「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

チバテレ太陽放送1/18=なぜあなたが・・・・平凡なOLの狂気に、ボンは泣かない

2019-01-17 23:14:59 | ビバ!チバテレビ
チバテレ、本日の太陽放送です。

ここまで来ると、チバテレ放送もここまで来たかぁ・・・という感慨をおぼえます。
ボン殉職まで1ヶ月を切りました。

【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

1/18(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第350話 ボンは泣かない

第360話 54.06.22 ボンは泣かない (ボン)

ゲスト:紀比呂子
 木原正二郎 福井友信
 栗田八郎 鶴岡修
 木下ゆず子 平隆有子 重盛てる江 三沢もと子 小野田博美 武田倫一 鈴木実 新井一夫 大島光幸 藤田康之
 
脚本:畑嶺明 小川英
監督:竹林進

暴力団・戸川興業に三人組の強盗が押し入り、密輸された宝石類約三億円相当を盗み、組員一人を射殺して逃走した。
調べにあたった一係だったが、戸川興業幹部・倉田は何も盗まれていないと言い張ったが、組員たちの慌ただしい挙動から、何かウラがあると睨む。
現場付近を聞き込んだボンは、戸川興業近くのアパートに住む建築会社の電話交換手・柳井千佳の部屋で、事件当夜大きな物音がしたという情報を得て彼女に当たった。その結果、犯人の一人・溝口が彼女に部屋へ逃げ込み、翌朝口止めをして脅し出て行った事実を突き止めた。
一方、戸川興業m溝口の行方を捜し、千佳の住むアパート付近をくまなく調べ廻っていた。
千佳の身が危ないと判断したボスは、ボンに彼女の護衛を命じる。
その一方、山さんたちは犯人の三人組の一人が、戸川興業の元運転手である矢部であることを突き止める。
そんな時、千佳が危うく車に轢かれそうになる。犯人は矢部の仲間である河内だった。その直後、河内は千佳へ溝口がどこへ行ったか教えろという電話がかかってきた。
どうやら、溝口が宝石類を一人占めして行方を晦ましてしまったらしい。
一方、犯人が矢部達だと知った倉田は、矢部と河内を捜し出し、溝口の行方を問い詰めた。
そのころ、千佳はボンに東京を離れて郷里の三浦市(当初設定=山梨)へ帰ると話していた。
その夜、倉田が千佳の部屋を家探ししているところへ千佳が帰ってきた・・・・。


平凡に暮らしてきたOLに偶然訪れた「災難」。
それに同情しながら、彼女にほのかな好意を抱いていくボン。
しかし、その「災難」は実は平凡なOLにある思惑を抱かせ、そしてどんどん彼女を「狂気」に変えてく・・・。

ボン存命主演の最後の話となる本作は、女性の狂気をボンの甘口な部分をないまぜにして、絶妙なバランスを保つ名作だと思います。
大まかな題材については、これまでの太陽の「悲恋」話パターンの延長線上にありながら、ボンだからこそ成立した切なさに満ちています。
だからこそのクライマックス、ボンと千佳が立つ防波堤のシーンは、味わい深いものとなっていると思います。

切なさだけではなく、ボンの長尺アクション(銃撃戦から格闘)も「ゴリさんのテーマ」バックに迸る熱さが感じられ、見どころの一つとなっています。

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ファミ劇太陽放送1/18=年末のおけら状態に七曲署給料強奪!/強盗を追って九州へ、マカロニと「犯人」たちの逃避行

2019-01-17 23:11:08 | ファミ劇日誌
さて、あすのファミ劇太陽放送です。

「初放送」は1972年最後を飾るバラエティ豊かな一編。ゴリさんでも愉しめ、優子記者でも愉しめ、更には警察犬シリーズの元祖的な話で、久々に宗吉が登場するなど豪華です
1973年のスタートは九州ロケの特別篇、マカロニと逃走犯との友情にも似た一致をみせる逃避行です。


【CS】

▼ファミリー劇場HDリマスター版 マカロニ編

1/18(金)
6:30~7:30
=再放送=[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#22
ファミリー劇場HD(CS)
第22話 47.12.15 刑事の娘 (長さん家族)


