タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今シーズンの概要

2007年11月10日 | タカの渡り観察
今シーズンの観察は今日を持って終了としました。これからは観察データの整理の段階に入りますが、とりあえず今シーズンの概略をお知らせします。

観察したタカの総数       4310羽
最大出現日           9月28日 719羽

観察日数              65日
観察者の多かった日       9月17日  14名
                    9月20日  12名
                    9月27日  12名
                    9月8日   11名
                    9月25日  11名

観察者の最少の日はもちろん1名です。

最大出現日には3名でした。誰も良い日に当たりたいのですが、実際はなかなか難しいのですね。

昨日もお知らせしましたが、観察は終了してもブログの更新が終了したわけではありません。今後ともご訪問下さるようお願い致します。

今日の観察~11月10日

2007年11月10日 | タカの渡り観察


今シーズンの観察も最終日となりました。朝は一点の雲もない快晴、その後少しずつ雲が出てきて見やすくはなりましたが、予測した通り多くのわたりは確認できませんでした。

11月10日  快晴のち晴

 観察者   タカ長、トビ吉、御大、カンヌシ、キョージュ、実習生
 観察時間  8:00-15:00

   ノスリ       9
   ツミ     西向き  1
   ハイタカSP 西向き  3
   オオタカ   西向き  1
   ハイタカ   東向き  3

観察最終日には予想されたメンバーが揃いました。開店の日は2名でしたが、今日の閉店日は6名が集まり、にぎやかに観察出来ました。
 
 今シーズン観察地に足を運んでくださったすべての人に心より感謝申し上げます。来シーズンは3月1日に開店予定ですが、もちろん詳細は決まっていません。このブログなどでお知らせしますから、今後ともよろしくお願い致します。



 夏の間貴重な木陰を提供してくれたサクラは上の写真のようにすっかり紅葉しました。しかし、毛虫にやられて裸同然になったサクラは、この時期になって少しずつ青葉を出ています。来年4月、この木は花を咲かせるのでしょうか?

今日の観察~11月9日

2007年11月09日 | タカの渡り観察
観察地の裏山も秋らしくなってきました。少ない広葉樹の紅葉も始まっています。焦熱地獄、とも言いたかった9月の観察がウソのようで、今では陽だまりを求めて観察しています。



公園の紅葉も楽しめるようになりました。明日で終了、と思うと何となく寂しさを感じさせる今朝の観察地です。



11月9日  晴

 観察者   タカ長 トビ吉  他 1名
 観察時間  8:00-16:00

   ノスリ         4
   ハイタカ  東向き 4

 観察地の条件としては最高でしたが、渡らないものは見えないと言うことでしょうか。とても静かな一日でした。

 連続調査は明日で終了ですが、このブログの更新が終了するわけではありません。シーズンオフはタカの面では今シーズンを総括しての話題、その他では山や旅行の話、韓国情報などを随時アップしていくつもりです。特にお断りする場合を除き、何日も更新しないことはありませんから、観察終了後もこのブログにお立ち寄り頂きますようお願い致します。

今日の観察~11月8日

2007年11月08日 | タカの渡り観察
秋空や ところどころに トビ柱 (タカ長)

  トビ吉おじさん歓迎の一句。昨日も今日も何故かトビが集まってきました。久  しぶりに現場復帰したトビ吉おじさんをトビたちも歓迎しているのでしょうか?



 早朝は快晴状態でしたが、すぐにご覧のように高層雲が広がって観察条件としては最高になりました。しかし、この時期は多くを期待できないのでしょう。

11月8日  晴

 観察者    タカ長 トビ吉
 観察時間   8:00-15:30

  ノスリ            3
  ハイタカ    東向き  6
  ハイタカ    西向き  2
  ハイタカSP  東向き  1
  ハイタカSP  西向き  2
  ツミ      西向き   4

 まだまだハイタカ属の渡りは続いているようですが、連続調査は11月10に終了の予定です。今週の土曜日、たくさんの差し入れを持って来てくれないかなぁ~

 トビ吉おじさんと二人で始まった今シーズンの観察恥二人で幕を閉めることになるのでしょうか。嫌だなぁ~誰か来てくれないかなぁ、、、、、、、


紅葉の山

2007年11月07日 | 山歩きから
 11月7日、本州最西端のブナ林の紅葉を見るために山口県の飯ヶ岳に登ってきました。快晴無風、ブナなどの紅葉も盛りを迎えていました。あまりにも天気が良すぎて紅葉の表面から光が反射されるからか、写真的には良くなかったかも分かりません。しかし、現地で見る紅葉は本当に素晴らしいものでした。

