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PTA役員が見守り、自転車「青パト隊」結成 京都・長岡京

2018-01-15 12:07:09 | 護 help
 長岡中(京都府長岡京市天神4丁目)のPTA役員らが向日町署と協力して、青色灯を付けた自転車のパトロール隊を昨年11月に結成し、活動を始めた。パトカーや白バイなどでは見回りきれない細い道も巡回でき、今年も地域での見守りに力を入れる。

 隊の名前は「長岡犯罪ナステーション」。「犯罪なし」と市の特産物「ナス」を掛けたという。メンバーは同中PTA本部役員ら6人。それぞれ生徒らの登下校時間や買い物など外出時を中心にパトロールを随時、実施する。

 遠くから目立つように自転車のハンドル中央付近に青色灯を付け、前かごには「防犯パトロール中」と記したプレートを装着している。

 メンバーの横山克美さん(53)=同市神足1丁目=は「子どもが安心して通学できるよう、青色灯で見守りたい」と話していた。

 向日町署は今後、市内の他の小学校や自治会にも協力を呼び掛けていくとしている。

【 2018年01月07日 17時50分 】

学習困難や不登校、悩み共有を 京都、13日にシンポ

2018-01-09 10:15:59 | 護 help
 学習に困難を抱えていたり不登校だったりする子どもの親たちでつくる乙訓地域の自助グループが連携し、13日午後1時15分から京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館で、子育ての在り方を考えるシンポジウムを初開催する。支援の現状や悩みを共有する姿を伝え「新たなつながりへの入り口になれば」と、来場を呼び掛けている。

 学習面などで支援がいる児童や未就学児らの親などが同市内を拠点に集まる「すぷらうと」「そだちカフェ」「フェリーチェ」と、不登校の子がいる親や支援者が向日市内で定例会を開く「大地」の計4団体が実行委員会を結成。子どもや親への支援の輪を広げようと準備を進めてきた。

 当日は、拡大教科書を活用しながら学校生活を送る児童の実例や、子どもの困難に気づき、受容するまでの親の心情、不登校への向き合い方などを、各団体のメンバーが活動内容とともに実体験に基づいて報告する。

 続くパネル討論では、障害福祉や児童福祉の行政担当職員、臨床発達心理士らを交え、学びへの支援の現状や課題、教育現場に必要な合理的配慮の在り方について語り合う。

 参加費300円。定員150人。問い合わせや事前申し込みは、共催する長岡京市女性交流支援センター(963)5501。当日参加可。

【 2018年01月06日 11時09分 】

交通安全願い児童考案、干支スタンプと川柳 京都・長岡京

2018-01-02 13:32:01 | 護 help
 交通安全を呼び掛ける活動の一環として、京都府長岡京市が公募した干支(えと)スタンプデザインと川柳が決まり、表彰式がこのほど、市役所で行われた。街頭で配るティッシュの図柄などに利用する。

 干支スタンプデザインは「戌(いぬ)」がテーマで34組が応募し、京都市伏見区の会社員建部恵さん(43)と祇人(ひろと)ちゃん(6)=めぐみ幼稚園=、咲柑(ほのか)ちゃん(4)=同=親子の作品が選ばれた。自転車に乗ったハート形の耳のイヌに「携帯を見ない! 持たない! GoODな運転」の標語を添えた。祇人ちゃんは「みんなで考えた。選ばれてうれしかった」と話した。

 川柳は市内の小学5年生から募り、512点の中から長法寺小の石津藍子さん(11)の「目と耳で ぜったい確認 交差点」▽長岡第三小の小山明咲(みさき)さん(11)の「それいいの? あせる気持ちに 赤信号」▽長岡第六小の海野寛明(ともあき)君(11)の「考えよう 交通ルール なんのため」▽長岡第十小の村松澪弥(れいや)君(11)の「前をみて スマホをしまって 事故へらす」―の作品が採用された。

【 2017年12月29日 20時40分 】

地域ぐるみで認知症考えよう 京都・向日にカフェ開設

2018-01-02 13:18:16 | 護 help
 認知症の患者や家族、地域住民が専門家も交えて交流を深め、病気への理解を深める「にこにこオレンジカフェ」がこのほど、京都府向日市にオープンした。毎月第1日曜の午前中に医誠会診療所(同市寺戸町)で開催。参加者が健康体操やゲーム、音楽演奏、お茶会で楽しいひとときを過ごしている。