1/18(金)
7:30~8:30
=再放送=[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#23
ファミリー劇場HD(CS)
第23話 47.12.22 愛あるかぎり(山さん夫婦・ゴリさん)


1/18(金)
19:00~20:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#24
ファミリー劇場HD(CS)


1/18(金)
20:00~21:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#25
ファミリー劇場HD(CS)



第24話 47.12.29 ジュンのお手柄 (ゴリさん・優子記者・長さん・宗さん)

セミレギュラー:山東昭子 片岡五郎/ハナ肇

ゲスト:中庸介
 小倉雄三 佐竹一男
玉村駿太郎 進藤幸 西郷昭治 野本博
 
脚本:田波靖男
監督:金谷稔

年の瀬、七曲署職員の給料を載せた現金輸送車が、警察官に「化けた」者を含む男たちに奪取された。
そんな頃、「宗吉」では、一係では馴染みの記者・優子が珍しく給料支給直前でおけらのゴリさんに飯を奢るというが、ゴリさんはうさん臭さを感じて断った。優子は他意はなかったが、そこにボスから給料強盗の報せがゴリさんにも入る、さらに警察の威信にかかわることなので、極秘捜査が指示されたが、優子に何かあったことを悟られてしまう。
優子は記者仲間の竹内と麻雀屋に居た山さんにカマをかけてみるが、山さんは全く知らぬ存ぜぬ、しかしまたも署から電話が入ったが、山さんは麻雀屋に居座る様子。
一方、一係では既に捜査が進められていたが、強盗に関係したと思われる警察官の人相は不明、ボスは念のために七曲署員の面通しと全員のアリバイを捜査することを長さんらに命じた。
極秘捜査を進めていて、バレる気遣いが無かった中、記者たちが事件をかぎつけた。どうやら犯人が優子に密告したらしい。
記者たちが一係部屋に押し寄せる中、ボスたちは優子だけ呼び出しニュースソースを訊くが、優子は断固答えない姿勢だったが、尾行しない代わりに輸送車のありかを教えてくれた。
しかし、発見された輸送車にはめぼしい証拠が皆無であったため、警察犬が出動したが、老犬・ジュン号がやってきてしまう。他の若い犬は捜査で出払っていたためだ。
長さんが懸念する中、ゴリさんだけはジュン号に期待満々、一方長さんの警察官捜しは現役警官については収穫がなく、ゴリさんは映画会社の衣装を当たったが徒労に終わったが、マカロニは出来上った犯人のモンタージュを見て気になることを本庁で調べはじめ、山さんはなぜ優子に犯人から接触があったのか気になっていた。
そんな時、七曲署の正門で偶然すれ違った山本派出所の岩本巡査にジュン号が噛みついてしまい、いよいよダメ犬のレッテルを貼られてしまう。
さすがにゴリさんもジュン号に対してあきらめを抱くが、宗吉はそのゴリさんにジュン号を信じて岩本を調査すること、自分自身も刑事を辞めてから刑事時分に思い上がっていたことをゴリさんに話して諭した。
手がかりが無い中、一係総動員で優子の「接待」が始まった。優子の機嫌を良くして犯人は誰かを聞き出そうとする作戦だったが、ジュン号のことを馬鹿にした優子にゴリさんが激怒してしまう。ただ、そんなやり取りの中で優子はふと一係部屋に貼ってあった三億円事件の手配書を見て何かに気付いた・・・・。


1972年末の総決算的意味合いもあり、色々とてんこ盛り状態といった感じでしょうか(^_^;)

まずは、初期セミレギュラーの顔見せ、
久々に宗さんが登場、ゴリさんを食事面から含めてサポートします。
優子記者・竹内記者も#4以来の登場、今回は優子記者が主役なので、それに振り回されるゴリさんはじめ一係と云う構図。
両記者は本作が最終出演になります。