 写真が良くないのは腕が悪いから?それは分かっています。あまり本当のことは言わないで下さい。とにかく最高の山行きでした。

 頂上で休んでいたらハイタカが1羽南西方向に飛んでいきました。渡りの個体なのか居つきのものかは不明です。その他のタカはゼロ、小鳥類の動きも悪かったようです。

 今日は鳥のことを忘れて山歩きです。もう一度紹介するつもりですが、この飯ヶ岳は1000mに満たない山ですが、その割には奥深さを感じさせてくれる良い山です。

「冬ソナ」の島

2007年11月06日 | 旅行のことなど

 今日11月6日は雨。期待していた観察も出来ないので家の雑用をしながら、晴の日と話をアップさせて頂きます。





 この建物、どこか見覚えがありますか?

 そうです。日本でも大ブームになった「冬のソナタ」のラストシーンを撮影した建物です。ドラマでは二つの建物を合成したようになっていますから、不思議な建物と呼ばれているようです。この家にはそれらしい表記はされていませんが、もう一つの家には小さな表記がありました。



 冬ソナブームは去ったようですが(少なくともタカ長はそう思っています)今でもこの島を訪れる観光客は多くて、お客をおろした遊覧船は時間まで沖で待機していました。



 ブームのさなかには一体何艘の遊覧船が待機していたのでしょうか。チョッと興味がありますが、もちろんタカ長は混雑期には来ることはありません。

 タカ長も鳥だけでなく旅行も好きなので色々なところに行きます。しかし、韓流とか冬ソナとか言う流行には縁がないので、このような島(外島)にわざわざ行くことはありません。

 そう言えばこの外島へ行く遊覧船の乗り場近くには「風の丘」とか言って、何かの撮影が行われたところがありました。タカ長や一緒に行った仲間は誰も何のことか分からないので写真も撮っていません。

 外島は島全体が植物園になっているので、島の半分程度は見ました。晴れて暑かったので、空いた時間はベンチに座って観光客の観察をして帰りました。

あぁ~ぁ、雨です。

2007年11月06日 | タカの渡り観察
 サンデー毎日の身とは言え雑用は色々あります。今日11月6日は久しぶりに観察に出かけるよう段取りを組んでいたのですが、、、、、、、、、、、あぁ雨、雨です。

 写真のように快晴だとハチクマの季節は何とかなっても、ハイタカ属の観察には厳しいものがあります。と贅沢を言っていたらこの雨。晴でも曇でも快晴でも雨よりは良いですね。

 明日は別の予定があって観察に行けません。その次の日はおそらくトビ吉おじさんも出社してくるはずです。最後のひと山ないかなぁ~

 以上タカ長の嘆き節で失礼しました。

マレーシアでの探鳥~1

2007年11月05日 | タカの渡り観察
 今日は気分をかえてマレーシアのお話です。



 マレーシアの首都クアラ・ルンプール(K.L)の南Tanjung Tuan にあるラチャド岬にある灯台です。灯台の向こうはマラッカ海峡です。毎年3月初旬この灯台を目指して多くのハチクマがマラッカ海峡を渡ってきます。



 いわゆるバカチョンカメラで撮った写真ですから見難いですが、マラッカ海峡上を渡ってくるハチクマです。ディスプレイが見難いので適当に写したら8羽のハチクマが写っていました。



 この灯台のすぐそばにある「イルハム・リゾートホテル」です。(電話;06-662-6800)右上に見えているのはホテルの展望台です。もちろん宿泊者は誰でも上がることができます。前に見えるのはプールで、このプールに寝転がってハチクマの渡りを見ることが出来ます。このホテルは少なくとも3月初旬は、まるでハチクマ観察用に造られたホテルのようです。

 

 これは一緒に行った友だちがコンパクトデジカメで撮ったタカ柱です。ハチクマはマラッカ海峡を渡ってきたばかりなので高度が低いのです。

 
 
 ホテルの展望台から北側、ポートディクソン、KL方面を見たところです。ラチャド岬やイルハム・リゾート方面で高度を上げたハチクマはこの方向に向かって渡っていきます。赤い屋根はリゾートホテルの屋根です。



 このホテルで見られるのはハチクマだけではありません。ホテルの前のマングローブの森にはナンヨウショウビンなどを見ることが出来ます。この写真はホテルの敷地で日本では見ることの出来ないキツツキの仲間、ズアカミユビゲラを見ているところです。

 マレーシアは政情も安定していて、私たちが安心して行き、探鳥できる国です。ハチクマだけでなく多くの鳥を楽しむことができます。来年の春は誰よりも早く3月初旬にハチクマのタカ柱を見られませんか?

