タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ハチクマって何羽いるのでしょうか?

2007年11月16日 | タカの渡り観察
写真はすべてアニマ君の作品です。



 07年秋の渡りも終わりました。私の観察地では3433羽のハチクマをカウントしました。暑い9月でしたが、終わってしまえば例年並み、と言ってよいのでしょうか。マクロで見る限り特段の変化はないようです。



 そこでトビ吉おじさんとタカ長の想像と疑問が膨らむのです。
一体全体今年の秋に日本から東南アジアに向けて飛び立って行ったハチクマの総数は何羽になるのでしょうか?同様にサシバの総数は何羽になるのでしょうか?

 トビ吉おじさんとタカ長が知る限り、このような疑問に真面目に取り組んだ研究はないようです。そこで二人の独断と偏見による想像です。研究と言えるような性質のものではありませんが、何とかその概数だけでも知りたいのです。

 今シーズンも全国各地で観察が行われ、その結果はネットで公開されています。そこで公開されている数字を総計すると

   ハチクマ   45,117羽
   サシバ   101,094羽
 
 全国の観察地の数を単純計算した結果ですから、当然ダブルカウントが無いとは言えません。一方でハチクマは観察地の上空しか飛ばないとは言えません。実際に観察している人たちのおそらくは共通した認識だと思うのですが、実際に目視できる範囲はきわめて狭く、本当にピンポイントだけしか観察できていないはずなのです。

 一方ダブルカウントになる確率は案外低いのではないか、と言うのが二人の認識なのです。観察地での見落とし分と、観察されていないところを渡って行く個体の総数とダブルカウント分を相殺しても上記の数字よりは多くなるのではないかと想像しているのです。しかし、その先が分からないのです。

 その係数として上記の数字を1.2倍するのか、1.5倍になるのか2・0倍を超えるのか、その辺りが皆目分からないのです。どなたか私たちと同じことを考えられた人はいらっしゃいませんか?他の人の見解をお聞きしたいものです。



 同様な計算だと広島県で9304羽のハチクマを数えています。
 全国総数の20.6%です。
 私の観察地は全国総数の7.6%を数えたことになります。
 広島県で観察した数の37%を私の観察地でカウントしたことになります。

 これからのオフシーズン、当たるも八卦当たらぬも八卦の数字遊びも楽しみたいと考えています。