タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の裏山

2009年07月11日 | 山歩きから
雨は上がりましたが、、、、、

 雨は上がりましたが山は雲の中。空気はまったく動かない感じです。



 このような日はトビもカラスも飛びません。タカの観察に裏山に行ったわけではありませんが、たまには飛ぶものを写さないとウデが落ちる(?)

 蒸し暑い中を半日歩いてきました。



 目の前の電線にツバメ。何とか写りました。



 水苔池の近くで囀っていたホオジロ。これは距離がありました。デジカメなので写してみたら、何とかホオジロであることだけは分かる写真、つまり証拠写真を撮ることが出来ました。

 常日頃から練習しておかないと珍鳥が出たとき困りますから、、、、。そのような思いでシャッターを押しています。



 水苔池のフェンスの上、キセキレイがいたので写したのですが、これが限度でした。もう少し前に出たら逃げられてしまいました。



 この時期は逃げる心配のない花を撮るのがベターなのでしょうか?

 今年はいまだにサンコウチョウを見ていないタカ長です。




天涯の花

2009年07月11日 | 山歩きから
天涯の花・キレンゲショウマ

 宮尾登美子さんの小説ですっかり有名になったキレンゲショウマ。これだけ有名になると人を呼ぶことが出来ます。登山者を呼ぶことが出来ます。



 四国の高峰・剣山。その北側の斜面にひっそりと咲いています。前回は少し早すぎたのか花はほとんど咲いていませんでした。そこで学習して2度目のキレンゲショウマ詣で、今度は当ったようです。

 一面の花畑に見えますが、本当は剣山北面の狭い一角です。鹿の食害から守るためにネットで囲まれています。(写真の左下)そのネットを写さないためにはアップで撮るしか方法がないようです。



 アップで撮るためには美しく咲いている花を探さないといけないのですが、しかし、現場は足場の悪い山の斜面です。そして何より花を傷めることは絶対に避けなければなりません。撮影することが許されるのは登山道からだけです。そのように考えると撮影できる花は思ったより少ないものです。



 画面がすっきりした写真を撮りたい私にはお気に入りの一枚です。



 これもお気に入り、と言いたいのですが、パソコンに映して初めて分かりました。写真を撮るときは花にピントを合わせることに集中していたので気がつかなかったのですが、背後の木漏れ日が邪魔なのです。あそこが黒くつぶれていたら傑作だと思うのですが、、、、これでは失敗作ですね。

 もっとも現場でそのことに気づいていても、足場の悪いところでしたから、あの木漏れ日をうまく処理することは出来なかったはずです。



 花には花の時期があります。タカの渡りが年中見られないのと同じです。そのためにある山のある花に照準を合わせると、他の花を見ることは出来ません。それだけにこのような写真が、花の時期とタイミングが合った時に撮った写真が貴重になるのだと思っています。

 今年は北アルプスでコマクサの写真を撮るつもりですが、そうするとこの天涯の花を今年撮るチャンスはなくなるのです。

 この花園までは見の越からリフトを利用すると比較的簡単に行くことが出来ます。そのことは有難いのですが、簡単に行けると言うことは、不心得者も簡単に行くことが出来る、と言うことなのです。

この花園があらされることのないように願ってやまないタカ長です。