隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

上海城市新聞 Vol.25 『洛陽・龍門石窟』 (その6)

2015年06月20日 | 上海城市新聞

上海城市新聞 Vol.25 『洛陽・龍門石窟』 (その5)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/525c54c204019476bfabd8405a2b5ab8


【3日目:6月8日(月)】 晴。念願の龍門石窟に行きました。


洛陽3日目の朝も、前日同様に午前8時に起床。今日の気温も30℃を超え、暑くなりそうです。


宿泊先の「洛陽大為玖朝酒店(Luoyang Dawei Jiuchao Hotel)」の部屋は新しく広くて綺麗なのですが、前日に超市(スーパー)でビールを買って来て、部屋の冷蔵庫に入れようとしたら見当たりません。冷蔵庫だけでなく、金庫もありませんでした。


8:30~9:00までは、5Fにあるバイキングスタイルのレストランで朝食です。


前にも書きましたが、このレストランの朝食では洋食がなく、中華料理のみです。ナイフ、フォーク、スプーンは置いてなくて、箸のみ。珈琲を飲む時には、スプーンの代わりにレンゲを使いました(苦笑


洛陽市があるのは、河南省。河南料理は、唐辛子を多用して辛いけれども油っぽさはないと聞いていましたが、このレストランの味付けも全体的に辛いです。


このホテルは、開業が2011年と比較的新しく、ロケーションも良く、17階建てで部屋数も多そうなので、外国人宿泊客が多いのかと思っていましたが、レストランやエレベーター内で会ったのは、全て中国人で、外国人の宿泊客は隊長一人のようです。


それで、レストランの朝食は、中華のみなのでしょうね。ホテルの館内だけでなく、6日間の洛陽滞在中に、一人の日本人にも会いませんでした。


今日は、念願の「龍門石窟」に行く予定です。龍門石窟は、中国三大石窟(せっくつ)の一つで、ユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されています。


市内南方13kmにある石窟には、昨日行った「洛陽火車(列車)駅」から81番の路線バスで行くことも出来ます。


料金も1.5元(約32円)と安いのですが、時間がかかりそうなので、タクシーで行くことにしました。


10:00にホテルの前でタクシーをつかまえます。初乗り料金は5元(105円)、上海の初乗り料金14元の約1/3の安さです。洛陽は、まだ三日目ですが、中国の大都市に比べて物価は安そうです。


タクシーは、市内を流れる黄河の支流の一つ「洛河(Luo He)」にかかる「洛陽橋」を渡って「洛龍区」に入り、一般道の「龍門大道」を一路南に向かいます。


「龍門大道」は、最近整備された道路の様で、片側が緑地帯を挟んで3+3の6車線、さらに自動車専用車線の脇に、2車線のバイク・自転車専用車線、歩道がある、超幅広い道路です。


途中には、経済開発区や高鉄(新幹線)が通る「洛陽龍門站(駅)」もあります。昨日3元(約63円)買った「洛陽市区交通旅游図」のおかげで、いま何処を走っているのかがよく判ります。


乗車して約30分で、「龍門石窟」のバス停前に、タクシーは着きました。運賃は28.5元(約600円)。タクシーで来て良かった。


着いたといっても、「龍門石窟」駐車場の手前で、タクシーは中に入れません。


どうやら、駐車場の脇にある、両側が土産物店や食堂が連なる歩道の先に「龍門石窟」の入場口があるようです。


土産物店を覗くのは、帰りにして、ひたすら歩くこと約15分で、“售務中心(Ticket Center)”の建物に着きました。


「西山石窟」「東山石窟」「香山寺」「白園」の四ヶ所に入場出来るチケットの料金は、120元(約2,520円)。


“售務中心”から更に進むと、「伊河(Yi He)」の川沿いの遊歩道に出ます。前方には、河にかかる「龍門橋」が見えます。入場門は、まだ先の様です。


太陽が燦々と輝き、暑いです。疲れたので、川沿いの木陰で一休み。


再び歩き出して、やっと「龍門橋」の下にある「龍門石窟景区」の入場門に着きました。時間は11:15。バス停前で、タクシーを降りてから、約45分かかりました。途中、休みながら歩いて来たので、距離は2kmくらいでしょうか。


この入場門から、「西山石窟」⇒「東山石窟」⇒「香山寺」⇒「白園」のルートで、「龍門石窟景区」を巡るようになっています。


対岸の小高い丘の上には、「香山寺」が見えます。


最初に見学したのが、北魏(ほくぎ)の宮廷生活を描写している「賓陽三洞(ひんようさんどう)」。優しいお顔をしています。


次が、数cmの小仏が1万5,000体も彫られている「万仏洞(まんぶつどう)」。


石窟が彫られているのが、高い場所にあるので、見学をするのに、階段の昇り降りの繰り返しです。これが、結構キツイ!


時間は、既に正午を過ぎています。「西山石窟」に売店はあるのですが、食堂はありません。お昼は、持参したホテルの部屋に置いてあったリンゴ、桃、梨、バナナで済ませました。


お腹が少し膨れたので、いよいよ上元2年(675年)に完成したといわれる「龍門石窟」最大の規模を誇る「奉先寺洞(ほうせんじどう)」とご対面です。


大仏の肉髻から仏座までの高さが17.14m、向背まで含めると約20m。仏龕の東西の深さが38.7m、南北の広さが33.5mだそうです。想像していたより、大きくて立派です!

 

美しく意思の強い瞳をもつ盧舎那(るしゃな)仏の右手にある、邪鬼を踏みつける「天王像(てんのうぞう)」の顔は凛々しいです。


残念なことに、左手の二体の像は風化したのでしょうか、顔が無くなっています。


「奉先寺洞」から「伊河」を見下ろすと、「東山石窟」へ渡る「漫水橋」と、遊覧船の船着場が見えます。はるばる「龍門石窟」まで来て良かった!

 


☆続きは、上海城市新聞 Vol.25『洛陽・龍門石窟』(その7)で☆


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