10:20:05 | 護 help
 高齢者が地域で交流を深める「ふれあいいきいきサロン」がこのほど、大山崎町大山崎の介護老人福祉施設「洛和ヴィラ天王山」で開かれた。町社会福祉協議会で実習中の大学生が企画を考え、お年寄りらが楽しいひとときを過ごした。

 同サロンは、高齢者の社会参加や交流の場として、町社協がボランティア団体と月に数回、町内の公共施設などを会場に催している。今回は、社会福祉士の資格取得を目指して先月から実習している立命館大3年の奥村ゆりさん(21)=大阪府高槻市=が高齢者に楽しんでもらえるようにと内容を企画。13人が参加した。

 サロンでは、奥村さんの電子オルガン伴奏で「おぼろ月夜」や「上を向いて歩こう」を歌った。また、唱歌「ふるさと」に合わせて指を動かす体操も行い、参加者らが笑顔で取り組んでいた。

 舛吉清子さん(78)=同町円明寺=は「いつもサロンで楽しませてもらっているけど、今日は若い学生からパワーをもらえた」と話していた。

【 2017年10月02日 11時34分 】

警官が漫画で安全呼び掛け 京都、住民向け60作手掛ける

2017-09-09 09:33:11 | 護 help
 京都府警向日町署の女性警察官が、得意の漫画を生かし、交通安全の呼び掛けに力を入れている。住民向けに仕上げた漫画はこれまでに約60作に上る。「最新の管内情勢を住民の方々に漫画で親しみやすく、分かりやすく伝えたい」と意気込んでいる。

 交通課の永井麻衣子巡査部長(36)。今春の配属後、管内全交番の広報紙で4こま漫画を始めたほか、交通安全教室などで配布するプリントにも事故防止をテーマにした漫画を載せている。最新の交番広報紙9月号では、夜間に出歩く高齢者夫婦が明るい色の服や反射材を身につけることで事故を防ぐ内容の漫画を掲載した。

 小さい頃から絵を描くのが好きで滋賀大在学中は絵画やデザインを学んだ。警察での特技活用は府警本部勤務時代の約7年前。同僚向けに業務に関する説明を漫画でマニュアル化し、好評だったのがきっかけだ。

 前任地の福知山署では空き巣や不法投棄、特殊詐欺など犯罪発生傾向に合わせた漫画で住民に注意喚起を続けた。

 永井巡査部長は「漫画での広報は文字を少なくし、視覚的に分かりやすくなるように工夫している。自分の作品が住民の安心安全に役立てばうれしい」と話す。

【 2017年09月07日 10時27分 】

高校生とコラボ、フードバンク食材で和菓子 京都・長岡京

2017-09-02 11:22:28 | 護 help
 フードバンクに寄せられた材料を活用し、地域に貢献しようと、京都府長岡京市長岡2丁目の和菓子店「喜久春」が、2種類の団子を作った。地元の立命館高(同市調子1丁目)で16、17日に行われる文化祭で商品を販売し、売り上げの一部を府共同募金会に寄付する。

 フードバンクは家庭や企業から募った食品を福祉施設などに贈る活動で、市内ではフードバンク長岡京が取り組んでいる。今回は各地の共同募金会が企業や事業所と寄付つき商品を開発する「募金百貨店プロジェクト」の一環で、市社会福祉協議会が呼び掛け、同店と同高が呼応した。同バンクに寄付された米を使った和菓子作りと、文化祭での販売スペース提供で協力した。

 団子は、利尻昆布と寒天を使ったたれや赤いようかんを乗せた「美(み)たらし男子(だんご)」と、あん入りの三色団子とごま油をあえた「三色だんごwithS」。各200円。府共同募金会への寄付金は来年度のフードバンクの活動に利用されることになり、このほど同店で同会との覚書取り交わしが行われた。

 店主の西山基文さん(39)は「頂いたお米の味が最大限に生きるようシンプルな味付けにした。好評であれば商品化も検討したい」。試食した同高文化祭実行委員の3年小池珠奈さん(17)は「おいしいし、見た目もかわいい。少しでも募金に協力したい」と話している。

