タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

天涯の花

2009年07月11日 | 山歩きから
天涯の花・キレンゲショウマ

 宮尾登美子さんの小説ですっかり有名になったキレンゲショウマ。これだけ有名になると人を呼ぶことが出来ます。登山者を呼ぶことが出来ます。



 四国の高峰・剣山。その北側の斜面にひっそりと咲いています。前回は少し早すぎたのか花はほとんど咲いていませんでした。そこで学習して2度目のキレンゲショウマ詣で、今度は当ったようです。

 一面の花畑に見えますが、本当は剣山北面の狭い一角です。鹿の食害から守るためにネットで囲まれています。(写真の左下)そのネットを写さないためにはアップで撮るしか方法がないようです。



 アップで撮るためには美しく咲いている花を探さないといけないのですが、しかし、現場は足場の悪い山の斜面です。そして何より花を傷めることは絶対に避けなければなりません。撮影することが許されるのは登山道からだけです。そのように考えると撮影できる花は思ったより少ないものです。



 画面がすっきりした写真を撮りたい私にはお気に入りの一枚です。



 これもお気に入り、と言いたいのですが、パソコンに映して初めて分かりました。写真を撮るときは花にピントを合わせることに集中していたので気がつかなかったのですが、背後の木漏れ日が邪魔なのです。あそこが黒くつぶれていたら傑作だと思うのですが、、、、これでは失敗作ですね。

 もっとも現場でそのことに気づいていても、足場の悪いところでしたから、あの木漏れ日をうまく処理することは出来なかったはずです。



 花には花の時期があります。タカの渡りが年中見られないのと同じです。そのためにある山のある花に照準を合わせると、他の花を見ることは出来ません。それだけにこのような写真が、花の時期とタイミングが合った時に撮った写真が貴重になるのだと思っています。

 今年は北アルプスでコマクサの写真を撮るつもりですが、そうするとこの天涯の花を今年撮るチャンスはなくなるのです。

 この花園までは見の越からリフトを利用すると比較的簡単に行くことが出来ます。そのことは有難いのですが、簡単に行けると言うことは、不心得者も簡単に行くことが出来る、と言うことなのです。

この花園があらされることのないように願ってやまないタカ長です。




高嶺の花

2009年07月10日 | 山歩きから
コマウスユキソウ(ヒメウスユキソウ)

 今日も雨、そのため朝からパソコンに向かっています。



 今日の高嶺の花はコマウスユキソウです。高さ5~10cmなので別名ヒメウスユキソウ(姫薄雪草)。中央アルプス木曽駒が岳の特産種とされています。

 この写真は文字通り木曾駒ケ岳の山頂近くで撮りました。



 ウスユキソウの仲間はヨーロッパアルプスで見るエーデルワイスに似ているためか人気の高山植物で、特に女性には人気があるようです。コマクサの並んで高山植物の両横綱、と言っても良いのではないでしょうか?



 私の持っているポケット図鑑には「木曽駒ケ岳と宝剣岳にだけ見られる」と書かれていますが、写真のコマウスユキソウは宝剣岳の南、島田娘あたりで撮影したものです。

 最初の写真のように晴れの日に撮った写真より雨模様の中で撮ったものが風情が感じられて好きですが、撮影するのは大変です。現場は3000m級の山の稜線ですから、かなならず風があります。風雨の中での撮影になる、と言うことです。



 気象条件の厳しい高山に咲く花は雨模様の天気が似合う、と言ったら言い過ぎになるでしょうが、図鑑写真を撮るのでなければ多少の悪天候は積極的に利用するのが良いのではないかと考えています。


岸壁の花

2009年07月09日 | 山歩きから
岸壁に咲くイワタバコの花

 イワタバコの花を初めてみたのはたしか四国石鎚山の麓、面河渓の遊歩道を歩いていたときだと思います。もうかなり昔の話です。もちろん岩壁、しっとりと湿気のあるところでした。



 このイワタバコはそのとき撮ったものではありません。広島県の国の名勝、三段峡で見つけました。
 三段峡には毎年行っていますが、夏はいつも8月でした。その年は少し考えを変えて7月に行ったら、いつも歩いているところに咲いていました。



 1ヶ月の差は大きいのでしょうか?それともその年たまたまタイミングが合ったのか?今年もほぼ同じ時期に行く予定です。もちろんお目当てはこのイワタバコ。



 イワタバコの仲間は世界で3000種以上、熱帯から亜熱帯を中心に分布しているようですから、私たちが日本で見ているのはメイン通りをはずれた場末の路地裏の花を見ている、と言うことになるのでしょうか?



