「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

正面18度

2010-10-23 22:29:31 | ファミ劇日誌
『♯696  正面18度』
主演:又野誠治(澤村誠)
助演:石原良純(水木悠)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)神田正輝(西條昭)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)渡瀬ゆき(澤村泉)
室田日出男(安井一郎)野口貴史(徳久)田中洋介 姫ゆり子(安井のアパート管理人)田中公幸 片山せつ子 岸野一彦(松宮アナウンサー)山根銀次 村上幹夫(医師)上原鉄平

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:古内一成 小川英
撮影:安本英 美術:沢田清隆 照明:原裕慈 録音:岡田聖
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:芝山隆二 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:加藤美代子 制作主任:原雄次郎
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:山本迪夫
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(62-40)マーク2(23-74)スープラ(41-58)

妻が亡くなりギャンブルで借金を作り家族離散、気の小さい安井という男が戸川組系ローン会社で借金を作り、取り立て屋を刺し逃走・・・取り立て屋は死ぬ。
気の小さい男がまた戸川組組員も殺して、拳銃を手に入れ逃亡・・・。
気の小さい男が、開き直った時、変な腹の括り方をしてある意味最強になっていく。

一方、それを追うブル。
朝、寝違えて首が左に回らなくなり、おまけにその直後に緊急出動。
素人の傷害事件の為、ドックもブルにマグナムを渡さぬまま、ブルも署に帰らぬまま。
おまけに持参のトランシーバーは故障。
真直ぐ向けないからまともに走れないし・・・。
ただ首が回らないだけでかなりにハンデを背負ってしまったブル。

結構このパターンって危険なんですよね。

安田を追いつめたブル。
いつもであれば、拳銃を持っていたとしても直ぐに逮捕できる相手なのに、壮絶に苦戦します。
腹まで刺されますし・・・。
いや、安井もかなりパワーアップしていますので・・・。


ブルースが父親になる直前の危機編でありますが、
つまらないことと、不運と油断で死線をさまよう直前まで追い詰められるブルース。
ブルースとしては相当恐怖を感じたと思います。
それに忘れていたこと・・・ボクシング。
七曲署に転任してやってなかったんでしょうね。
ボクシングであれば首を固定しても相手を倒せますからね。
いつもは不死身とうそぶいているブルースも救出された時の顔はいつになくホッとしていました。

しかし室田さんは上手い。
登場シーンはさすがピラニア軍団同志なので息があっていましたが、
ブルースとの対決時の鬼気迫る形相とアクションは見ものでした。

ジーパンでいう「恐怖の瞬間」ですが、ブルースは自分で解決していました。
そのあたりは刑事のキャリア的開きもありますから、ジーパンがもし同じ事になっていたら、ちゃんと対応できたと思います。

=泉=
表札のハートマークは健在でしたね。
あっち向いてホイとは考えましたが、駄目ですね。。。
でも、あの腹ボテ・・・デカイ。
令子もそうでしたが(^_^;)

=音楽=
スニーカー退職時を含め、前後に多用されたキーボード系の曲が久々に採用。
ブルース刑事魂も久々。

=マイコンの秘密<まだあったんかい・・・=
泉とマイコンがお茶を飲んでいたと告白。
ブルースはやきもち焼きだとも(^_^;)
次回につながった?

=ロケ地=

立川競輪場とその付近。

=コネタ=

*戸川組は今度金貸しですか・・・。

*タバコは吸わないと云っていたドックがハイライトを所有。
またすってるじゃん。。。

*元自動車整備工場に人体模型・・・。
どういう趣味しとるんだ?

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黒幕は誰だ

2010-10-23 21:36:32 | ファミ劇日誌
『♯46 黒幕は誰だ』
主演:石原裕次郎(藤堂俊介)
出演:萩原健一(早見淳)露口茂(山村精一)竜雷太(石塚誠)下川辰平(野崎太郎)小野寺昭(島公之)
藤竜也(三浦)奈美悦子(風間洋子)伊沢一郎(麻薬撲滅協会・坂口会長)荒木保夫(戸川組組長)朝倉宏二(正夫)幸田宗丸(七曲署部長)菊池英一(坂口の手下)入江正徳(七曲署部長)林寛一(本庁刑事)

プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一(東宝)
企画:魔久平  脚本:鎌田敏夫
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:吉高勝之 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:莟宣次 現像:東洋製作所 アシスタントプロデューサー:梶山仗祐 
協力:国際放映 制作協力:渡辺企画 企画協力:ジャックプロダクション
監督:山本迪夫
制作:東宝株式会社

覆面車:MS60クラウン(セダン・スーパーサルーン)、フォード・タウヌス15M(32-09)


