「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ボス復活祭

2012-04-30 12:05:58 | 日テレプラス日誌
【日テレプラス日誌】

第489話 56.12.25 帰って来たボス-クリスマスプレゼント- (チーム・ボス)長門裕之・宍戸錠/武藤章生

やっぱり、ボスと山さんとの会話シーンは泣けますね・・・。
よく観ると、山さんは感動しているのか泣きそうな感じなんですよね。
涙を堪える時の山さんの癖(ちょっと斜に構える)が出ていましたから。
ボスって山さんに留守を預けた後のねぎらいの言葉は敬語なんですよね・・・これ、1985年の研修時もそうだったのですが、それも併せて沁みるというか。

そういう何とも言えぬ演技とは超越した感じのやり取りを滲ませる部分と、各人のボス復帰に対する驚きと喜びの行動・・・特にゴリさんとロッキーの場合は立場的にボスの弟分的立場なので、表情が良いですね・・・スッ飛んでボスに駆け寄るし。
あの撮影が記者会見等もあるので、サクサク撮影されたようですが、それも『ボス復帰祭』としては有りだと思います。
なので、ボスが登場した時点で完全に祭の体をなしています。

一方物語に目を移すと・・・
完全に本庁の責任転嫁的一係の孤高な戦い・・・というか、降ってわいた災難というか、それこそ素手での戦いは結果が見えていた感もあり、山村チームへの嫌がらせにも見えなくもない部分があります。
この糸口の少ない事件、その失敗を補う術は地道な捜査活動しかないのは目に見えていながら、後から乗り出してきた本庁の赤沢チームのある意味掻き乱しは一切事件解決の役に立っていないという悲惨な状態・・・。
なので、本庁が乗り出さなければ早いうちに解決していたかもしれないというところまで一係の捜査は核心に触れようとしていたのですが・・・(^_^;)
多分、ボスと赤沢の対比を明確に付けたかったという部分はあったとは思いますが、こんな損な本庁刑事役を引き受けた錠さんや武藤さんに拍手を送りたいですね。

そして長門さん演じる、一発勝負に出た珈琲屋のマスター。
直接的な怨恨が絡んでいるわけではないので、割りだしは非常に難しい犯人像だったわけですが、何しろ犯罪は素人なグループだった為突き崩しには弱い部分があったりして。
という、ストーリー的な見所は引けをとってしまいますが、何しろ『ボス復活祭』なので、友情出演という部分での長門さんにあまり悪役を演じてもらうのも観ている方もいい気持ちじゃないですから、ちょうどいい所だったと思います。

ということで、ストーリーそっちのけで小躍りしていたクリスマスプレゼントですが、最後にはスニの登場等で、出演者だけで驚喜していた部分はあったと思います。

それでは、コネタを少々

*本作から裕次郎さんの体調を考慮し、撮影スタジオを国際放映から空調の整った東宝へお引っ越し。一回り広くなった一係部屋には机が2台追加、「捜査第一係長」の銘板もリニューアル。
ボスの椅子やデスクも別物。但し次作では元に戻るので引っ越しが間にあわなかった?
(#506まで東宝スタジオでの撮影)

*山さんのライトグレーのスーツは新調したもののようです。(ラガー登場編のものとは別物)以後、お気に入りの一着に。

*赤沢退場時のドック・アドリブ・・・「さようなら!」・・・マイクですら拾ってないし(^_^;)

*ロッキーの平田の居場所の報告、アテレコのようなので後で変更になった可能性あり。

*シャーロキアンにはグラナダ・ホームズ初期のホームズ&ワトスンの競演(^_^;)

*サンタクロース・ロッキー。
ヒゲの上にヒゲ(^_^;)

ロケ地:新宿・野村ビル、コルは川崎市多摩区登戸(現:多摩区役所裏、コル自体は現存しないがとんかつ屋は残る)、珈琲家族・新宿本店(新宿2丁目・現存)、新宿駅地下、地下鉄新宿3丁目駅入口付近、新宿レコードは移転し営業中、新宿2丁目界隈、砧公園(大川町の林(^_^;))
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