温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

「マネーボール」に関する日軽オンラインの著者はTec Mon from Silicon Valley

2011-11-24 22:00:34 | コンピュータ、ハイテク
先日マネーボールという映画を見て面白かったと書いたが、数日前この記事に気がついた。
そう、データがキーワードなんですよね。
この記事を見ると、映画の中で主人公であるGMの片腕で、データ分析を行うポール・デポデスタ氏の写真が見れる。
そう、映画では、太ったキャラクターだったが、実際はこの写真のようにスリムな方のようだ。
「マネーボール」から医療まで、難問を解決するデータの力:日経ビジネスオンライン
この映画は、ブラッド・ピット演ずる負け犬ゼネラルマネジャー(GM)と癒し系ギークのアシスタントのコンビが、データ分析を武器に貧乏球団を立て直そうと奮闘するお話。つまり、第三の主役が「データ」なのだ。

実は、この記事は私はあまり興味を引かなかったが、引用していたビッグデータにふれたこの記事が面白かった。
グーグルとフェイスブックが「別格」たるもう1つの理由:日経ビジネスオンライン

ウェブの世界では、データを原料としてサービスを生み出し、ユーザーがそれを使うとさらにデータが吐き出されて、新たなサービスの原料となる。いわば、知識で知識を生み出すことを可能にする「ビッグデータ」は、ウェブ業界の基幹技術であり、それをいかに使いこなしてプロダクトやビジネスモデルに結びつけるかが勝敗を決する。グーグルがヤフーに、フェイスブックがマイスペースに勝ったのは、ビッグデータの使い方の巧拙が大きく影響している。

例えばグーグルのウェブ検索は、当該サイトが他のサイトからどれほどリンクされているかという「ページランク」からスタートしたが、それだけではなく、あらゆる「シグナル」をかき集めてユーザーに最適の結果を返している。

 ここで言うシグナルとは、ユーザーのいる場所、その人の過去の検索履歴、他ユーザーのクリック履歴など、種々のコンテクストから得られる「ヒント」だ。検索広告を掲載するにも、同様な技術を使う。

この記事を読むと、確かに下に引用したように、アマゾンのおすすめやその他、色々なサイトのおすすめなど、自分の行動や好みを見透かされたようなきがすることが多い。
逆に言うと自分の行動が単純なのかなあとか思ってしまう。
もしかしたら、人間の嗜好なんて複雑なようで単純なのかな?。
いやあ、やはり、人間は口コミで行動している部分が多いのかなぁ~。
マスの広告でなく、口コミのほうがいろいろな意味で、各個人の嗜好をよく反映しているというのは同感だ。
だから、TVや新聞広告よりウエブや口コミの方が重視されるのは当然だろう。

また、こうして表示されたウェブサイトのリストの中で、私がどれかを選んでクリックすると、「私というユーザーがこのサイトをクリックした」という履歴が、また材料データとして利用される。スペルを打ち間違えれば、「間違いやすいスペル」の履歴となり、「もしかしてxxx?」というあいまい検索の材料となる。

外部から取り込むデータ、例えばNASAの観測データ、ブックスキャンで取り込んだ書籍の中身、最近買収したザガットのレストラン評価なども、すべて製品の材料となり、既存サービスの品質向上や新サービスの開発に結びついていく。

Facebookの以下のおすすめは、ホント気持ち悪いくらいだ。

「この人を知っているのでは?」というオススメは、あまりに正確で気持ち悪いほどだ。

この記事を書いた著者に興味を持った。女性なんですね。
「マネーボール」から医療まで、難問を解決するデータの力:日経ビジネスオンライン
海部 美知(かいふ・みち)
エノテック・コンサルティングCEO(最高経営責任者)。ホンダを経て1989年NTT入社。米国の現地法人で事業開発を担当。96年米ベンチャー企業のネクストウエーブで携帯電話事業に携わる。98年に独立し、コンサルティング業務を開始。米国と日本の通信・IT(情報技術)・新技術に関する調査・戦略提案・提携斡旋などを手がける。シリコンバレー在住。子育て中の主婦でもある。ブログ:Tech Mom from Silicon Valley。Twitter ID:@MichiKaifu。著書に『パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本』(アスキー新書)がある。

リンクのあったブログも見てみた。Tec Mon from Silicon Valleyっていうタイトルがいいねぇ~。
このiモードに関する記事も同感だし、面白い。
Tech Mom from Silicon Valley
夏野さんと孫さんのツイッター喧嘩に端を発した「iモードの評価」について、池田さんが書いた記事をRTしてコメントをつけたら結構反応があったので、ちょっと解説しておく。
iモードの成功と失敗 - 池田信夫blog - BLOGOS(ブロゴス)
iモードの価値評価については、世界のケータイ業界ではすっかり定まっていると思う。私の考えも、それ以上でも以下でもない。