梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

自主稽古とは…?

2009年08月14日 | 芝居
午前中に『双面』メンバーが国立劇場の稽古場に集合し、<自主稽古>をいたしました。
指導者をおかない稽古を、《合同公演》では自主稽古と呼んでおりますが、演者同士のイキを合わせたり、細かい部分の段取りを合わせるのが主な目的です。もちろん、一回でも多く体を動かしておきたいわけでもありますが…。
藤間の御宗家は、ただいま《苫舟の会 研究公演》と《趣向の華》の準備で大変な状況。ここしばらくは、物理的に『双面』のお稽古はできない状況、こちらも無理は申せません。

仲間同士で補える部分は、お互い助け合い、教えあって解決し、次の正式なお稽古までにまとめあげておく!
とはいっても、目の前に講師の方がいらっしゃらないと、不安でもあり、緊張感が途切れてしまうきらいも…。
お稽古の仕方も、本当に難しいです!

           ◯

昼過ぎからは昨日と同じく四谷のお稽古場で《研究公演》《趣向の華》の稽古。
2日分の演目を稽古するわけですから、気がつくと夜になっている…。
昨日よりは早く終わったので、近所の焼肉屋で栄養補給。スタミナをためておかないと、これからは乗り切れない!

80人全員素晴らしかった!!

2009年08月13日 | 芝居
2009年度『小学生のための歌舞伎体験教室』の発表会!
4班ともに、無事に稽古の成果を披露することができました。
みんな今日が一番声が出て、一番元気で堂々としてました! やっぱりお客さんが入ると気合いが入るのかな。

上演中に気分が悪くなるとか、頭が痛くなるとかいうアクシデントは毎年のことですが、自分が後見する子供さんがそうなると、サァどうしようかとこちらも緊張が走りますね。舞台に穴をあけないよう、そして、お子さんに「失敗しちゃった」とか「迷惑をかけた」なんて後悔をさせないような対応、ケアに勤めますが、いろいろあっても、全てもやり終えたお子さんたちの晴れやかな顔、元気な姿には、毎度毎度、幸せな気持ちになります!

みんな本当にお疲れさまでした! とってもよかったですよ~!
これを機会に、もし歌舞伎を好きになってくれたら、また劇場で会いましょうね…。
舞鶴役の4人の坊ちゃん、私のこと、忘れないでね(なんだそりゃ)。

            ◯

『体験教室』を終えてすぐさま四谷にある稽古場に移動し、《苫舟の会 研究公演》《趣向の華》の下ざらい。こちらも大詰め。
《研究公演》では、『常磐の庭』『日高川』『切り禿』『桔梗姫高野旗揚』に後見でお手伝いです。差し金を使ったり蜘蛛の糸を撒いたりと、日頃できないお仕事をいろいろ経験させて頂きます。
私以外の後見や、脇のお役で《合同公演》メンバーも多数出演させて頂きますし、既存曲を、新しい振り付け・演出により上演するという、大変意義深い公演に参加できますこと、本当に有難いことでございます。

…長い一日でしたが、なんとか乗り切れました。これも子供たちから元気をもらったおかげでしょうか?

やることいっぱい! 3日目 

2009年08月12日 | 芝居
《歌舞伎体験教室》は<舞台稽古>、これが一番大変でございまして…。
化粧も、衣裳も、鬘も、ほとんどのお子さんが初体験ですから、幕を開けるまでがまさに“戦場”!
こちらも、4年以上携わっている仕事なのですが、何が起こるかわからないのが当たり前(ヘンな表現だな)ですので、なかなか前回通りとはいきません…。

とはいえ、大過なく皆さんそれぞれの役を勤めてくれました! 
明日の本番も、落ち着いて迎えてくれるでしょう。
むしろ、はじめて舞鶴の後見をする私の方が、とても緊張しているのですが…。

            ◯

《歌舞伎体験教室》のあとは、藤間の御宗家稽古場にて《趣向の華》『有馬猫』の稽古。
下座をお勤めになる、勘十郎師、尾上青楓師ほかの皆様の演奏も入って、より本番の雰囲気でした。


            ☆

《合同公演》初日まで、あと10日になってしまいました!
ボヤボヤしていたつもりはありませんが、さらにエンジンをかけなくてはならない時期となったのは事実!