 宿泊はもちろんこの「イルハム・リゾート」。部屋代は1泊日本円で12000円から16000円程度です。チョッと高く感じられるでしょうが、実はこのホテルはアパートメント方式になっており、この程度の料金で6~8名宿泊できますから、一人当たりにすると安いものです。グループで行くのに最高ですね。

 さて問題はいつ行くかですが、3月初旬から中旬としか言いようがありません。2007年3月3日から18日までの、マレーシア・ネイチャー協会のカウントではハチクマ24407羽など総計26407羽のタカの渡りを記録しています(同協会のキム・チャイさんからの私信)当たり前のことですがこれだけのハチクマは毎日平均して渡るわけではありません。多い日もあれば少ない日もあります。折角行くのですからこの時期に何日間か滞在すれば必ず大当たりの日があるでしょうが、あとは運次第です。

 旅行の手配は日本でも出来るでしょうが、現地の旅行社を利用するのがベストだと思います。マレー式の英語が聞きにくくて困るときは旅行社に電話して助けてもらうことが出来ます。事実私もチェックインがスムースに出来なかったので旅行社に電話して助けてもらいました。

私の利用した旅行社;オーレックス・トラベル
      メール;sales@orextravel.com
      担 当;anne@orextravel.com

この旅行社はKLの日本人会と同じビルに事務所を持つ現地最大の日系旅行社です。担当のAnne Limさんも日本語はペラペラですし、他にも日本語の分かるスタッフがいるので安心です。旅程作成のためのメール交換も日本語でOKです。

 さあ、来春はマレーシアに向かって飛び立ちましょう。

ナクトンガン(洛東江)河口

2007年11月04日 | 韓国情報


 韓国プサン広域市のナクトンガンの河口部、渡り鳥飛来地として有名なウルクスド(乙淑島)の南端部からさらに3kmくらい下がったタデポから西を見たところです。



 とにかく広いのです。向こうに見えるのは島(カドクド?)で、この部分はナクトンガンが海と接しているところですが、とにかく広くてここでは野鳥が小さく感じます。普通のカメラでは鳥を写すことができませんが、この干潟を30倍のスコープで除くとカモの仲間やシギなど多くの鳥を見ることが出来ました。



 このナクトンガンが海に注ぐ直前、ナクトンガンと西ナクトンガンに別れ、その間には広大な中州を形成しています。野鳥飛来地として有名なのは二つに分かれたナクトンガンの東側の本流にある中州で、幅が1・5kmくらい、南北の長さは2km以上になります。この中州を横断する道路から北は別の名前が付いているようですから、中州自体の長さは4km以上になるようです。この中州はナクトンガン左岸の道路からは数百メートル離れているので、中州の鳥を見るのは不可能に近いことなのです。

 この中州には「ナクトンガン河口エコセンター」が出来、一帯は「ウルクスド渡り鳥公園」となるようですから、ウルクスドに集まる多くの野鳥をもう少し近くから観察出来るようになるのではないかと期待しています。

 いずれにしても広大な地域なので、ここでの探鳥は一般的ではないかもしれませんが、小船をチャーターして船から見るのがベストだと言えそうです。

今日の観察~11月3日

2007年11月03日 | タカの渡り観察
 今日は晴の特異日と言いますが、まったくその通りになりました。スポーツをするにも何をするにも良い一日でしたが、ご覧のような天気ではタカを探すには不向き(?)で、思ったほどの数を出すことが出来ませんでした。

11月3日   快晴

 観察者    タカ長、カンヌシ、キョージュ、アサギ姫他
 観察時間   8:00-15:30

  ノスリ           2
  ハイタカ    東向き 12
  ハイタカSP  東向き  1
  ツミ      西向き  3

 快晴無風の一日、渡りの数は少なかったですが、渡り不明のハイタカやノスリが何度も出て、数字以上に楽しめました。こんな日はタカ好きが集まって、あれやこれや雑談するだけで楽しいものです。おそらく今日が今シーズン最後の雑談会になるでしょう。明日は用事があって観察に行けませんから、、、、