 高齢化が進み、全国の患者が650万人とされる中、多くの人に認知症を身近な問題として考えてもらおうと、乙訓医療生協の向日市内の支部が設立を呼び掛けた。市社会福祉協議会や市内の民生児童委員も加わる実行委員会が3回の準備会を経て11月5日に初めてのカフェ実施にこぎ着けた。

 12月3日にあった2回目のカフェには53人が参加した。医誠会診療所の介護福祉士と理学療法士が勧める健康体操で体をほぐし、1人暮らしのお年寄りについてのビデオを鑑賞。クリスマスソングや「見上げてごらん夜の星を」のアコーディオン演奏に聞き入った後、菓子やお茶を楽しみながら参加者らが談笑した。

 実行委員会は毎回の参加者募集のほか、運営を手伝うボランティア、案内のチラシを配布したり楽器演奏や歌といった特技でカフェを盛り上げたりしてくれる人、運営のための基金へのカンパ、実行委員としての参加も募っている。

 3回目のカフェは1月7日午前10~11時45分に開く。参加費200円。実行委員会代表の高木春男さん(73)=向日市鶏冠井町=は「参加対象は限定していない。認知症に関心のある人や将来が心配な人など気軽に来てほしい」と話す。問い合わせは乙訓医療生協組合員活動室(921)0667。

【 2017年12月28日 11時40分 】

児童虐待防止「体にあざ、連絡を」 京都で訴え

2017-12-25 10:17:57 | 護 help
 ドメスティックバイオレンス(DV)・児童虐待防止に向けた講演会「子どもたちの未来のために-地域における見守り支援」がこのほど、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で開かれ、受講者が支援の必要性に理解を深めた。

 市女性交流支援センターが「パープル&オレンジリボンプロジェクト2017」と題し、来年1月まで企画する連続講座(計5回)の4回目。

 向日町署生活安全課の池田哲也係長は管内で今年1~11月に確認されたDVが90件(前年同期90件)、児童虐待が92件(同68件)と説明。子どもに不安を与え、心理的虐待となる夫婦げんかが急増の原因といい、「体にあざがある子や下を向く子がいないか注意して気づけば連絡してほしい。それが早期対応につながる」と話した。

 NPO法人「ほっとスペースゆう」よりそい相談員の小林香代子さん(50)は法人の活動やDVと児童虐待事案に関わった体験談を紹介し「虐待を受けた子は大人が嫌いになるが、安全が脅かされない環境と、いてもいいんだという場所が必要。あの人に相談してみようと思われるような存在になってほしい」と呼び掛けた。受講者は小林さんと意見交換するなど熱心に聞き入っていた。

【 2017年12月21日 10時58分 】

元気なお年寄りが隣人支援 京都・長岡京で取り組み

2017-12-25 10:12:23 | 護 help
 京都府の長岡京市東地域包括支援センターは、高齢者が地域のお年寄りの日常生活を支援する初の「地域お助けサポーター」の取り組みを始めた。初回のサポーター養成講座がこのほど地域福祉センターきりしま苑(同市東神足2丁目)であり、受講を終えた11人が高齢者施設などで支援活動をスタートさせる。

 市内の高齢化が進む中で、支援を必要とする人たちの暮らしを、身近で元気な高齢者が養成講座で学んで認定を受けて地域でサポートする。合わせて、支援活動を通じたサポーター自らの生きがいづくりも兼ねている。

 初回の受講者は60~80代の11人。講座は2日間で、市の高齢者の現状と介護保険制度や介護予防、認知症の基礎知識と早期発見、ボランティアの心構えなど計6時間の座学と1時間の現場見学を修了し、認定証交付を受けた。サポーターは同センター内のサポートセンターに登録し、今後は受け入れ施設などで活動を行う。

 サポーターとなった浜上幸子さん(79)=同市奥海印寺=は「支援が必要なのは人ごとではない。遠方での活動は無理ですが、元気でいるうちは身近な方の支援したい。その活動が自分のためになると思う」と話した。

 2回目の地域お助けサポーター養成講座は来年3月に開く予定。

【 2017年12月19日 09時30分 】

絵本作家サトシンさんが読み聞かせ 京都でXマス会

2017-12-25 10:09:37 | 護 help
 絵本作家サトシンさんを招いたクリスマス会「絵本ライブ&おててえほん」がこのほど、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であり、親子約150組が音楽に合わせた読み聞かせなどを楽しんだ。