 高嶺の花ばかり紹介してはいけないので県内の花もアップすることにします。今日はその第一弾と言うわけです。



 これはホトトギス。私のイメージでは高原の花なのですが、なぜか三段峡で見つけました。初めて見たとき「二階建ての花だ」と驚いたことが忘れられません。遠い遠い昔、青春の頃の道後山でのことです。

 それ以来ホトトギスは、私には高原の花なのです。


山の朝

2009年07月08日 | 山歩きから
晴れた日の山は良いけれど、、、、

 夏山。北アルプス登山。自分の足で登ると1000m以上の標高差を一日で登ることになります。地域限定ですがロープウエイやバスで二千数百メートルまで足を使わないで登れる山もありますが、山は自分の足で登るのが基本です。当たり前ですね。

 しかし、歳を重ねるにしたがって辛くなっているのは事実で、まるまる1000m以上登るのは今年が最後(?)などと考えています。ちなみに今年の夏山は燕岳から常念岳への縦走で、初日は自分の足で1300m登ることになります。



 山歩きは晴が最高、と言っても間違いないはずですが、このように晴れると写真的には面白くない、とも言えます。私だけではないでしょうが天気の変わり目に写真のチャンスがやってくると考えている人は多いはずです。



 中央アルプス千畳敷カール。宝剣岳が雲の中から現れてくるところです。チョッとひねって水面に写る山を撮ってみました。



 この千畳敷にはロープウエイで行くことが出来ます。簡単に夏山の写真を撮ることが出来ますが、写真のことを考えると日帰りは面白くありません。朝夕が良いのですから。

 ここにはホテルがありますが宿泊料は山小屋の2倍、そのためビンボーなタカ長は例年の夏山より時間短縮して2泊しか出来ませんでした。



 このホテルをベースにして千畳敷カールのなかで被写体を探すのも良いし、山に登ることが出来る人はここから木曽駒が岳までゆっくり往復することが出来ます。



 山は朝です。伊那谷の雲海と南アルプスの山々、そして富士山です。



 同じく南アルプス北部の山々。左の三角形の山が甲斐駒ヶ岳です。

 このような写真は日中には撮ることが出来ません。朝夕がんばって撮るのですが、私たちは山岳写真家ではありませんし、写真を撮るために山に登るのではありません。

 安全に山を歩くことと写欲を満たすことのバランスを考えながら歩いています。



夏山を前に

2009年07月07日 | 山歩きから
山の話で失礼します

 北アルプス登山まで一ヶ月を切りました。タカの話、韓国情報も途中までしかお伝えしていないような気がしていますが、私としてはそろそろ山モードに切り替えないといけないのです。この歳で仲間を連れて北アルプスに登るのですからチョッとした思いつきでは登ることができないのです。

 暑くなってきました。涼しい山の写真を紹介しながら、チョッとだけでも納涼気分を味わっていただければ幸いです。



 最初は県内の山から、、、、。備北の山、吾妻山の花です。



 この季節ですから雨に濡れた花が良さそうですね。タカ長は不親切ですから、花の名前を調べ、その花について記述するようなことはしないでしょう。山の雰囲気をお届けしようとしているだけですから、、、、。