 立命館高での販売は両日とも午前9時~午後2時。2日間で計500個の販売を目指す。

【 2017年09月02日 09時40分 】

「福島の子、着実に成長」 京都の支援者ら中学生に語る

2017-07-25 19:14:50 | 護 help
 原発事故があった福島県への支援を続ける京都府向日市のボランティア団体「ミンナソラノシタ(ミナソラ)」が20日、京都市西京区の桂中で、被災時の経験や同県で暮らす親子の心情について講演した。2年前の最上級生との共同活動が縁となり、先輩の姿に触発された現在の生徒会が招待した。

 桂中では2年前、ミナソラが協力してオリジナルのタオルを制作し、販売収益を福島支援に寄付するなど交流が生まれた。今年、改めて支援活動に取り組むことから、被災者や支援者に直接話を聞こうと依頼した。

 福島県郡山市から避難した上田名菜子さん(31)が約740人の全校生徒の前で、東日本大震災と福島第1原発事故を振り返り、「風化が進む中でも、福島を思う人がいることが心強い。子どもたちは事故前と違う生活になっても着実に成長している」と話した。

 代表の林リエさん(39)は福島県の親子を京都へ招く「幼稚園留学」の活動に関し、参加予定者が記した「ここで暮らし続けていいのか常に自問自答している」「不安から解放された生活がしたい」との思いを代読。「決してひとごとではない。継続した支援が必要」と呼び掛けた。

【 2017年07月21日 12時27分 】

不登校、包括的支援が必要 京都教育大教授が講演

2017-07-25 19:03:23 | 護 help
 不登校をテーマにした講演会がこのほど、大阪府島本町桜井3丁目の町ふれあいセンターであった。京都教育大教育臨床心理実践センター長の本間友巳教授が講師を務め、不登校の児童や生徒の「居場所」に焦点を当てて解決策を探った。

 大阪府の高槻・島本地区の社会を明るくする運動推進委員会が主催、約100人が聞き入った。

 本間教授は、不登校の子どもが1991年以降に急増し、2001年の13万9千人をピークに現在も高止まりが続いている状況を説明。不登校の要因は多岐にわたり、どれか一つに絞ろうとすると「犯人捜し」に陥ってしまうと指摘した。

 不登校の増加を受け、90年代以降に出てきたフリースクール登場やスクールカウンセラー配置といった動きを紹介。「不登校の子どもが社会的に自立できるよう、学校を基盤として教育や心理、福祉、医学など、さまざまな視点から柔軟で包括的な支援が必要」と呼び掛けた。

【 2017年07月19日 11時44分 】

イクメン催しで交流の輪 京都、協力の先輩パパ募る

2017-07-25 18:59:49 | 護 help
 父親同士の仲間づくりを進めて育児参加を促そうと、京都府向日市社会福祉協議会は9月から「イクメンLIFE」と題したイベントを連続開催する。ピザ作りや巨大プラレールの展示など子連れで参加しやすい工夫を凝らし、子育てに励む父親同士が交流できる機会をつくる。取り組みに協力する市内の父親を募集している。

 市社協では昨年、独自の「イクメンチェックリスト」でアンケートし、子どもが低年齢なほど父親が子育てに苦戦する実情が浮かんだ。一方、仲間づくりイベントへの父親の参加は低調だった。

 一連の企画はこうした結果を反映し、子どもとの遊び方など父親のニーズに対応。参加の垣根を下げ、継続開催で裾野を広げる。運営に協力するスタッフとしても参加を募り、居場所づくりに関わる人材発掘を目指す。

 初回は9月24日、同市物集女町のサニーリッジで開催。家族連れがピザ作りに協力して取り組み、健康運動指導士から親子で楽しめる体操などを習う。

 11月5日(会場・市福祉会館)と今冬(同・イオンモール京都桂川)には、プラレールを会場で組み立てて鉄道模型を走らせたり、段ボールを使って迷路を作ったりする企画を用意する。

 協力する予定のケアマネジャー和田健治さん(39)=同市寺戸町=は長女佳恵ちゃん(2)を妻と育てる。「普段、『先輩パパ』からの助言にすごく助けられている。父親同士のネットワークができて、子育てへの思いを共有することができたら」と期待する。