 子育て支援活動などに取り組むNPO法人「いんふぁんとroomさくらんぼ」の主催で、親子の交流の場として開催。サトシンさんはNHKの子ども番組でも知られ、絵本「うんこ!」でリブロ絵本大賞を受賞した。

 サトシンさんは冠風の帽子とマントの王様姿で登場。軽快テンポの音楽に合わせアレンジした昔話「桃太郎」「花咲じいさん」を披露し、サンタクロース姿の幼児が踊り、母親の手拍子で盛り上がった。自作の絵本「とこやにいったライオン」などをユーモアたっぷりに読み聞かせ、コミュニケーションを楽しむ遊び「おてて絵本」ではリスとウサギが登場する話を子どもと一緒に即興で発表し、拍手を受けていた。

【 2017年12月18日 16時20分 】

耳の不自由な人ら「3B体操」 京都・長岡京で教室

2017-12-25 10:07:43 | 護 help
 耳が不自由な人たちに、用具を使って体を動かす「3B体操」を手ほどきする教室が17日、京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館で開かれた。参加者は、運動不足解消や認知症予防に効果がある動作を体験した。

 3B体操は、8の字型のクッション「ベル」や、ボールやリング状のゴムをつなげた「ベルター」を使ってストレッチなどを行う。教室は主に聴覚言語障害のある人を対象に開かれ、健常者も含め12人が参加。日本3B体操協会公認指導士の円城寺久美子さんが手話を交えて指導した。

 参加者は準備体操の後、まずベルに挑戦。テンポのいい曲に合わせて足踏みをしながら、両手で持ったベルを高く掲げたり、体の前に突き出したりして、上腕や背中の筋肉にほどよい刺激を与えた。

 続いて、ベルターの両端を手で持ち、ゴムの中央部分を足で踏んで思い切り背伸びをした。円城寺さんが「おなかの辺りがすっきりへこむでしょう。体幹を引き締め、肩こりにも効きます」と説明。参加者は何度もゴムを引っ張ってストレッチの効果を実感していた。

【 2017年12月18日 16時00分 】

返礼品廃止後もふるさと納税堅調 長岡京市、森林再生など

2017-12-18 10:58:01 | 護 help
 返礼品をやめ、特定事業への寄付を募る形式に切り替えた京都府長岡京市のふるさと納税で、各地からの納税額が堅調に伸びている。仕組みの改変を受け、前年度比約5倍の大幅増となった昨年度を本年度は既に上回り、15日現在の総額は360万円超。12月は納付が集中する時期となり、市はPRを強化している。

 11月中旬、長岡京市奥海印寺の西代里山公園に、市へふるさと納税した5組が集った。寄付の先は「京都西山再生プロジェクト」。西山でクヌギやエノキの樹木を育て、カブトムシやオオムラサキが息づく森づくりを目指す取り組みだ。この日は、初めての植樹イベントだった。

 一行は、森林整備や動植物の生態について解説を受けながら、植樹場所の西山キャンプ場そばの山肌へ到着。約0・8ヘクタールの区域に30本のクヌギの苗木を植え付け、水をまいた。

 同プロジェクトには本年度、既に約120万円(15日現在)が集まり、昨年度比8万円近くの増額。寄付は、クヌギとエノキの苗木計120本の購入費や食害防止の金網やネットの設置費用、植樹区域の不要木の伐採経費などに充てている。

 夫婦で参加した会社員塚田勉さん(69)は10年前から同市へ単身赴任しているが、住民票は千葉県船橋市にある。「まちにお世話になっているんだから」と妻の泰子さん(70)に勧められて住民税の一部を寄付に回した。「自分のお金が自然保護に使われるのなら意義深い。いつか孫4人を連れて来てみたい」

 長岡京市はこの他、市内の小中学校への図書購入とJR長岡京駅西口のイルミネーション拡充を寄付の使途に設定しており、いずれの事業でも納付額は増加。総額は昨年度と比べて61万円余増え、市外からの申し込みも9件上回った。市総務課は「取り組みの認知度が高まり、中身で勝負する趣旨への理解が広がっている」とする。

 年内の納付額が翌年分の税額控除の対象となることから、例年、12月は納付のピーク。市では従来のフェイスブックなどに加え、新たに、全国のふるさと納税情報を掲載する民間サイト「ふるり」での発信も始めた。

