「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

太陽放送 2018.3.22 ファミ劇=エスパー少女の揺れ動く心にブルースたちは・・・  チバテレ=旧友の失踪は殺人?殿下が時間のトリックに挑む

2018-03-23 00:00:31 | 放送予定
さて、本日の太陽放送です。


【C S】

▼ファミリー劇場 最終編(警部・DJ編)=初放送=

3/23(金)
20:00~21:55
太陽にほえろ!スペシャル エスパー少女・愛 HDリマスター版#713
ファミリー劇場HD(CS)
第713話 61.10.10 太陽にほえろ!スペシャル エスパー少女・愛 (ブルース・ドック)工藤夕貴/田村奈己 田中浩二

パトロール中のドックとブルースは、ビルの屋上から飛び降りようとしていた女子高生・西谷愛を保護した。
しかし愛は高熱うなされ意識が無い状態に陥り入院、不思議なうわごとを繰り返すだけ、高熱の原因も不明だった。
愛の騒ぎと時を同じくした管内の路上で、ひき逃げ連れ去り事件が発生、加害車は盗難車両で被害者である意識の無い小学生をのせ疾走していた。
一係はひき逃げ事件の方に注力、やっと盗難車を発見し小学生を救出したが、その現場には入院している愛のうわごとと合致するものが存在していたことにブルースは気付く。その上、逮捕された同乗者の若い女が身に着けていたアクセサリーまでが一致していた。
ブルースはこのことから、愛が瀕死の小学生からテレパシーを受け取っていたと、彼女はエスパーであることを確信した。
それから間もなく、銀行強盗事件が発生、ブルースは周囲の嘲笑を受けながらも、愛に捜査協力を依頼、犯人の遺留品から犯人像を特定することを愛に依頼したが、渋々応じた彼女が語ったイメージは、事件には関係のない、愛自身の過去に関連したものだった為、こちらの捜査は録ろうに終わった。
だが、愛の存在がマスコミに知れ、興味本位に取り上げられら為、愛は平穏な生活を乱されることになってしまう。
やがて、愛は嫌がらせと思われるいくつかの出来事が発生したが、それには共通してある一人の男が関与していた。
男は自称エスパーで、少年時代にスプーン曲げの天才としてもてはやされたが、今は完全に忘れ去られていたが、愛の報道をみて、愛に嫉妬し更に彼女に挑戦しようと企てていたが、とうとうそれを実行した・・・・。

結果的に太陽最後のスペシャル編となった本作ですが、これまでとは毛色をかえたエスパーという題材は、入院等で出番減少を強いられ主演から退いたDJを完成作のブルースと入れ替えると釈然とします。DJのキャラクター自体結構前衛的な部分があったので(とはいえ古い部分もある)、太陽制作陣がこの時点でも十分挑戦的だったという証しでもあると思いますが、主演交替でフォローしきれない違和感が出てしまったことは確かではあります。
という訳で、今回のブルースはある意味何かに「ハマって」しまったという事で、観た方がいいかもしれません。
ただ、それじゃハチャメチャな展開なのか?というとそうではなく、エスパーというキーワードをもとに、少女の家庭環境や様々な要因からくる心の揺れ動きが今回の主題であり、当時売れっ子で女優業にも進出していた工藤夕貴さんの熱演が見どころとなります。



【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

3/23(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第321話 新曲
第331話 53.12.01 新曲 (殿下)清水章吾 小杉勇二 立花一男

殿下は10年ぶりに大学時代の友人・江口から電話をもらったが殿下は不在で改めて連絡先にかけなおすと、江口の友人で共同で作曲活動をしている尾崎から、江口が行方不明になったことをきく。
江口と尾崎はコンビを組み、「賀集院譲」の名でヒット曲をとばしていた。
しかし、捜査を進めてみると、江口が身の危険を感じていた事、弁護士に会ってコンビ解消後の著作権獲得の訴訟を起こす準備をしていたことが判明。
コンビの曲は殆ど江口の作品であり、江口がこのまま失踪状態であれば、印税は全部尾崎の手に入ることから、ボスは死体を捜す事を前提に、殺人事件として尾崎のアリバイ崩しに全力を挙げるよう指示した。
殿下とロッキーが尾崎が居る仕事部屋で楽譜の燃えかすを発見するが、それに尾崎は反応、やはり尾崎が怪しい。
さらにコンビが河口湖に別荘を購入していたことが判り、江口が失踪したと思われる時間、彼の車が羽田空港の駐車場で発見された時間などを加味し、別荘地に遺体を埋めたと仮定したが、山さんがその時間帯の中で尾崎を新宿で目撃したとの証言を得たことから、この推理は崩れてしまう。
捜査が暗礁に乗り上げたところで、殿下はボスにある提案をする。
殿下は尾崎達の仕事部屋で、聞き込み先で聴いた江口の「遺作」と思われる新曲のメロディーを尾崎に聴かせた・・・・・。

殿下らしいアカデミック的な一編であり、かつ謎解きの要素も持ったサスペンス編。
冷静ながら、旧友を死なせてしまったというやるせなさを背負った殿下の捜査と、自らの利益を守ろうとトリックを重ねる尾崎との対決です。
清水章吾さんは当時ハンサム役で売り出していた時期だったため、なかなか豪華な感じがしたものです。
もう一つ、本作のキーワードである「新曲」は、大野克夫さんの新曲である「サミー・ボウ」、裕次郎さんもラストで披露しますが、劇中のみというのが今更ながら惜しまれる部分です。
覆面車はコロナ(殿下コロナ)が登場。

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