「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

生きがいを壊された凶悪犯に真心を伝えるゴリさん。

2014-10-04 07:16:13 | ファミ劇日誌
本日のファミ劇・スニーカー登場編は、『ゴリラ』放送開始の為1話のみの放送。


第381話 54.11.16 ともしび (ゴリさん)

セミレギュラー:横谷雄二

ゲスト:谷口香
 沖田駿一 立枝歩
 松尾文人 森村菜摘 丸山詠二 和田一壮 大原稜子 茂木幹雄 杉山真稀子

脚本:尾西兼一 小川英
監督:木下亮

七曲署管内でノックアウト強盗が続発、たまたま現場に居合わせた吉野巡査の証言でモンタージュを作成したが、その顔を見てゴリさんは驚く。それは先日、図書館勤務の中年の女性・篠村綾と言い争っていた男だった。
ゴリさんは早速綾に会い男のことを聞こうとするが、何故か綾は通りすがりの男だとしか答えない。
調べの結果、男は若杉という10年前に強盗殺人の罪で無期懲役になっていたが、模範囚ということで4日前に仮釈放になっていた。
それでも、勤務状態や私生活とも真面目な綾と若杉の接点が見出せない。
そんな時、綾の同僚・石野ミキが若杉に襲われそうになった。
図書館近くをパトロールしていた吉野が偶然それを目撃し、若杉ともみ合いになり、拳銃が暴発、吉野がケガをし、若杉は拳銃を持って逃走した。
一方、ゴリさんはついに彩と若杉の結びつきを突き止めた。
綾は若杉が服役中に5年間にわたって励ましの手紙を送っていたのだ。
若杉は彼女からの手紙を唯一の生きがいにして仮釈放になるのを待っていた。しかも勝手に綾のことを若くて美しい妹のような女性と勘違いしていた。
綾も若杉の夢を破ることができず、同僚のミキの写真を送っていたのだ・・・・。

奮起して無期懲役から仮釈放までこぎつけて自分の生きがいを壊されてしまった男と、悪気はなくその生きがいを壊してしまった女性と、孤独と暴力、真心を描くわけですが、ゴリさんはそういう人々の孤独に寄り添うのが上手く、なんとか最悪の状況には至らせないように奮闘します。
そして、本来であれば暗い感じの話に終始するのではないかという本作の主題にアクセントを加えるのが、実質最初から事件に関わることになった吉野巡査の受難・・・(^_^;)
主役級の活躍を見せるのですが、拳銃を奪われたり、彼は登場したてから一係の新人刑事以上に苦難を強いられます。
この作品からゴリさんとの「師匠と弟子」的絡みが始まり、先輩のスニーカーより関係が密になっていきます。
実際、竜さんと横谷さんも師匠と弟子のような関係だったとも聞いたことがありますので、「新人」を立てるのが上手いゴリさんの手中に入って活躍します。

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