趣がちょっと違った感じがありますね。
いつもの太陽とは。

今回はペイ絡みの事件ですが、覚醒剤摘発というのは太陽でも永遠のテーマになっていました。
ただ初期はそれほどでもなかったのですが、戸川組=覚醒剤というのは確かこの作品からだったと思います。
ボスも内定していたんでしょうが、ここにきて三浦と「組みます」
組むといっても、背任ということではなく、刑事としての藤堂とペイを欲しがる患者に潤滑に提供しようとする三浦との利害関係ような協力ですが・・・
というよりは三浦は「ペイ買占め組織」への意地だけだったと。
ボス自体既に三浦の尻尾は握っていたわけですから、表向きには対等な関係に見えますが、完全に囮捜査に近いものがあります。
三浦だってボスは「ハイ、お前と組むよ」と言ったって、何回も逮捕されているわけですから、それは覚悟の上だったと思います。
でも、それだけ三浦が追い詰められていたと云うのも確か。
こういう面で、ボスは非情であります・・・。
結果的には洋子まで巻き込んでしまいましたからね。

ところでボス、
初期はエリート然としているところがあって、それほど危ない橋は渡らないように見えましたが、とうとう踏み込んだ手を使いました。
もともとはエリートコースを渡っていたボスですが、こういうところでそのラインから外される原因というのがあったんでしょうね。ただ、長い付き合いのゴリさんにさえ疑心暗鬼にさせるぐらいですから、昔の話だと思います。
でも、警察組織の中でルール通りに歩いてきた人間であれば、いくら偽装とはいえ洋子とのやり取りや三浦との渡り合いがあれ程うまく行くわけがないので。

しかし坂口という金持ち。
どういう男かあまり語られませんが、ひどい奴です・・・。
ある意味暴力団以上、マフィアの域。
でもその割には詰めが甘いなぁ・・・自分が死んじゃったら意味ないじゃん(^_^;)


ところで今回の一係。
ベテランの山さんと長さんは多少面喰った感じはありましたが、ボスの行動について殆ど意に介していない感じ。
結構早い段階で悟ったのかもしれません。
ただ、ボスとの付き合いが浅いマカロニとデンカはもう「信じられねえ」という感じ。
特にデンカは。
ただ、ボスはデンカを色々と連れまわしたり洋子のボディガードを任せたり。
この辺りからボスにとってデンカは弟的存在になっていきます。
(そういえば、下戸のはずの小野寺さんがビールを口にしていました・・・)
一番可哀想だったのはゴリさん。
デンカほど疑いをぶつけたくないけれども、いつものボスとは違った行動をとる。
三浦の容疑は確定的なのにお預けを食らうし。。。
でも、ちゃんとボスが今回の件を告白するのがゴリさんだったというのは、この二人の親密性を感じます。

=音楽=
葬送曲(’72)がメインで使用されます。
まるで三浦のテーマのように・・・。

尾行のテーマM2→行動のテーマという流れは良いですね・・・。

ブルージンの子守歌インスト、ボスとゴリさんのシーンにぴったりです。

ラストは愛のテーマ・ピアノバージョンのフルコーラスで締める。
誰も骸になってしまった冷え冷えとしたアスファルトの道を一人歩くボスの後姿・・・。

洋子=奈美悦子さんが熱唱していた
「逢いたくて逢いたくて」
「夢は夜ひらく」
ナベプロ絡みでOKですね。

=ゲスト=

藤さん、いい味だしています。
この頃は破滅的なイメージがあったようで。

奈美さん、いやぁ・・・可愛い。
ヒロインとしては色々とサービスもあった作品です。

結構驚いたのは伊沢さんの悪役。
時代劇では定番だったと思いますが、現代劇だと善人役が多い方なので、なかなか意外なキャスティングです。

新マンの菊池さんも凄い悪役メイク。

=クルマネタ=
初代後期セドリックの白パトはもうちょっと活躍します。
今回、覆面車の出番があまりありませんが、三浦のベンツ250S、坂口のポンティアック ボンネビル&130後期セドリックと、例の三浦の精製所があったジャンクヤードのラインナップ。
初期観音開きクラウン(デラックス)
RS40クラウン
中期型スバル360
130系初期セドリック
ベンツ
ハイエース
コルト
ブリズカ?
10系カローラバン
キャロル
んん・・・よだれ出そうです・・・。

=ロケ地=
*ファーストシーンは新宿百人町。
中華屋と道の狭さは健在。

*新宿ゴールデン街
酒の店三平、凸凹など。

*三浦との密会場所日産の中古車屋のようです。

*ボスのマンション(青葉マンション)は9話と同じ
また爆発。。。
ボスの部屋は爆発はあるし、人は死ぬし・・・。
そういえば「1万人の容疑者」では、入口付近で爆発があります(^_^;)
危うく管理人を巻き込みそうになったり。
よく出ていけと運動が起こらないものです(^_^;)

=コネタ=

*デンカの帽子は#11の小池の?

