5月21日、瑞牆の右岸スラブに行ってきました。10年ほど前に我々が開拓したエリアです。
今日のメンバーは月稜会7名にBIG ROCK店員マッチが加わり8人でした。このエリアはスラブとクラックが中心のトラディッショナルなエリア。ボルトもほとんどがグランドアップの手打ちで、グレードが低くても気の抜けない、1本1本が内容の濃いルートが揃っています。
「知草」5.10c マッチがTRでトライ。フィンガーからハンドのクラック。
本来30mのルートだが、途中の木で終わることが多い。上部のスラブは割愛してしまっている。
傾斜の強いスラブ「スリーダイク」5.11b
唯一のラッぺルボルトルート。マッチはオンサイトでした。
7mとみじかいクラックだが、内容はてんこ盛り。「腕ひしぎ逆十字固め」5.10c
薄かぶりのフィンガーを抜けた後に関節技をきめられた格好になってしまう。
ちょっとグレーディングが辛いか?
同じくマッチ。このくらいかぶっている。
「天鳥川ミュージックホール」5.9 35m/5.10b 20mの2ピッチ
これは2ピッチ目の垂壁を抜けるところ。
この後にしびれるスラブが待っている。
御覧の通り、ホールドもスタンスも何もないスラブをドキドキしながら登る。
でも、このエリアの看板は「執念の掃除婦」5.10c。
35mのルートに花崗岩の要素が「これでもか!」というくらいに詰まっている。
登ってみれば、「クライミングの楽しさってグレードじゃない」ってことがわかる。