NHK インサイダー問題

昨日のニュース。
内情および事実は良くわからないけど、最初にインサイダー問題がおきたとき、これだけではないよな、と直感的に思った。
結果やはりである。
asahi.com：ＮＨＫが追加調査　「漏れあった」　インサイダー問題 - 社会
会社のコンプライアンス対応の課題が現れているように感じる。
まず、パスワードを設定すれば、このようの問題は起こらない。後はモラルの問題だとする限界だ。
この事件でわかるように会社では共通のパスワードなどをメンテナンスのためなどに必ず設定する。
情報の当事者が、PCの不具合を直せる専門家ではない、そして、専門家に不具合解消をお願いする際に立ち会ってそのたびごとにパスワードを入力するわけに行かないので、便宜上のパスワードを設定することになる。
これは、結構類推可能なものが多くなる。
それは、PC担当専門家は、各部門のパスワードをいっぱい覚えているわけにもいかないし、どこかへメモすればその管理が問題だしと言うような理由かな。
このようなことを避けるには、物理的にこのような行為がフールプルーフで、まったくできないようにするしかない。
しかし、そのような形にするのはかなり難しいようだ。
すべてのソフトをサーバ上において、各自の端末はキーボード入力装置にすると可能なのかもしれない。このあたりは専門家ではないのでよくわからない。
いずれにしても、機密漏洩、インサイダー取引などの危険に対しては結局各自のモラルに頼る部分がゼロにはならないのが実態だろう。
そのような危うい社会なんですよね。