隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

旅行記 第34回 『「Go To トラベル」で行く鎌倉 2日間』 (その5・円覚寺)

2020年10月24日 | 旅行記

旅行記 第34回 『「Go To トラベル」で行く鎌倉 2日間』 (その4・明月院) ⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e152dcc8a8e0306355522f1cd612a587

 


この日、三寺一社目の参拝を終え、「明月院(めいげついん)」の境内を出たのが、13時40分頃です。「明月院通り」を戻り、さらに横須賀線の線路沿いを「北鎌倉駅」方向へ進みます。丁度、同駅を出発した電車が通りかかりました。

 


「明月院」から徒歩12~13分で、「円覚寺(えんかくじ)」の「総門」前に到着しました。駅は、目と鼻の先です。

 


「円覚寺」は、鎌倉時代後半の弘安5年(1282)、ときの執権北条時宗が中国・宋より招いた無学祖元禅師により、開山されました。開基である時宗公は18歳で執権職につき、無学祖元禅師を師として深く禅宗に帰依されていました。国家の鎮護、禅を弘めたいという願い、そして蒙古襲来による殉死者を、敵味方の区別なく平等に弔うため、円覚寺の建立を発願されました。


宗旨は、臨済宗。寺格は、大本山。「鎌倉五山(かまくらござん)」の第二位。鎌倉五山とは、臨済宗の寺院の寺格で、鎌倉にある五つの禅宗の寺院のことです。鎌倉時代に、北条氏によって導入されました。


拝観入口となる「総門」への石段の上には、遠足か修学旅行の小学生の一団が。

 


「総門」には、山号である「瑞鹿山(ずいろくさん)」の額が掲げられているとのことですが、見つけられず、代わりに門手前の提灯に「瑞鹿山」の文字がありました。

 

 


門をくぐり振り返ると、横須賀線の踏切(赤矢印)が。参道を横切る形で線路が敷かれたのでしょうね。

 


総門を入った左手で、拝観料 300円を納めます。冒頭の画像は、その時に頂いた拝観料収納半券。


当寺のパンフレットは、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、スペイン語、と実に8種類もありました。

 


総門左手の「御朱印所」に御朱印帳を預け、参拝へ。

 


総門の先にある「三門(山門)」。三門は三解脱(さんげだつ <空(くう)・無相(むそう)・無願(むがん)>)を象徴するといわれ、諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされています。現在の三門は、天明5年(1785)、開山・無学祖元禅師の五百年遠諱の年に大用国師(だいゆうこくし)によって再建され、現在は神奈川県指定重要文化財となっています。

 

 

楼上には通常非公開である十一面観音、十二神将、十六羅漢が祀られています。

 


三門をくぐった先の「仏殿」は、円覚寺のご本尊が祀られている建物です。大正12年(1923)の関東大震災で倒壊しましたが、昭和39年(1964)に再建されました。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物です。

 


ご本尊は、冠を被っておられるので、「宝冠釈迦如来(ほうかんしゃかにょらい)」と呼ばれ、華厳の盧遮那仏(るしゃなぶつ)とも称されます。天井の「白龍図」は、前田青邨(せいそん)画伯(1885~1977)の監修のもと、守屋多々志(もりやただし)画伯(1912~2003)によって描かれたものです。

 


仏殿の左手にある「選仏場(せんぶつじょう)」は、仏を選び出す場所という意味で、修行僧の坐禅道場のことです。元禄12年(1699)に伊勢長島城主・松平忠充(ただみつ)が、江戸の月桂寺・徳雲寺住職一睡碩秀の薦めにより、大蔵経を寄進するとともに、それを所蔵する場所と禅堂を兼ねた建物として建立されました。

 


仏殿のさらに奥には、「大方丈(ほうじょう)」などの建物があるのですが、日が暮れる前にさらに寺社巡りをしたいので、踵を返します。


「御朱印所」に戻り、御朱印を拝受。納経料は、300円。

 

右側は「奉拝」の文字と参拝日、中央は御本尊の「宝冠釈迦如来」、左下は「大本山 円覚寺」の墨書き。

 

 

右上には「瑞鹿山」、中央は「仏宝僧法」、左下は「円覚寺院」の押印です。

 

尚、拝受した御朱印の数は、これで七十一印になりました。詳細は、こちらの「御朱印巡り」記事一覧をご参照下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e23a591aa7b880a9e451c519dc5e14a5


約20分の参拝・境内散策を終えたのが、14時15分頃です。これで、四寺一社(黄色で囲んだ場所)を巡ったことになります(行程は黄色矢印)。

 

 


★ 続きは、『「Go To トラベル」で行く鎌倉 2日間』 (その6・東慶寺)で ★ 

 


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