「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

スッポンのトシさんよ、永遠に・・・

2012-06-29 23:51:40 | 追悼
少々落ち着いたので少し書かせて頂きます。

私にとって地井武男さんは、太陽参加前は「怖く熱い人」という印象がありました。
「北の国から」は観ていましたが、まだその印象が強すぎて、この頃から後年の中ちゃん、それほど変わっていないのですが、偏見みたいなものがあったのかと思います。
ご本人いわく、太陽参加前までは映画俳優として生きていくということを決められていたようで、その辺りの気合と言う部分が、私の「怖い」という印象になっていたのだと思います。

地井さんにしてみれば、太陽参加は生活安定と言う部分での考え方の修正があったようですが、その太陽の中で地井さんの立ち位置はトシさん同様、ご本人も仰られていたように上は裕次郎さんや露口さん、下は神田さんをはじめとする若手チーム、その中間「管理職」という重要な位置付けでした。
云わば、それまで裏ボス的な部分があった辰平さん(長さん)の役割を受け継いだ感じになっていく部分と、恐らく当初は竜さん(ゴリさん)が続投する構想でトシさんとして参加するところが、竜さんの降板によりその役割も担ってしまい、更に地井さんの世代では大きすぎる裕次郎さんの存在が緊張として堅さが出てしまったためか、その辺りのプレッシャーを知らなかった私は、初期のトシさんに私個人はよそよそしい感じを受けていました。

ただ、ゲンキンなもので、そのトシさん=地井さんへの違和感は、地井さんが意欲的に取り組んだ#539「襲撃」で一気に吹っ飛びました。
この作品でまるで『北北西に進路を取れ』『ダイハード』ばりに危機を切り抜けていくトシさんに対し開眼した感じで。

その、ゴリさんとも長さんとも違った、這いつくばる男の魅力というか、不器用で家庭をも犠牲にしてしまう「刑事しかできない男」の魅力というか・・・そういう、不器用な男の魅力が、トシさんを包んでいたと思います。
それが時を経るにつれ、地井さんご本人の魅力とブレンドされて、リアルな男性像として完成していったものと・・・。

地井さんにしても若手の引き締め役として、後期太陽には重要な存在でした。
逆に言うと、地井さんが居られなければ後期の太陽は分裂して早々と終了していたかもしれません。
ただし、その重要な役割とは反比例して、主演作の少なさにご本人もモチベーションを維持して行くのが大変だったと語られていますが、トシさん自体がリアルな男性像を目指していたところでその辺りの地井さんご自身の中での折衝も大変だったと思います。

太陽終了後・・・

私にとって地井さんが終わってしまった太陽と「繋げてくれる」重要な存在でした。
それこそ太陽終了後から、『とんねるずのみなさんのおかげです』『時間ですよ』等で新境地を開かれ、バラエティにも積極的に参加されていた為、いつもどこかで地井さんがテレビに御出演なさっているという安心感みたいなものがあって、それが太陽を無くしてしまった私にとっては救いでありました。

そして、1990年代の太陽と謳われた『刑事貴族』シリーズのタケさん。
嬉しかったですよ・・・・。
トシさんが戻ってきた感じがして、いっそのことトシさんでも良かったんじゃないか?とも思いました。
コミカルな部分も加味されて、トシさんとは違った魅力も地井さんは披露なさっていました。

『TVジェネレーション』にて、最終回のボスアドリブを見ながら涙されていた地井さんにもらい泣きし、
『北の国から2002・遺言』にて、号泣する中ちゃんを観ながらもらい泣きしました・・・。