初日が近づいてくる段になると、ついつい悩んだり、考えこんでしまうことも多くなるのですが、そういうものを吹っ切って、もう一回新たな気持ちになること! <課題>を乗り越えることにも、楽しく、面白がって、前向きに取り組めるようになったらしめたものです。
…自分が楽しく演じられなかったら、お客様が楽しめるわけがない! 先輩から昔頂いた励ましの言葉の重みを、切に感じる日々でございます。

おかげさまで<完売>間近の回もでてまいりました! 有り難うございます!!
ようやくお休みの予定がついたという貴方! 最新のチケット状況をこちらから確認してお早めのご注文を!!




やることいっぱい! 2日目 

2009年08月11日 | 芝居
未明の地震には久々に肝を潰しました。
マンションの上階なんで、揺れが増すのですよ…。ああ怖い、万歳楽万歳楽…。

《歌舞伎体験教室》は本日<総ざらい>。
今日から生演奏となった鳴物・三味線、あるいは狂言作者さんの柝やツケ打ちの音に、みんな興味津々といったカンジでした。
みんな昨日より元気に演技してました! 私としては、やっぱり舞鶴の4人が気になりますが、いや~随分立派になりました(加賀屋(魁春)さんもおっしゃってましたから間違いなしです)! 声もよく出てましたし、いわゆる<時代に張る>台詞回しを掴んでくれてます。明日はもう、化粧、衣裳もいたしましての<舞台稽古>。サァみんなどこまで頑張れるかな?
…同じ先生に習っても、それぞれの個性が色濃く出るのが面白いですね。

            ◯

今日も宗家に伺いまして、『双面』。
松若とお組がやってきてからのやりとりは、相手がいるのでよいのですが、幕開き、一人でいう台詞に、どうすればもっと気持ちや風情を込められるかが大きな課題です。客席に語りかけるというわけでもないし、独り言でもありませんし…。もっと私がおしずになり切っていれば平気に喋ることができるのでしょう。稽古稽古!
登場人物全員が揃ってからは、それぞれの踊りの合間あいまを、おしずが万端仕切ってゆくような芝居が続きますが、この辺りはだいぶ慣れてきました。目の前でおきた<二人お組>という異常事態に、どれだけ驚けるか、なんとかしなくちゃと思えるか。それがお芝居のウソで、ケロッと総踊りになったり、目隠し鬼ごっこになったりする洒落、趣向のバカバカしさも、全部ひっくるめて、まず自分が楽しまなきゃいけないのかな。

そろそろ悩んでばかりもいられなくなってきた。課題を克服するのは当然のことながら、どっかで開き直れる度胸ももたないと!

…《趣向の華》『有馬猫』は、今日の稽古はほぼ全員揃っての稽古でした。<悪の女小姓>梅丸も、大きなお役ゆえに難儀をしておりますが、頑張って欲しいです! 全編観てのお楽しみという盛りだくさんなお芝居なので、詳しくは説明できませんけれど、台詞もたくさんですし、体もバンバン使う大変なお役なのですよ、本当に…。


やることいっぱい!

2009年08月09日 | 芝居
《歌舞伎体験教室》は、初の“全体稽古”でございました。
これまで、各役ごとに分かれてお稽古をしていたのが、今度は相手の演技を受けたり、逆に渡したり。自分の台詞が、誰に、どこに向って言うものなのか、初めてわかったというお子さんも…。
だいぶ雰囲気が変わったので、とまどったり緊張したりする場面もままございましたが、今日のカンジを掴んでくれれば、明日以降の稽古では、グンとまとまってくれると思います。
…本興行の稽古もする、<大稽古場>での稽古でしたから、みんな声をどこまで出していいかわかりかねていたみたい。遠慮なく、恥ずかしがらずに大きな声を出してくれればよいなァ…。

            ◯

大雨の中を車で移動して、松濤の藤間御宗家稽古場へ。『双面』も本当の追い込みです。
「もっとラクに」「ファジーに」「気持ちで動くように」…。これまで御宗家から頂いた様々な課題。そろそろ結果が出てこないと…。いろんなことを<忘れて>、振りや仕草が、体に染み込んだものとして、自然に生まれるように。もうひとふんばり、踊って踊って踊りまくって、叩き込まねば!

