タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

さわやか健康講座を前に

2015年09月15日 | 山歩きから
タカ長たちの学区の公衆衛生協議会が主催する「さわやか健康講座」が今年も来月末に行われます。

地元の公民館にも協力していただいて行うこのイベントではタカ長は「講師の先生」ということになりますが、もちろんタカ長ひとりで出来ることではありません。

タカ長の仕事は当日使うテキストの執筆くらいで、そのほかの事前準備は仲間たちが分担してくれています。

今日はその仲間たちと登山道の整備をしました。

    

先日来の雨で何本かの木が倒れたのですが、その中で残った最後の大きな木をとり除くのが今日一番の仕事でした。

    

町内会に常備されている災害復旧用のチェーンソーを借りて松の倒木を伐り、、、、

    

登山道に残ったほうにロープをかけて強引に引っぱって、歩くスペースを確保しました。

    

作業が終わるとこのようになり、これであの倒木をまたぐ必要もなく、簡単に通過することが出来ます。

この倒木を見たときはしり込みしましたが、やはり機械力ですね。プロが使っているような大きなチェーンソーではありませんが、、、、

それがあったから伐ることができました。手鋸ではどうすることも出来ませんから、やはり道具は必要だということですね。

    

朽ちてきて滑りやすくなった古い橋を取り除き新しくしました。この橋の工事(?)は2ヶ所です。

作業量としては多いのか少ないのか分かりませんが、何しろ私たちの「工兵隊」はプロ集団(?)で、、、、

「ゼネコン大手3社の共同企業体」(?)が行うのですから立派なものが出来るのです。

    

ということで能なしのタカ長は戦力外、カメラを持って見ておれば所期の目的は達成されるというわけです。

これで健康講座の日に歩くコースの整備は終わりました。ひと安心ですね。

    

これが本日のご褒美。ミヤマウズラの花です。

思わぬところに咲いているのを仲間が見つけてくれました。

これからの時期、わが裏山では多くの花を見ることが出来ませんが、キノコの数は多くなります。

ハチクマの季節が終わるとタカ長の関心はキノコに向きます。今年の○○茸はどうなるのかなぁ~。


ジャワ島の旅から~36

2015年09月15日 | 旅行のことなど
コンダン・メラクにて~6

記念撮影をするなどして海辺でくつろいだ時間を過ごした後はアンディさんらをまじえて昼食となりました。

    

はっきりいうと粗末な建物の中の粗末なテーブル、ということでしょうが、、、、中身は絶品でした。

料理についていえば、ひょっとしたら今回のジャワ島旅行で食べた食事の中で一番おいしかったかも分かりません。

また、ここで話されたことは、、、、、ヘルさんや村人たちの活動やアンディさんたちの思いを聞いたのですが、、、

その話を聞くためにわざわざジャワ島に来たといってもよいくらい内容のあるものでした。

しかし、タカ長がここで理解したのはその一部だけ、、、、、、

その理解を補うために何かの資料に触れることを願っているのですが、いまのところその願いはかなっていません。

ということで、今回の旅の一番大切なことでありながら断片的なことしか書くことが出来ないのです。

    

テーブルの上にはローソクが、、、、このようなところにも村人の心づかいがみえます。

ここで7年前からのヘルさんたちの活動のことが話され、2年前から村人の意識が劇的に変わったことも聞きましたが、、、、

    

この場に実際に密漁していた青年も同席して、、、、

1時間にイルカ7頭と海亀3頭をとった話を聞きました。それだけ豊かな海であることの証なのです。

その青年もいまは完全に意識を変え、、、、自分が何とおろかなことをしてきたか、どれほど悪いことをしてきたか懺悔していました。

その青年が語ったことをすべて通訳するのがはばかられるのか、わが隊長さんもことばにつまったと言うか、、、、、

そのようなことで彼が語ったことのすべては理解できていないのですが、、、、、、

彼が言っていましたが、自然を壊すのは簡単だけどそれを再生するにはどれほど多くの時間と労力がいるか、、、、そのことばには実感がこもっていました。

壊した人が再生の努力をしているのですから、彼らのことばには机上の空論にはない実感があります。

    

人が人を変えることができる教育の大切さも語られました。その思いが子どものときからの教育、感性を育てることの大切さに気づき、、、、この小さな村には似つかわしくないような図書をそろえ、村の長老が子どもたちの教育に当たっているのです。

    

リーダーのアンディさんは、環境保全の研究といっても、研究のための研究ではだめで、地元住民をまきこんで、地元住民と協力して改善してゆくことが大切だと力説されていました。この村の活動はその事例だということです。

このような活動は時間がかかることですが、住民を鼓舞し、教育啓発をする活動は今後も続けてゆくと話されていました。

    

このような活動はまだまだ道半ばで、アンディさんの話から、、、、山登りにたとえたらまだ2号目か3号目くらいかなぁ、とタカ長は感じたのですが、、、、

アンディさんの思いがすべて実現したとき、、、、つまり山頂に立ったとき、、、、そこでどのような風景が見えるのか、そのことを聞き出すことが出来なかったのが残念です。

    

彼らのこのような活動に対してARRCNもサポートしていて、そのため今回のエコツアーでこの村を訪問することになったのでしょう。

写真でも紹介しているように村の中で活動資金の贈呈式???みたいな事が行われていたようですが、、、、

豪華な会場での華やいだ式典より、素足の村人たちと交流しながらの質素な、式典ともいえないような式典がいいですね。

ヘルさんたちの活動は彼の後輩たちにも受け継がれ、この場にマラン大学の学生も来ていました。その学生たちもこの活動に熱心に取り組んでいて、、、、

先輩のヘルさんのしりを後輩の女学生がたたいているような風景が見られたとか、何処の国も女性の力はすごいですね。

    

いろいろな行事が終わっても住民たちとの交流は続き、、、、、

    

    

何時までも去りがたい気持ちでした。

日本を出発するときは、、、、コンダン・メラクに行くことだけは分かっていたのですが、、、、、

ここでこのような経験をするとはまったく予測していませんでした。そのためタカ長にはとても感動的だったのですが、、、、

何しろ取材らしい取材もできていませんし、資料らしい資料はまったくないので、タカ長の気持ちだけが先行した内容のない報告になったのが残念です。

この話題、その後のことを報告できることがありましたら、あらためてレポートさせていただきます。