温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

タイムドメイン yoshii9 mini light と言うスピーカー

2008-01-14 20:24:35 | 音楽
土曜日にタイムドメインという会社のスピーカーの視聴室へ行ったと書いた。
今日は少し説明を。
原理はウエブページに詳しく書かれているので参照してください。
10th Anniversary! TIMEDOMAIN 心のオーディオ ~自然な音のスピーカー
Yoshii9:製品案内? TIMEDOMAIN (心のオーディオ ~自然な音のスピーカー )
オーディオって何だったんでしょう。
過剰に音域を分割され、加工された音。そのためにますます膨れ上がるシステム。システムとシステムをつなぐ、無数のケーブルとコネクター。迫力ある音を求め、巨大化し、グロテスクなほど飾りつけられ、そうして音は、どんどん壊されていく----
録音された音源を、ただただ忠実に再現することに全勢力を注ぎ、無駄なものを一切取り除いた画期的なシステム。
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 何も飾らない。何も媚びない。
 そのままの音像が満ちあふれる悦楽の空間。
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あたかも、その音源が録音された場所に座っているような錯覚。今目の前で、アーチストが最高のコンディションで行った演奏を、リアルタイムに体感することが可能となりました。

ウエブには上のようなことが書かれている。
私が視聴して驚いたのは
1.本当にヴォーカルはリアリティがある。
2.低音の量感と言われるものウーハーが揺れて、空気の動きを感じるとか、床が響き自分腹に伝わるとか言う意味での量感はないが、低音は確かに再現されている。
3.アンプなどを選ばない、聞く位置を選ばない。
などである。
特に2は、音に対する考え方を変えさせられる。
いままで、音圧みたいなのがないと低音が楽しめないという感覚でいたけど、それだけではないことがわかった。
これはいったいどういうことだろう。
視聴室にいたエンジニアらしい方の説明を聞くと、「おとのかたち」という表現を盛んにしていた。
定常音としての周波数特性ではなく、時間軸での音を忠実に再現することを重視したそうだ。
これは私のエンジニアとしての騒音解析などでも、好まれる音を追求するには周波数だけでなく、時間軸まで含めてどのようなタイミングで、あるいはどのような順序でどのような周波数の音が出るかが、好まれる音、そうでない音を分けるようその一つであるということはよく知られている。
そんなようなことを思いながら、このタイムドメインのスピーカーの音を聞いた、いや楽しんだ。
ひさしぶり!、ビルエヴァンスのワルツフォーデビーか、モントルーか、あるいはキースジャレットのケルンコンサートか?覚えていないけど、背中がぞくぞくした!。感動!。
小さなminiやlightというスピーカーでも信じられないような臨場感が得られていた。
これは欲しくなってしまったぞ!。まずい。

私はこのスピーカーを気に入ってしまったのだが、そうでない方も多いらしい。
賛否両論らしい。
しかし、皆さんもぜひ一度体験するといいと思う。
もしかしたら、すばらしい体験となるのだから。

ユーザーの声? TIMEDOMAIN (心のオーディオ ~自然な音のスピーカー )でユーザーの声が聴ける。
アップルストアでもユーザの声が聴ける。lightについてだけど。
The Apple Store (Japan) - TIMEDOMAIN light

他にも理論はウィキペディアも参考になる。
タイムドメイン・スピーカー - Wikipedia
以下のサイトは超マニアックにいろいろ詳しい説明が載っている。
タイムドメインスピーカーの使い方

ビル・ゲイツを驚愕させた由井啓之のスピーカー作り/Tech総研
あのビル・ゲイツ氏も驚いたという音はどのようにして生まれたのか。

タイムドメインのある暮らし