 とは言っても多少は名前も知っています。これはイブキトラノオですが、伊吹山だけに咲いている花ではありません。県内の山でも見ることが出来ます。



 今日はこれだけ。いまからこのブログで紹介する花を探しに私のパソコンの中を覗くことにします。高嶺の花も紹介するつもりです。

 鳥の話題を探しておられる人には不満足でしょうがご容赦下さい。

 私もそろそろ「山男」にならないといけないのです。


お詫び

2009年07月06日 | 日々雑感
最近はブログの更新がおかしいのです

 最近はこのブログの更新がスムースに進まないのです。

 いつもどおり準備をして、事前にチェックして、間違いないことを確認して更新する。投稿後の画面では間違いなく更新されているのに、、、、、。あらためてアクセスしてみると画像が張り付いていないことが何度もあるのです。

 ログインして更新を始めるのですが、苦労して作成して「投稿」をクリックしたら投稿するためにはパスワードを使ってログインするように、と言ってくるのです。言ってくるのは良いとしても、苦労して作成した記事はすべてどこかに消えてしまっているわけです。

 同じことを二度することは辛いので今日の更新はキャンセルさせてもらいます。私の操作法がまずいのか? 他に何かの原因があるのか分かりません。今はシーズンオフですから多少時間がかかってもこのブログに付き合っておれますが、シーズンに入ると問題です。短時間で処理できるからブログの更新も出来るのですが、1時間も2時間もかかるようになるとブログとはオサラバしなければなりません。気になるところです。

 そう言えばいつかほとんどおなじものが二つアップされていましたが、あれは上記のような事情で更新できなかったので、泣く泣く同じようなものを再投稿したら、死んだはずの前の記事もアップされたのです。やれやれ。



 拙宅の庭のマユミの実です。このようになりました。秋には赤くなります。私の好きな実です。

 この写真を添えて今日の更新を終わります。同じことを二度するのは嫌なものです。

5月13日のコジェド

2009年07月05日 | タカの渡り観察
コジェドを飛び立った群がいつタカ長観察地に現れるか?

 5月13日、私たちはコジェドで大きな群れを観察しました。朝はほとんど飛ばない状態、辛抱のない人は昼には帰ってしまうパターンです。

 ドラマは14時頃から始まりました。



 マンサンからハチクマが湧き出してきました。次から次へ沸騰しているような感じです。写真は良くないですが証拠写真としてご覧下さい。



 その群が尾根を離れ、流れ始める頃に苦労してカウント。しかし、相手は私の思惑通りには飛んでくれません。やっと苦労して数えて、、、、



 マンサンを見るとまたまたハチクマが湧き出しています。これを数えるの?嬉しい悲鳴。

 このような状態が1時間も2時間も続きました。

 この日の数字は携帯メールでトビ吉おじさんに送り、トビ吉おじさんはホームページを更新、、、、このようにして韓国で大きな群れが出たことは関係者の知るところとなります。

 しかし、速報値なので何時に何羽出た、と言うような詳細は日本には知らされていませんからタカ長観察地のメンバーは首を長くしてハチクマの到着を待つことになりました。



 結局翌日の5月14日には到着しないで、翌々日の5月15日にその群がタカ長観察地に現れたようです。これがその日のグラフです。

 この先は詳細なデータが分かってからのトビ吉おじさんの推定です。



 コジェドを飛び出したハチクマはこのようなルートを通って九州や中国地方に渡ってきているはずです。その間の距離を計算し、当日の気象データからハチクマの飛行速度(対地速度)を推定して、各地の観察に現れる時間を求めるのです。



 コジェドを14時~16時に飛び立ったハチクマはその日のうちに対馬まで渡ったはずです。当日の海上の風はハチクマにとって都合の良い、美味しい風が吹いていたと言う情報をトビ吉おじさんはネットから得ています。その風に乗って渡れば時速40km/h~ 55km/hで飛ぶことが出来るから対馬に渡ることができる、と言うのがトビ吉おじさんの推定です。



 翌日の5月14日に対馬を飛び立ったハチクマがどこまで渡るか?
 北九州には行くことができるが、その日のうちにタカ長観察地には到着しないのではないか?トビ吉おじさんの推定ではその群は山口県のどこかに塒をとり、15日にタカ長観察地に現れた、と言うことです。