《苫舟の会 研究公演》、《趣向の華》の稽古も同時に行っていますので、半日御宗家で過ごしています。
《研究公演》ではほとんどの演目で後見をさせて頂きますが、御宗家のご一門の方々が、新たに振り付け、演出をなすったものですので、お手本がないだけに、これまでの経験を応用して自分たちで段取りをつくっております。これも本当に勉強になります! 日頃大変なお世話になっている御宗家の会に、こうしてお手伝いができますことは、本当に有難く、少しでもご恩返しができたらと思っておりますが、かえって足を引っ張るようなことがあってはなりませんのが、プレッシャーといえばプレッシャー。

《趣向の華》の『有馬猫』も、だんだんとまとまってまいりました。
私が勤めさせて頂く、“悪い腰元”。最初は恥ずかしかったのですが(これを仲間にいうと信じてもらえない!)、段取りがまとまってきますと、お役の面白さが見えてくるところ多々で、こちらが突っ込んで演じないと、虐げられる萬屋(梅枝)さんの哀れも引き立ちません。お芝居が水っぽくならないように(ただでさえ“素”なのですし)、行儀はまもりますけれども、できるか限り憎々しく演じたいと思います。


吸収の早さといったら!

2009年08月08日 | 芝居
《歌舞伎体験教室》のお稽古。
加賀屋(魁春)さんのご指導による<舞鶴>は、4班全員男の子が演じます。
『対面』全出演者のなかで、唯一“女形”が勤めるお役なのですが、みんな大きな声が出ていて、頼もしいです!
今日から動きの指導も始まりましたが、すぐに慣れてくれるでしょう。
…一からのお稽古に携わるのは初めてなので、ご指導のもようは、とても勉強になります。

             ◯

お祝い事の演し物も無事(?)勤まりまして、ホッといたしました。
「1回ポッキリ」の緊張感、ホントいやですね~。



エネルギー、摂るか盗られるか

2009年08月07日 | 芝居
本日より、平成21年度『小学生のための歌舞伎体験教室』です!
またやってきました、この時期が…。

今までは、傾城の後見をさせて頂いておりましたが、今年は加賀屋(魁春)さんによる<小林妹 舞鶴>の演技指導の補助、そして後見をさせていただきますので、今日から連日国立劇場へ通い、“授業”に出ます。
元気いっぱいのお子様たちと、楽しく過ごせたらと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします!

             ◯

総監修である師匠と、久しぶりにお会いできました。
師匠は開講式のあと、宣伝写真の撮影。なんの演目かはヒ・ミ・ツです。
これがまた面白いこしらえです。お楽しみに~。

『双面』のお稽古はありませんでしたが、明日は仲間のお祝い事がございまして、そこでの演し物のお稽古を…。
本当に、やることいっぱい! でも楽しい毎日です!!


《合同公演》初日まであと14日!
24(月)ヨルA班・25日(火)ヨルB班に「余裕あり」
最新の残席状況はこちらから!

一足飛びは無理だから

2009年08月06日 | 芝居
お昼前から『双面』のお稽古。
昨日よりは前進しても、目標には遠し…。
B班のおしず役、京紫さんに、とてもかないません!(←当然ですが)
雰囲気、心持ち、何気ない仕草の風情…。
学ぶところばかりです!

まず、今の自分にできることを正確に、丁寧に。
それから徐々に、自然に<味付け>ができたらいいな…。
焦らず頑張ろう!!