 イクメンLIFEに関する問い合わせは市社協075(932)1960。

【 2017年07月18日 11時00分 】

涼やかスポット今年も開放 京都・乙訓の8高齢者施設

2017-07-13 09:57:02 | 護 help
 高齢者施設内の冷房が効いた部屋などを開放する「高齢者涼やかスポット」が、今年も府内各地で始まった。お年寄りの熱中症を防ぐため、本格的な夏の到来に合わせた京都府の事業で今年は計144施設が参加。京都府南西部の乙訓地域でも8施設で順次、施設開放が行われている。

 涼やかスポットは、9月末まで特別養護老人ホームやケアハウスなどの施設を一般の高齢者にも利用してもらう取り組み。施設によって飲み物の無料提供や認知症相談窓口の開設、映画上映や健康体操を行う。開放日時は施設ごとに異なる。府高齢者支援課は「熱中症予防だけでなく、高齢者同士の交流の場としても利用してほしい」としている。

 長岡京市友岡4丁目の介護老人保健施設アゼリアガーデンでは毎日午前11時~午後3時まで施設内の喫茶室が利用できる。軽食(有料)があるほか、冷たいお茶が無料で飲める。野稲貞雄事務部長は「うちは公共施設のような場所。気軽に立ち寄ってもらえれば」と話す。

 府は、独居の高齢者や高齢者のみの世帯に戸別訪問も行っている。乙訓地域では約7千世帯が対象になっており、地元の民生児童委員やボランティアが冷却シートと熱中症予防を訴えるチラシを配っている。

 乙訓地域の他の涼やかスポット実施施設は次の通り。

 【向日市】特養ホーム サンフラワーガーデン▽ケアハウス サニーリッジ▽特養ホーム 向陽苑

 【長岡京市】特養ホーム ともおか▽ケアハウス 竹の里▽介護老人保健施設 春風

 【大山崎町】特養ホーム 洛和ヴィラ大山崎

【 2017年07月08日 10時45分 】

子連れに優しい店舗を紹介 京都の団体が情報誌

2017-07-04 08:38:19 | 護 help
 NPO法人いんふぁんとroomさくらんぼ(京都府長岡京市竹の台)は、子育て中の母親向けの情報誌「ママパスポートながおかきょう」をこのほど発刊した。子ども連れに優しい店舗などを紹介しており、7月1日に開幕する地元イベントで配布する。

 出産や子育てで外出しにくい母親に子連れで街に出掛けてもらおうと、滋賀県守山市の育児団体が発行しているのを参考に初めて制作した。

 同パスポートは7~9月の3カ月版。13ページ、A5判で千部作った。同法人運営のママカフェ営業日を記したカレンダーをはじめ、小児科や小児歯科の紹介、パスポート提示で割引が受けられる美容室や、子連れでの来店を歓迎する飲食店などが掲載されている。また、ヘルメットのかぶり方や水遊び中の注意点などをイラスト入りで掲載した傷害予防対策や、お薦めの絵本のコーナーもある。

 同法人は1、2日にバンビオ1番館(長岡京市神足2丁目)で開く「ママキッズまるとごマルシェ」で配る。今後も3カ月に1回のペースで発行する予定で、「パスポートをきっかけに、赤ちゃんと母親が地域の人たちに出会う機会が増えれば」としている。

【 2017年06月30日 10時17分 】

高齢者の夜間事故を防ごう キラリ輝く衣類に注目

2017-06-29 09:53:46 | 護 help
 高齢者の夜間事故を防ごうと、京都府長岡京市と向日町署は開田弥生会老人クラブを、反射材着用促進モデルクラブに指定した。交付式と交通安全教室が21日、同市開田3丁目の開田自治会館であり、反射材を使ったファッションショーも披露された。

 同署によると、モデル指定は鹿児島県などで実施例があるが、府内では初の取り組み。同クラブは会員約80人が活動しており、指定を受けて今後、反射材の効果事例や家庭、地域ぐるみで着用のPRを進める。

 式で衣笠巧交通課長から指定書を受け取った同クラブの井上秀夫会長(83)は「自分の命は一つ。反射材を利用して事故のない安全な地域にしていきたい」と話していた。

 続いて催された交通安全教室では「夜間の安全ファッションショー」と題して市職員と署員らが反射材がついたコートやリュック、傘などを紹介した。暗くした部屋の中でライトを当てると光るグッズに、参加者から「どこで買えるの?」「あるのとないのとでは全然違う」などの声が上がっていた。

【 2017年06月22日 11時16分 】