貴族終了後も意欲的にテレビ出演を継続されて、近年では『ちい散歩』も楽しく観ておりました・・・。
ずっと、どこかで地井さんが観られるという安心感・・・。

なので、鬼籍に入られたことが今でも信じられません。

今は、ただご冥福をお祈りするとともに、心から「ありがとうございました」と・・・。


これから、第671話「野獣」を観ながら、地井さんを偲びたいと思います。

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地井さんさようなら、そしてありがとうございました・・・

2012-06-29 19:00:55 | おくやみ
地井武男さんが亡くなられた。

29日午前7時、心不全のため・・・。

70歳。告別式は近親者で行い、後日お別れの会を開くとの事。

テレビ朝日では、30日午前10時から「追悼特別番組 ちい散歩 ありがとう!地井さん」、同日午後9時から地井さん主演の「大崎郁三の事件散歩」を放送するとの事。

とりあえず、これだけお知らせしておきます。

事務的な事以外を書こうとすると、涙が止まらないもので・・・・勘忍してください。

1982DVD-BOXのアンソロジーを観て、思いっきり泣かせてもらいます・・・。

・・・昨日は沖さんの命日で、今日はまさか地井さんが逝かれるとは・・・

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地井さん死去・・・・

2012-06-29 16:00:10 | おくやみ
さっき知りました・・・

ショックです。

言葉が見つかりません・・・。

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小野ヤスシさん

2012-06-29 07:06:08 | おくやみ
#679「ホラ吹きの街」で有名な詐欺師「サギタ」を軽快に演じられた、

小野ヤスシさんが28日に腎盂がんのため亡くなられたそうです。

ご冥福をお祈りいたします。

私の世代では「スターどっきり(丸秘)報告」のキャップ等、バラエティー番組ではお馴染みの方でした。
TBSの十津川警部シリーズ、寂しくなりますね・・・。

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ナーバスで熱い山さん

2012-06-29 06:43:26 | ビバ!チバテレビ
【ビバ!チバテレビ】

本日チバテレ・ジーパン編は、自殺の説得失敗でナーバスにストイックになってしまう山さん、デビュー当時の峰竜太さんのフレッシュさを見ることが出来る、

第58話 48.08.24 夜明けの青春 (山さん)峰竜太 降旗文子 中庸介

拳銃強盗を起こした男が追い詰められて自暴自棄になった。
山さんが説得するものの、男は自殺してしまう・・・。
この件で新聞に叩かれてしまう。

その男を洗う中、男と同じ境遇の流しの歌手・実に着眼する山さん。

もう若者を死なせたくないという思いの山さんが、奇しくもその「説得失敗」時と同じような現場に遭遇してしまいます・・・。

↓ネタバレ・ファミ劇日誌はコチラ
   
http://pub.ne.jp/taiyokebu/?entry_id=3633388

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ゴリさん、刑事生命の危機?

2012-06-29 06:12:04 | 日テレプラス日誌
【日テレプラスへのおさそい】

本日の日テレプラス・ジプシー登場編は、ゴリさんの得意技封じ・・・。

第497話 57.02.26 ゴリさんが拳銃を撃てなくなった! (ゴリさん)吉田次昭 内藤剛志 武内文平

銃座に番号を振った拳銃が強行に使われた。
その拳銃は何れもトイレなどで置かれていたもので、どうやらばら撒かれているようだ。

捜索聞き込みの中でゴリさんは以前助けた男と再会する。
男はゴリさんに情報の提供を積極的に行うが、全てカラ振りの情報。
そのうちゴリさんは右手にしびれを感じ、いざという時に拳銃の引き金を引けなくなってしまった。

そのゴリさんの「変化」を見抜いたジプシーとの静かな対立とコンビネーション、ロッキーの心配に端を発した「原因」についての勘、久々に登場した晴子が精神的にゴリさんを支えている描写など、この当時のゴリさんをのキャラクターを表した作品だと思います。
そして、対立的描写が以外にも少なかったジプシーも何気に目立っています。

拳銃をばら撒いた男の身勝手で無責任な犯行理由、ゴリさんと以前助けた男との関係など、色々と考えさせられる部分もあったりする濃厚な作品にもなっています。


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