          ◯

夜は《合同公演》の宣伝をかねて、根津のイタリアン<PANELLA(パネイラ)>さんへ。
根津に住んでいる仲間の紹介です。
開店して1年ちょっとだそうですが、パスタもピッツァもとってもおいしいお店!
自家製パンもオススメです。
雰囲気の良い店内、親切なオーナー夫婦のお心も、すっかり堪能いたしました~。

薫製と野菜 イタリアン PANELLA
〒110-0001 台東区谷中1-3-7 1F
03(3822)3557
月曜 定休


合わせて、近辺の他のお店にも《合同公演》のご案内をさせて頂きました。皆様快くご協力下さいまして、街のあたたかさに感激いたしました。素敵なところですね、根津!

『双面』再始動!

2009年08月05日 | 芝居
《音の会》もあり、しばらくお稽古がなかった『双面』の稽古が今日からはじまりました。
A、B両班のメンバーも、いっぺんに揃うことができますので、お互いの演技を拝見できるのが勉強になり(刺激にも!)、また後見も勤めあうことができます。

稽古がない間も、自宅で浚っておいたハズなのに、いまいちいまにいまさん…。
“緩み”があったのが悔しいです!
久しぶりにご一緒した、A班メンバーの法界坊・蝶之介さん、お組・一蝶さん、松若・京純くんとのイキを、今一度合わせることからはじめて、もっともっと踊り込まねば!

う~ん、時間がいくらあっても足りない! 
それを克服できるのは己が集中力のみでしょうか。
やっぱり難しい問題デス…。


《合同公演》初日まであと17日!! 
最新のチケット状況はこちらからご確認を!

『音の会』千穐楽です!

2009年08月04日 | 芝居
本日『音の会』無事千穐楽!
お越し下さいました皆様、どうも有り難うございました!

2回で終わってしまう『音の会』は、やっぱりさびしいです!
後見だけの出演だって、次はこうやってみようとか、ここを直さなきゃとか、もう少しでも、数を重ねたいのが正直な気持ち…。
でも、今回『棒しばり』という演目に携わることができて本当によかったです。いたらぬところ多々ありましたが、たくさん勉強させて頂きました。関係者の皆様、次郎冠者の國矢さん、次郎冠者の左字郎さん、そして大名の蝶八郎さんに、この場をかりて、あつく御礼申し上げます。

…これで、私の<夏の舞台>の一つが終わりました。
これから『子供歌舞伎体験教室』、『苫舟の会 研究公演』、『趣向の華』、そしていよいよ『合同公演』…。
夏バテなんかできません! 気力体力フルチャージで挑みます!

そうだ、与三郎の墓参りも、まだだったなァ……。





『音の会』初日です!

2009年08月03日 | 芝居
更新が滞ってしまいまして、失礼をいたしました。
『合同公演』と『音の会』の稽古、そして事務作業にまさに<忙殺>されておりました…。
有難いことでございますが、暑さ厳しきおり、さすがにちょっとこたえてマス。

(『音の会』稽古日誌として、7月31日~昨2日までの記事を追記させて頂きます)

本日、『音の会』の初日を無事迎えることができました。あつく御礼申し上げます。
まさか自分が後見をさせて頂くことはないだろうと思っていた『棒しばり』。大変勉強になっております。
懐かしき『柝の会』メンバー、澤村國矢さん、市川左字郎さんの5年ぶりの次郎と太郎、やっぱり、あれから重ねてきた年月と経験の力なのでしょうか、パワーアップ&大きくなっていましたのが、嬉しいです。
蝶八郎さんの大名も、とっても大らか、ほのぼのして素敵です。

40分ちかく、舞台にいっぱなしの後見なので、同じく後見の京珠くんと、終わってから「暑いね~」と…。
踊られるお3人はなおさらなのでしょうが、それをはねのけるような元気な舞台になっています!

明日はもう千穐楽というのがさみしいところですが、ご覧頂いていない方は是非是非! 
なにとぞご来場下さいませ! 



『音の会』舞台稽古です! そして<友の会パーティー>!!

