タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ジャワ島の旅から~36

2015年09月15日 | 旅行のことなど
コンダン・メラクにて~6

記念撮影をするなどして海辺でくつろいだ時間を過ごした後はアンディさんらをまじえて昼食となりました。

    

はっきりいうと粗末な建物の中の粗末なテーブル、ということでしょうが、、、、中身は絶品でした。

料理についていえば、ひょっとしたら今回のジャワ島旅行で食べた食事の中で一番おいしかったかも分かりません。

また、ここで話されたことは、、、、、ヘルさんや村人たちの活動やアンディさんたちの思いを聞いたのですが、、、

その話を聞くためにわざわざジャワ島に来たといってもよいくらい内容のあるものでした。

しかし、タカ長がここで理解したのはその一部だけ、、、、、、

その理解を補うために何かの資料に触れることを願っているのですが、いまのところその願いはかなっていません。

ということで、今回の旅の一番大切なことでありながら断片的なことしか書くことが出来ないのです。

    

テーブルの上にはローソクが、、、、このようなところにも村人の心づかいがみえます。

ここで7年前からのヘルさんたちの活動のことが話され、2年前から村人の意識が劇的に変わったことも聞きましたが、、、、

    

この場に実際に密漁していた青年も同席して、、、、

1時間にイルカ7頭と海亀3頭をとった話を聞きました。それだけ豊かな海であることの証なのです。

その青年もいまは完全に意識を変え、、、、自分が何とおろかなことをしてきたか、どれほど悪いことをしてきたか懺悔していました。

その青年が語ったことをすべて通訳するのがはばかられるのか、わが隊長さんもことばにつまったと言うか、、、、、

そのようなことで彼が語ったことのすべては理解できていないのですが、、、、、、

彼が言っていましたが、自然を壊すのは簡単だけどそれを再生するにはどれほど多くの時間と労力がいるか、、、、そのことばには実感がこもっていました。

壊した人が再生の努力をしているのですから、彼らのことばには机上の空論にはない実感があります。

    

人が人を変えることができる教育の大切さも語られました。その思いが子どものときからの教育、感性を育てることの大切さに気づき、、、、この小さな村には似つかわしくないような図書をそろえ、村の長老が子どもたちの教育に当たっているのです。

    

リーダーのアンディさんは、環境保全の研究といっても、研究のための研究ではだめで、地元住民をまきこんで、地元住民と協力して改善してゆくことが大切だと力説されていました。この村の活動はその事例だということです。

このような活動は時間がかかることですが、住民を鼓舞し、教育啓発をする活動は今後も続けてゆくと話されていました。

    

このような活動はまだまだ道半ばで、アンディさんの話から、、、、山登りにたとえたらまだ2号目か3号目くらいかなぁ、とタカ長は感じたのですが、、、、

アンディさんの思いがすべて実現したとき、、、、つまり山頂に立ったとき、、、、そこでどのような風景が見えるのか、そのことを聞き出すことが出来なかったのが残念です。

    

彼らのこのような活動に対してARRCNもサポートしていて、そのため今回のエコツアーでこの村を訪問することになったのでしょう。

写真でも紹介しているように村の中で活動資金の贈呈式???みたいな事が行われていたようですが、、、、

豪華な会場での華やいだ式典より、素足の村人たちと交流しながらの質素な、式典ともいえないような式典がいいですね。

ヘルさんたちの活動は彼の後輩たちにも受け継がれ、この場にマラン大学の学生も来ていました。その学生たちもこの活動に熱心に取り組んでいて、、、、

先輩のヘルさんのしりを後輩の女学生がたたいているような風景が見られたとか、何処の国も女性の力はすごいですね。

    

いろいろな行事が終わっても住民たちとの交流は続き、、、、、

    

    

何時までも去りがたい気持ちでした。

日本を出発するときは、、、、コンダン・メラクに行くことだけは分かっていたのですが、、、、、

ここでこのような経験をするとはまったく予測していませんでした。そのためタカ長にはとても感動的だったのですが、、、、

何しろ取材らしい取材もできていませんし、資料らしい資料はまったくないので、タカ長の気持ちだけが先行した内容のない報告になったのが残念です。

この話題、その後のことを報告できることがありましたら、あらためてレポートさせていただきます。


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