 そのようなことをシーズン終了後にデータを並べ、推察しているのですが、この話の詳細はこのブログにはなじみません。そのためここでは私たちがあれやこれやと推察しながらタカの渡りを楽しんでいると理解していただければ結構です。

 このような話はトビ吉おじさんの独壇場でタカ長が出る幕は無いのです。このような話題に関心のある人は渡りシーズンにタカ長観察地にお出で下さい。トビ吉おじさんが微にいり細にわたり説明して、皆様を煙に巻いて差し上げます。



 例によって最後はソンヒョン君の写真で閉めることにします。彼はインチョンに家を買いこの週末、つまりいま頃家族を呼び寄せて水入らずの生活に入っているはずです。

 しっかりした拠点にたった彼のこれからの活動に期待しましょう。

とんだ死角

2009年07月05日 | 日々雑感
こんな死角もあります。ご注意を!



 拙宅のガレージ、しかし、車は「わ」ナンバー。

 我が愛車は緊急入院中なのです。

 金曜日に十方山林道を歩きました。そのときエスティマのトランクを閉めるときに誤ってリュックサックのベルトを挟んでしまったのです。

 現地についてもトランクは開かない。仕方なく荷物は三列シート側から取り出し、そのリュックサックはベルトを切って取り出し、山歩きは予定通り済ませたのですが、、、、、、。

 どうしても開けることが出来ないので夜になってディーラーに電話したら、、、、
 「その状態で放置しておくと半ドアー警告灯がつきっぱなしになってバッテリーがあがることがあるのでいまから車を取りに行きます」と言う返事。夜遅くなって我がエスティマは入院してしまいました。

 昨日の土曜日、夜になってディーラーから電話。
 「うちのものに見させたのですが良い方法が見つからない。明日板金屋さんが来るので違った目で見てもらいます。もう一日車を預からせてください」

 あのままトランクが開かない状態では不便で困ります。まだ廃車にするような車ではないし、リュックサックのベルト何センチかで廃車なんて出来るわけがありません。

   百歩も千歩も譲ってトランクを絞め殺しにしても、警告灯の問題が残ります。警告灯を切ってしまったら他のドアーが半ドアーになったときに気づかないことになります。切らないといつもバッテリー切れの不安を抱えていくことになります。バッテリーをあげないために用も無いのに車を動かすのは費用面でも、排出ガスの問題から言っても許されないような気がします。

 荒療治で直したとしても傷が残るか、それとも請求書が残るか、、、、。両方残ったら目も当てられません。

 この問題、どのようになるか分かりません。人の車に乗るのがあまり好きではない私は今日も車無しの生活をすることになるのでしょうか?

しっかり出来ている我がエスティマですが、ベルト一本で動きが取れない状態になるのです。

 とんだ死角があったものです。皆様もご注意を、、、、、。

コジェドでの観察結果

2009年07月04日 | タカの渡り観察
コジェドで大きな群れをキャッチ

 今朝は本来のタカの渡りの話です。

 09年春の調査でハチクマの大きな群れをキャッチすることが出来ました。現地で観察した私も感動しましたが、その結果を速報で知った国内組、なかでもタカ長観察地のメンバーはその群の到着を心待ちにし、大いに盛り上がったようです。それだけの話題を提供することが出来ただけで今シーズンの調査は成功だった、と言っても良いのではないでしょうか?



 少し見難いですがこのグラフがその時のものです。トビ吉おじさんの作成です。左側がホンポ・ペンション前で見たタカ長の結果で、右側はペンションより東の展望台で見ていたK氏の記録です。グラフの右側が高くなっていることだけ見ていただければよいのです。午後ドカッと出たことだけ理解していただければ良いのです。

 私のポイントとK氏のポイントで見た数を単純計算するとダブルカウントになるものもいますが、大雑把に言えば5月13日にコジェドで観察していた私たちの上を1000+のハチクマが対馬方向へ渡って行った、と言うことです。