【 2017年12月16日 13時34分 】

僧侶ら歳末助け合い募金呼び掛け 京都・長岡天神駅前

2017-12-18 10:46:14 | 護 help
 西山浄土宗総本山の光明寺(京都府長岡京市粟生)の僧侶たちが13日夜、歳末助け合い募金への協力を呼び掛ける托鉢(たくはつ)行を同市天神1丁目の阪急長岡天神駅前で始めた。

 京都西山短大で学ぶ修業僧や本山職員、幹部らが毎年この時期に実施している。今年は13、14の2日間で同駅西口などに立ち、集まった募金は京都新聞社会福祉事業団に寄託する。

 僧侶らは、しんしんと冷え込む路上で午後6時半すぎから約2時間、読経を唱え、募金を求めた。駅の乗降客たちが募金箱に浄財を投じたり、静かに手を合わせたりする姿が見られた。

【 2017年12月14日 16時00分 】

全盲男性講演、障害者サポート学ぶ 京都・大山崎

2017-12-11 10:33:36 | 護 help
 障害者スポーツに取り組む全盲の男性を講師に招いた講座がこのほど、京都府大山崎町の大山崎ふるさとセンターであった。町民ら約30人が講演やグループワークを通じて、障害者の心理やコミュニケーション方法を学んだ。

 2020年東京パラリンピックに向け、日本財団パラリンピックサポートセンター(東京都)が各地で展開する「あすチャレ!アカデミー」の一環。障害の有無を超え、互いに支え合う社会づくりを目指そうと、障害者週間(3~9日)に合わせて町が実施した。

 講師を務めたのは兵庫県のブラインドサッカーのクラブチームに所属する原口淳さん。自身の経験を交えながら「普段から相手の立場で考える習慣を付けることが大事」と呼び掛けた。グループワークでは、参加者が横断歩道で立ち止まる障害者を見かけたときの対応など具体的な場面を想定した行動やサポート方法について話し合った。

【 2017年12月09日 17時00分 】

気管切開の声楽家と市民合唱 京都・障害者の人権考える集い

2017-12-11 10:31:06 | 護 help
 「人権を考えるつどい」と「障がい者児の人権を考える市民のひろば」が9日、京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館であった。第40回記念で気管切開をした声楽家の青野浩美さんが歌声を披露したほか、さまざまな催しがあり、多くの市民らでにぎわった。

 市や市教育委員会のほか、障害者や福祉、ボランティアなど30団体でつくる同ひろば実行委員会の主催。障害者週間(12月3~9日)と人権週間(同4~10日)に合わせて毎年開いている。

 青野さんは、突然の病気による車いす生活や、失った声を医療器具「スピーチカニューレ(管)」で取り戻した経過、医師が「前例がない」と告げた声楽家の再開を説明。ソプラノの声で「野ばら」や「ありがとうの花」などを披露して来場者を魅了した。市少年少女合唱団や乙訓手話サークル「でんでん虫」、乙訓若竹苑の利用者と一緒に「ビリーブ」を合唱した。

 特別支援学級の作品展や福祉施設と児童の福祉体験などのステージ発表、車いすやアイマスクと白杖(はくじょう)の体験、スタンプラリーや模擬店などもあり、親子連れらが楽しんでいた。

【 2017年12月10日 13時17分 】

気管切開の声楽家招き特別公演 京都・長岡京で9日

2017-12-11 10:21:13 | 護 help
 人権意識の豊かな地域づくりのためのイベント「障がい者児の人権を考える市民ひろば」が12月9日、京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館で開かれる。今年は第40回記念で、気管切開をした声楽家の青野浩美さんを招き特別公演を開催する。

 市や市教育委員会、障害者や福祉、ボランティア、女性、人権など30団体でつくる同実行委員会の主催。同ひろばは国連の国際障害者年(1981年)を機に始まった。

 京都市出身の青野さんは83年生まれ。同志社女子大音楽学会で声楽を学んでいた23歳の時に原因不明の病を発症し、25歳で気管切開をした。声楽を続けるのは「前例がなく無理」と告げられたが、諦めず医療器具「スピーチカニューレ(管)」を使い、活動を再開した。現在、京都光華女子大に在学中。