老警察犬・ジュン(初代)の登場。
なかなか味のあるいぶし銀の演技を魅せてくれます(^_^;)
後年の天才警察犬・ジュンとは「別犬」ですが。
長さんの意外な苦手っぷりも披露です。

犯人捜査も優子記者が絡みながら3億円事件が出てきてみたり、結構入り乱れた感じ。

本作については初代ジュンのフル活躍編と考えていらっしゃる方が居られますが、優子記者の掻き乱しっぷりとゴリさんの喜怒哀楽が見所かもしれません。


第25話 48.01.05 手錠が朝日に光った (マカロニ)☆九州ロケ

ゲスト:土田早苗
 浜田晃
大宮貫一 石川宏士郎 田方美代子 佐々木睦雄 戸塚孝 大宮幸悦 
石立和男

脚本:小川英 鴨井達比古
監督:金谷稔

酒屋強盗が発生、犯人は従業員をアイスピックで刺し逃亡、犯人は酒屋の従業員・森田で、約180万円を強奪した。
森田の単独犯行と考えられ、彼の恋人である栄子をマカロニたちが張り込んだ。
評判によると、森田も栄子も真面目な人間であり、動機が不明であった。ただ、捜査を進めていくうちに酒屋の近くに犯行時間頃、不審な乗用車が止まっていたという証言があったため、共犯者が居る可能性も出てきた。
その頃、栄子のもとに共犯者・香山から脅迫電話がかかっていたが、栄子はそれにもかかわらず福岡に向かった。森田は長崎出身でひょっとすると故郷に逃げているかもしれない。
マカロニとゴリさんもそのまま尾行、香川までもついてきた。
その足で佐世保に入った栄子はホテルにチェックインしたまま外出しようとしない。県警が張り込んでいる森田の実家は特に動きが無いようだ。
そんな中、ボスの要請により休暇で長崎に来ていたシンコが出張組に合流することとなった。
一方出張組は長崎に先乗りするゴリさんと別れたマカロニは栄子の張り込みを続行、やっと動き出した栄子は五島列島をめぐる観光船に乗り込んだが、マカロニに気付いて騒ぎを起こして尾行をまいてしまう。
やがて、ある島で森田と栄子は合流、森田は奪った金は自分のものだと主張したが、そんなやり取りをしている最中にマカロニが駆けつけ乱闘の末、森田は船で逃走、はずみでマカロニは栄子と手錠で繋がったままとなってしまった。
さらにその島は既に船も無く満潮で孤立しており、島で一夜を過ごすしかない状態になっていた。
そんな中、栄子から森田の犯行理由が語られた。酒屋で勤務していた6年間に積み立て貯金ということで毎月2万円天引きされていて、結婚等の資金を賄うためにそれを引き出そうとしたところ、金は返さないと店長に断られた末の犯行だった。
その頃、森田の実家を張り込んでいたゴリさんは不審な男=香山に気付く。香川はどうやらゴリさんを尾行している様子、それとなくシンコと合流したゴリさんは香川の顔写真を撮影することに成功する。
一方島に取り残されたマカロニたちのもとに森田が戻ってきたが、栄子の妨害で拳銃を森田に取られてしまう。
手錠のカギは栄子が捨ててしまったため、刑事と手錠で繋がれた女、そして拳銃を持った男という奇妙な逃走劇が始まった・・・。

強盗容疑者の恋人を追って九州に飛ぶマカロニとゴリさん。
恋人を尾行していたマカロニは容疑者を発見するが取り逃がし、逮捕を妨害した恋人の身柄を確保するわけですが、場所が悪く人里に行けなくなる。
そこに再び容疑者が急襲、マカロニの拳銃を奪って3人は方々歩き回る・・・・。

初の遠出ロケ、最初で最後の全員参加遠出ロケです。
滅多にロケ編に参加しないボスや山さんも出張しています。

佐世保、長崎の美しい風景も堪能できます。

正月編ということで、土田早苗氏や石立鉄男氏の弟、和男氏という比較的華やかなゲスト。
そして、主犯の浜田晃氏の「怪演」も見ものです。

しかし、マカロニはオシャレだよなぁ・・・。

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