タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ナクトンガン(洛東江)河口

2007年11月04日 | 韓国情報


 韓国プサン広域市のナクトンガンの河口部、渡り鳥飛来地として有名なウルクスド(乙淑島)の南端部からさらに3kmくらい下がったタデポから西を見たところです。



 とにかく広いのです。向こうに見えるのは島(カドクド?)で、この部分はナクトンガンが海と接しているところですが、とにかく広くてここでは野鳥が小さく感じます。普通のカメラでは鳥を写すことができませんが、この干潟を30倍のスコープで除くとカモの仲間やシギなど多くの鳥を見ることが出来ました。



 このナクトンガンが海に注ぐ直前、ナクトンガンと西ナクトンガンに別れ、その間には広大な中州を形成しています。野鳥飛来地として有名なのは二つに分かれたナクトンガンの東側の本流にある中州で、幅が1・5kmくらい、南北の長さは2km以上になります。この中州を横断する道路から北は別の名前が付いているようですから、中州自体の長さは4km以上になるようです。この中州はナクトンガン左岸の道路からは数百メートル離れているので、中州の鳥を見るのは不可能に近いことなのです。

 この中州には「ナクトンガン河口エコセンター」が出来、一帯は「ウルクスド渡り鳥公園」となるようですから、ウルクスドに集まる多くの野鳥をもう少し近くから観察出来るようになるのではないかと期待しています。

 いずれにしても広大な地域なので、ここでの探鳥は一般的ではないかもしれませんが、小船をチャーターして船から見るのがベストだと言えそうです。