*ゴリさんの両手撃ちは珍しいです。

*マカロニの髪、外長い 室内短い(^_^;)

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月日が経つのは早い・・・

2010-10-23 10:18:37 | エトセトラ
例によってまた疲れたマリ隊(つかれたまりたい)でございまして。
昔からの常連さんはご存じだとおもいますが、「何かをしながら寝る」癖が出てきました。
すっかり、日誌もHDDも溜まっておりますので、今日明日で流してしまおうと思っています。

で、私の「不携帯電話(ゴールド)」に太陽系の兄貴分からメールが・・・仮称としてスコ兄(ご存知の方は多いと思います)としておきます(^_^;)
気付いたの今日でした・・・すみませぬ。。。

「熊本」に飲みに行きたい、五里霧中で・・・・w

うんうん、飲みに行きたい、ゴリムチュウで・・・

そういえば数年前、スコ兄ともう一人の紳士と西口界隈を「熊本」探して歩いたら、「九州」っていう居酒屋があって、
そこで五里霧中になった素敵な想い出がございまして・・・(^_^;)
待ち合わせは、新宿ニューシティホテルにて。
あれは、まだ19時ごろでしたか?
え~、スコ兄は貫禄のある長身、紳士はアカデミックな感じ、俺も181センチあるのでデカイ。
こんな3人が、居酒屋で太陽の事を終電まで語り合ったという壮絶さ・・・(^_^;)
いや、想像は難しいと思います。
ただ、スコ兄と俺を御存じの方は噴き出していると思いますが・・・(自爆

私がお会いした太陽ファン諸兄って、結構長身の方が多いんですよね。
なので、集まるとかなり圧迫感があるかもしれませぬ・・・。

太陽バンドのヨコハマライヴの時、
女性も集まったのですが、多分怖かったのでは・・・<(_ _)>
いやぁ・・・呑みたい・・・五里霧中で・・・。


【ファミ劇へのおさそい<あやしい】

太陽にほえろ!HDリマスター版 初回放送(土)22:00~23:00  再放送:(水)16:00~

2010年10月23日(土) 22:00 - 23:00 『#47 俺の拳銃を返せ!』
2010年10月27日(水) 16:00 - 17:00 『#47 俺の拳銃を返せ!』

この話は、私の中では「切なくて、やるせなくて・・」という話なんですが、
マカロニの心中もそんな感じだったのでは・・・と思います。
平凡そうに見える人間でも狂気を孕んでいるいるし、大したことが無いことでも立場が変われば生命にかかわることもある。
滅多に観ることが出来ない森本レオ氏の壮絶な形相も見どころですね。
マカロニの単独捜査っぷりもベテラン並みです。

太陽にほえろ! 初回放送:(土)23:00~25:00(2枠連続) 再放送:(木)・(金)16:00~17:00(1話ずつ) 

※カウント欠番6話除く

2010年10月23日(土) 23:00 - 24:00 『#692(698話) 淋しさの向こう側』
2010年10月28日(木) 16:00 - 17:00 『#692 (698話)淋しさの向こう側』

今まで殆ど女っ気の無かったデュークだったので、香坂みゆきさんとの共演はなかなか魅せました。
スコッチで云うと「すれ違った女」的な作品ポジジョンだと思いますが、あっちはゲーム感覚があったのが、
こっちは少々重い仕上がりになっています。
デュークの理路整然とした心は動くか?


2010年10月23日(土) 24:00 - 25:00 『#693 (699話)優しさごっこ』
2010年10月29日(金) 16:00 - 17:00 『#693 (699話)優しさごっこ』

当時の美保純さんのイメージにハマる今回の元不良役。
結局、「優しい」と思っているor思わせている部分が本当のことなのか「ごっこ」なのか、
そして、本当は誰が「優しい」のか?
という感じでしょうか。

1986の記憶にも書きましたが、
今回を以ってボスが降板します。
なので、通常のボスを観ることが出来る最後の作品となります。
最終話は厳密にいえばゲスト出演ですし、当時も感じましたが、ボスの「調子の悪さ」は画面から伝わってきてその意味でも泣けてきましたから・・・・。


【故・南美江氏】
612話「怒れる狙撃者」でシルバーチームのマドンナとしてゲスト出演した南美江さんが、8月に亡くなられていたんですね・・・。
別な方の訃報を確認していて、関連記事に南さんの訃報があったので驚きました。
文学座から円創立というご経歴なので、太陽には縁深いラインなのですが、太陽ゲストは1回のみです。
ただ、さまざまなドラマで、「凛として、毅然とした婦人」を好演なさって強烈な印象があった方だったので・・・。
残念です。
ご冥福をお祈りいたします。



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