タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

大江高山~1

2020年04月09日 | 山歩きから
昨日は休養日、終日家にこもっていました。人との接触は女房殿だけ、今日的には模範的な一日(?)でした。

昨日の記事。友逝きぬ満開の桜見残して

が、俳句と言えるのかどうか分かりませんが、タカ長の気持ちです。

私たちの年金生活をサクラにたとえたら、タカ長は何度も何度も満開のサクラを見てきました。そのサクラは、例えば薄墨桜や神代桜のような銘木ではまりません。そこらに咲いている普通のサクラですが、そのサクラも春には花をつけます。

そのような満開のサクラを20回見てきました。しかし、その人は1回も見ることなく逝ってしまいました。

そのことを思うと言葉を失い、心の痛みは今も続いています。

    

さて、4月6日の大江高山の記録です。ご覧のような、山田コースを利用した往復登山です。

急登の山ですが、それでも板谷コースよりは楽なようです。

タカ長たちが前回登ったのは2008年4月25日でした。デジカメに残されたその時の記録を見ると、今回より15分か20分早く登ったようです。

と言うことは、1年で1分半くらい遅くなっているということ???

    

大江高山に行く機会が少なかったのは駐車環境が良くないからです。登山口に駐車場らしい駐車場はありません。

前回は登山口のそばの路上に置きましたが、今回そこには車止めがしてあったので、車をUターンさせて、集落のはずれの、道が広くなっているところに駐車しました。近くに満開のサクラがありました。

そこから登山開始。人影はなくて、人家のほうから犬の鳴き声だけがしていました。

    

なだらかな登山道は少しだけです。足もとにはミヤマカタバミの白い花が目立ちました。

すぐに急登になります。

   

   

足もとにはたくさんのスミレが見られました。この山はスミレが分かる人と登ると楽しそうです。

しかし、タカ長は花にはうとくて、足の衰えた登山者、急登を登るときは自分の足元が第一で、写真撮影は最小限にしました。

前日の男三瓶山で足を使っているので、二人ともピッチが上がりません。

    

少し傾斜が楽になったところで、地元の登山者に追いつかれました。

その人としばらく一緒に歩きながら花を探したり、ギフチョウを見たり、、、、、。

    

運よくギフチョウがその人の前に止まり、スマホでゲットされたようです。しかし、タカ長は一瞬遅れて、逃げられてしまいました。

ここのギフチョウは地元の人に甘い???

そんなことありませんね。タカ長が撮りにがしただけです。

    

あと1㎞のところまで来ました。

タカカノもへばっていたのか、ここからの1キロメートルがとても長く感じられた、と言っていました。

    

写真では分かりませんが、頂上への登りは急です。

実際のところはどうか分かりませんが、やはり足にこたえました。

    

その登りを我慢したら間もなく山頂です。

    

写真を撮りながら登ったら、先行したタカカノが先ほどの登山者と話していました。

   

ご覧のような青空が待っていました。

やっとのことで山頂に到着です。この天気ですから山頂からの展望は申し分ありません。

    

眠くなるような山頂からの風景ですが、遠景の山が三瓶山です。


    

そして、こちらは前日、男三瓶山に登るときに撮った写真です。

手前が三瓶山西ノ原。その向こうに浮き布池が見え、遠景が大江高山です。望遠で撮っていないのでよく分からないでしょうが、大江高山は特徴ある山容の山です。

山頂で昼食。風もなくて快適なランチタイムでした。

続きは明日のお楽しみ、です。