タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

山の朝

2009年07月08日 | 山歩きから
晴れた日の山は良いけれど、、、、

 夏山。北アルプス登山。自分の足で登ると1000m以上の標高差を一日で登ることになります。地域限定ですがロープウエイやバスで二千数百メートルまで足を使わないで登れる山もありますが、山は自分の足で登るのが基本です。当たり前ですね。

 しかし、歳を重ねるにしたがって辛くなっているのは事実で、まるまる1000m以上登るのは今年が最後(?)などと考えています。ちなみに今年の夏山は燕岳から常念岳への縦走で、初日は自分の足で1300m登ることになります。



 山歩きは晴が最高、と言っても間違いないはずですが、このように晴れると写真的には面白くない、とも言えます。私だけではないでしょうが天気の変わり目に写真のチャンスがやってくると考えている人は多いはずです。



 中央アルプス千畳敷カール。宝剣岳が雲の中から現れてくるところです。チョッとひねって水面に写る山を撮ってみました。



 この千畳敷にはロープウエイで行くことが出来ます。簡単に夏山の写真を撮ることが出来ますが、写真のことを考えると日帰りは面白くありません。朝夕が良いのですから。

 ここにはホテルがありますが宿泊料は山小屋の2倍、そのためビンボーなタカ長は例年の夏山より時間短縮して2泊しか出来ませんでした。



 このホテルをベースにして千畳敷カールのなかで被写体を探すのも良いし、山に登ることが出来る人はここから木曽駒が岳までゆっくり往復することが出来ます。



 山は朝です。伊那谷の雲海と南アルプスの山々、そして富士山です。



 同じく南アルプス北部の山々。左の三角形の山が甲斐駒ヶ岳です。

 このような写真は日中には撮ることが出来ません。朝夕がんばって撮るのですが、私たちは山岳写真家ではありませんし、写真を撮るために山に登るのではありません。

 安全に山を歩くことと写欲を満たすことのバランスを考えながら歩いています。