2009年08月02日 | 芝居
午前11時から『棒しばり』<初日通り舞台稽古>。
國矢さん、左字郎さん、蝶八郎さん、皆さん30分前には拵えを済まし、舞台にて“居所合わせ”を念入りに行ってから挑みました。

私の後見の仕事で、一番緊張いたしますのは、左字郎さんの太郎冠者を、後ろ手に縛るところでしょうか。晒を細長く折り畳んだものを、両手首をからめながら背中で結びます。
あらかじめ、度々この後見をなすってらっしゃる先輩に、結び方をはじめ細かく教えて頂きましたが、衣裳を着ている状態になりますと、また感じが変わるものですね。着ている肩衣(かたぎぬ。裃の上だけのもの)が突っ張っていますから、うっかり手元をゆるめると解けかかっちゃうんです。
手早く綺麗に、という、毎度毎度申し上げている課題を、今回もどれだけ克服できるか。頑張りたいです!

(しかし、仕事とはいえ、人を縛るというのは、あまりいい気持ちがしませんな。)

その他の仕事は大過なくできましたが、細かい反省点は相方の京珠くんと打ち合わせをして、段取りを整えました。
…それにしても暑かった!

          ◯

舞台稽古は12時過ぎには終わり、続いては、夕方6時開宴の<稚魚の会友の会 夏のパーティー>の準備!
昨年末にクリスマスパーティーができませんでしたので、今回は真夏の会となりました。仲間たちと買い出しして、会場を作って、打ち合わせをして…で、あっという間に開場時間。

60人近い方がいらして下さいました! 余興4演目も盛り上がりまして(私のは「?」ですけども)、会員の皆様と、久々にお目にかかり交流できましたこと、心より御礼申し上げます。
改めまして、《合同公演》のご案内、また、出演者それぞれから各役への意気込みをお伝えすることができました。
若手が中心となった、新しい陣容での初の公演ということで、出演者一同、本当に不安ばかりなのですが、ご来場下さいました皆々様からのお励ましの声に助けられたような気持ちです。本当に有り難うございました!

(8月3日 記)

『音の会』総ざらいです! そして<全体会議>

2009年08月01日 | 芝居
午前11時から『棒しばり』の<総ざらい>。

最後の最後の、葛桶の蓋の片付けもうまく間に入りました。曲と振りをちゃんと体にいれておけばドキドキもない! あとは手際の問題ですね。

…『棒しばり』の後見は2人出ますが、本興行では、たいてい太郎冠者役の方のお弟子さんと、次郎冠者役の方のお弟子さんがお勤めになります。
大名が一度引っ込んだところで、太郎と次郎の居所が変わるので、それに合わせて後見もいったん退場し、上手下手を入れ替えて再登場することが多いのですが、今回の後見は私と京珠くんで、踊る人の弟子ということではないので、退場して入れ替わることはせず、私は上手係、京珠くんは下手係というように役割を分担しています。

後見の段取りを教えてくだすった先輩のご助言で、このようにさせていただきましたが、
「一度引っ込むとね、だいぶ楽なんだよ」という言葉の意味がよくわかりました。
舞台滞在時間が、長くなるわけでして、足の負担がなかなか…。

でも、若輩の我々は弱音ははきません! 出入りが減る方が、舞台の進行の邪魔もしないですむということでもありますし。
これも修行です!

          ◯

<総ざらい>のあとは、《合同公演》の事務をいくつかこなして、夕方から“全体会議”。
《合同公演》出演者のほとんどが集まりまして、今後の確認、討議が必要な事項は意見を交わします。
チケットの売れ行き、と申しますか、チケットセンターではなく、我々自身が担当しているチケットの残席状況をとりまとめてみました。絶好調の回もあれば、もっと頑張らねば! の回もありました。

今一度、「自分たちの会であること」を意識して、なおいっそうの宣伝活動に取り組んでゆくこと、そして、お越し下さる方々のために、しっかりした舞台を作ることを最大の課題とすることを確認しあいました。

各自が公演に、勤めるお役、演目に責任を持つことは、当然のこととはいえ、実は難しい。27人の参加者の気持ちを、どれだけまとめてゆけるか。いろいろ考えてるうちに、鬱々としかけたのですが、少しは気が晴れるかもよと、会議のあとで仲間が誘ってくれた江戸川の花火大会に、救われました…。

          ◯

最後の最後まで、『全日完売』を目指して頑張ります!
どうぞ、どうぞよろしくご協力のほど、お願い申し上げます!

(8月3日 記)