 2007年10月17日撮影の画像です。マンサン(望山)から対馬方向を見たところです。下の赤い屋根の家のすぐ右がホンポ・ペンションです。あの日あの時間帯にマンサンからホンポ・ペンションで観察している私の頭上を通って、左向こうに見えている三角形の島に向けて多くのハチクマが渡って行きました。



 カメラを少し右側(西側)にふるとこのようになります。下に見えているのがオウラの港でその先にはたくさんの島があります。この方向に流れていくハチクマもいます。点在する島を利用しながら、最終的には日本(九州)に渡っているのでしょう。



 カメラを左側(東)にふるとこのようになります。この尾根の向こうにK氏の観察ポイントがあります。この上を東方向に流れていく個体はホンポ・ペンションで見ることは可能ですが、低く流れていく個体は見ることが出来ません。この尾根の左側低く飛ぶと私のところからはまったく見えません。私のところからは完全な死角になります。

 5月14日はこの山の上から日本に渡って行ったのです。「もし」とか「たら」とか言っても仕方ないのですが、もしあの日このマンサンの頂上にビデオカメラでもセットしていたらド肝を抜かれるような迫力満点の映像が撮れたはずです。そしてその映像をこのブログに貼り付けることができたらアクセス数もドカッと増えたはずです。残念といえば残念ですが、しかし、そのように事前に計算できないところがタカの渡りの面白いところだと割り切ってしまえば残念がることもありません。

 それが渡り観察の実像なのですから、、、、、。

渓流沿いの道

2009年07月03日 | 山歩きから
十方山林道の渓畔林を歩いてきました

 タカ長の山グループのメンバー14名とともに十方山林道の渓畔林を歩いてきました。林道の整備か自然保護かで議論されている道です。

 私たちは別に政治的な目的を持って歩いたのではありません。緑の森と渓流の涼しい風を求めての林道歩き、ハイキングです。
 タカ長は自然保護にも人並みの関心はあるつもりなので、この十方山林道の渓畔林の保護を訴えている団体の自然観察会にも参加したことがあります。しかし、今日はそのようなこととは無関係に、渓流沿いの森のオゾンを吸いに行っただけです。

 

 このような森が単なる森、切り払ってしまっても心が痛まない人もいるはずです。しかし、タカ長に言わせるとそれは単なる勉強不足です。



 ブナの森は「緑のダム」と言われることはご存知のはずです。かつて西中国山地は深いブナの森でおおわれていました。大昔の話ではありません。私たちの時代の話です。
 この50年のあいだに多くのブナが切り払われました。その頃を知る者に言わせれば「目を覆いたくなるような惨状」と言っても良い状態になっています。

 そこ結果少し雨が降らないと水不足。少し降れば土砂災害。そのすべての原因をブナをきったことにするのは短絡的かも分かりませんが、緑を失ったことで自然からしっぺ返しを食っていることだけは間違いないのではないでしょうか?



 人はこのような渓畔林で涼しい風に吹かれながらひと時を過す「贅沢な時間」を知るべきだと思います。私はここで林道工事について政治的な発言をするつもりはありませんが、素直に考えてここで巨額のカネを使う必要を感じることが出来ません。国にしろ地方自治体にしろ有り余るカネを持っているのなら別の考えが出来るかも分かりませんが、借金地獄の中で無理してする工事だとは思われません。仮に余裕のある金があったとしてもそれはもっと違った使い方があるはずと思われて仕方ありません。



 チョッと生くさい話になったので花の写真を紹介します。ウリノキの花です。タカ長が知らないだけで、別に珍しい花ではないのでしょうが、森の木陰でひっそりと咲いている姿に惹かれます。落葉低木。秋に紫色の実をつけます。



 クロズル(黒蔓)です。と言っても仲間に教えてもらったのですが、、、、。

 この花は甘い蜜を出すのでしょうか?虫や蟻が何匹もいました。

 これ等の花が貴重なものかどうかは知りませんが、林道工事が行われたら間違いなく切り払われる花たちです。それだけは間違いありません。