マルガリータのつぶやき

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ビルアケム橋 Pont de Bir Hakeim と『ラストタンゴ・イン・パリ』  パリ映画の定番スポット

2018-01-16 22:57:18 | フランス 
ことのおこりはパリ3日め~
モンパルナスから凱旋門エトワールへ直行できるメトロ6号線に乗って、
すぐに地上に出たのもうれしかったが、


ビルアケム駅を出てビルアケム橋にかかるかどうかのタイミングで
突如、セーヌ河の向こうに、大きく<エッフェル塔>が現れたのには感動した。
 アイフォンをかまえるあいだにどんどん後ろへ、橋を渡りきったところでやっと撮れた↓


そうだ、饗庭孝男『フランス四季暦』でこんな情景があった、と、
ついでに橋の向こう側は16区パッシーの高級街で、バルザック館があって、、など記憶がよみがえってきて、
翌々最終日、朝食後すぐにパッシー直行、空港へのタクシー出発3時半までブラブラと足の向くまま、
この旅はじめての快晴、ずっと重く垂れこめていた雲が吹っ切れて暖かで散歩日和だった。
 
帰国して、『ラストタンゴ・イン・パリ』1972を見ていると、舞台は最初から最後までビルアケム橋からパッシー駅周辺、
マーロンブランドとマリアシュナイダーが怪しげな逢瀬を重ねるアパルトマンがビルアケム橋すぐで、
先日撮った写真とオーバーラップしている。
 並べてみていくと、

<マルガリータ>


<映画>
     

<映画>
     

<マルガリータ>


<映画>
    

<マルガリータ>


<映画>
    

<映画>
         

<映画>
   

<映画> ラスト近くでもう一度
    

<マルガリータ> 通りを渡ってパッシー駅へのエスカレーターを見上げる


<映画> 通りの向こう、右上に駅への階段がのぞける
    

<映画>
    

<映画> 通り
    

<映画> アパートは通りに面しているようだ、
    

    

    
    
    
橋のたもとから


そういえば、映画はエッフェル塔を写してない、





☆<ビルアケム橋 映画>で検索するとパリ映画の定番スポット、旧作から新作まで、
・『インセプション』    レオナルド・ディカプリオ クリストファー・ノーラン監督
・『死刑台のエレベーター』 ルイ・マル監督 1958
・『地下鉄のザジ』 1960
・『柔らかい肌』
・『恐怖に襲われた街』  ジャン=ポール・ベルモンド アンリ・ヴェルヌイユ監督 1975
・『船舶ナイト号』    マルグリット・デュラス監督

☆≪MEMO≫
ビラケム橋(ビル・アケム橋)は高級住宅街パッシーの16区と日本文化会館のある15区を結ぶ美しい橋。その見栄えの良さから映画の撮影にもよく使われています。この橋の特徴は二階建であること。橋の上に車道と歩道があるのは他の橋と変わりませんが、そのさらに上をメトロが走っています。セーヌを渡り高級住宅街の中に消えていく光景はパリで最も美しいメトロ風景かもしれません。川から橋を見ていると不意に現れる列車は迫力満点。それはなんだか16区のアパルトマンの中から急に飛び出してきた未来の乗り物のように見えて面白い風景です。アレクサンドル3世橋のような豪華絢爛さはありませんが、シックな美しさを持っているビラケム橋。この橋独特の二重構造が、まるでローマの水道橋を思わせる重厚さをかもし出しています。

ビラケム橋の歴史
この橋の完成は1878年。万国博覧会のために歩行者専用の橋として造られました。パリの メトロの完成は1900年なので、完成当時はまだ橋の上には列車が走っていませんでした。名前もビラケム橋ではなく、パッシー歩道橋と言われていたのです。
パリのメトロが開通して数年後の1903~1905年に橋の改築工事が行われ、メトロの鉄橋と2車線の車道が加えられました。まだメトロが最新の乗り物だったときです。中央の歩行者通路に並ぶ無限連鎖のような鉄柱は、1937年に当時アール・ヌーヴォー様式だった柱を機能的な柱へと作り変えられもの。こうして現在のビラケム橋が完成しました。

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