今日は大稽古場にて『勧進帳』の稽古。
本番を想定して、各自衣裳を着てのお稽古です。この演目は、富樫は“長袴”、弁慶、四天王、義経は“大口袴”と、普段我々が勤めるようなお役ではまず着ない、そして大きさ重さ扱いにくさも段違いな衣裳を着ます。その上で大いに動き回らねばなりませんから、早いうちに慣れておかないと舞台稽古でエラい目に遭ってしまいます。その意味で、今日明日の衣裳付き稽古は大切な意味を持っているのです。
成田屋(團十郎)さんのご指導も、始めの頃の<発声法>や<歩き方>、稽古場が移ってからの<居所>を経て、各役の細かい演技、台詞回し、そして衣裳、小道具(小道具も本番通りのものを使っております)の扱いと、より具体的なものに変わっております。本人がきちんと飲み込むまで、何度でもご説明くださるご熱意は本当に有難いです。
『勧進帳』がどんどん<芝居>として深まっていることが実感できるお稽古でした。
本番を想定して、各自衣裳を着てのお稽古です。この演目は、富樫は“長袴”、弁慶、四天王、義経は“大口袴”と、普段我々が勤めるようなお役ではまず着ない、そして大きさ重さ扱いにくさも段違いな衣裳を着ます。その上で大いに動き回らねばなりませんから、早いうちに慣れておかないと舞台稽古でエラい目に遭ってしまいます。その意味で、今日明日の衣裳付き稽古は大切な意味を持っているのです。
成田屋(團十郎)さんのご指導も、始めの頃の<発声法>や<歩き方>、稽古場が移ってからの<居所>を経て、各役の細かい演技、台詞回し、そして衣裳、小道具(小道具も本番通りのものを使っております)の扱いと、より具体的なものに変わっております。本人がきちんと飲み込むまで、何度でもご説明くださるご熱意は本当に有難いです。
『勧進帳』がどんどん<芝居>として深まっていることが実感できるお稽古でした。