 特別公演は午後2時半に開演。ソプラノの歌声を披露するほか、市少年少女合唱団や手話サークル「でんでん」との共演で「ビリーブ」を歌う予定。

 このほか当日は午前10時20分から、盲目の少女と男性美容師との恋い話が題材の映画「ちょき」を上映(先着200人)。午前11時~午後3時半は、車いすや白杖(はくじょう)などの体験コーナー、障害者児団体と市内児童のステージ発表、模擬店などもある。入場無料。問い合わせは市障がい福祉課075(955)9549。

【 2017年12月06日 18時08分 】

民家でのんびり高齢者サロン 京都・大山崎、月1回開催

2017-12-05 09:44:47 | 護 help
 地域の高齢者が気軽に立ち寄れる場をつくろうと、京都府大山崎町のボランティア団体「和来隊(わらいたい)」のメンバーらが同町円明寺の民家で「殿山サロン」を月1回のペースで開いている。参加者が増えつつあり、関係者は「外出時の休憩がてらに来てもらえれば」としている。

 同団体と町社会福祉協議会がサロン開設の準備を進め、自宅を集いの場に提供した山田俊子さん(77)の協力で9月から始めた。開催日は毎月第2火曜の午前中で初回の参加者は数人だったが、10月は34人だった。

 悪天候だった11月中旬も13人が訪れ、参加者が会話を楽しんだ。主催者によると、特にゲームや歌などの企画は設けず、自然体で思い思いに時間を一緒に過ごしてもらうようにしているという。

 同サロン代表で町民生児童委員も務める辻本絹代さん(70)=同町円明寺=は「この地域は独居の高齢者も多く、あまり人と話す機会がないとの声を聞くこともある。近くのスーパーで買い物した後、休憩がてら立ち寄ってほしい」と話す。

 次回のサロンは12月12日午前10時~正午ごろ。出入り自由。対象は65歳以上の町民で、無料でコーヒーや紅茶、お菓子を用意している。当日は山田さん宅前に目印ののぼりを立てる。

【 2017年12月03日 13時20分 】

障害児の学び支え50年 京都・向日が丘支援学校

2017-11-30 08:24:48 | 護 help
 京都府長岡京市井ノ内の府立向日が丘支援学校が今年、創立50周年の節目を迎えた。肢体不自由の子どもが通う府内初の養護学校として開校。当初は府全域から子どもが集まり、最重度の障害から発達障害まで幅広い子どもの特性に応じた教育を展開してきた。施設が老朽化する中、府教育委員会は全面的な建て替えも視野に準備を進める。23日に同校で記念式典を催し、歩みを振り返る。

 向日が丘支援学校は、養護学校での教育が義務化される12年前の1967年4月に開校した。当時の学校要覧は「明るく、たくましく、のびのびと自立をめざす力と和ぐわしき友愛に満ちた学園に育てたい」と記す。

 78年に丹波養護学校(当時)が開校するまでは府全域が校区で、子どもたちが暮らす寄宿舎を設けた。79年には知的障害児の受け入れを開始。障害が重複する最重度の子どもの学びやにもなった。

 乙訓圏域障がい者自立支援協議会の事務局、能塚隆裕さん(61)は「乙訓の在宅福祉の充実を学校が引っ張ってきた」と話す。向日が丘支援学校を中心とする療育環境を求めて、乙訓へ障害児のいる世帯の引っ越しが増加。卒業後の地域生活を支える受け皿の拡大に結びついた、と指摘する。

 同校によると、現在、小学部―高等部で145人が学び、近年は発達障害のある子どもの入学が増えている。国語や数学の他、体験活動を重視した学習、コミュニケーション能力や運動機能の向上に取り組む。地域社会での自立生活を見据え、地元との交流にも力を注いでいる。

 一方、学校施設は創立以来、抜本的な改修がなく、府教育委員会は建て替えも含めた工事手法の検討や測量など準備に着手済み。府や市は、同校一帯に高齢者や障害者の福祉施設を整備する構想の策定に向けて作業を進めている。

 平岡克也校長は「18歳以降の人生の可能性を切り開き、歩み続ける力を養うことに、さらに努めたい」と話す。

 23日の式典では、節目を祝って制作した記念のロゴマークを発表し、合唱を披露する。来年2月9日の学校公開日には、子どもたちの作品を展示する他、学校の歴史を写真などで紹介する計画だ。

【 2017年11月23日 11時02分 】