狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄のタブーは日本のタブー 「ゴー宣NEO 2」

2009-10-11 07:58:04 | 未分類

小林よしのり著「ゴーマニズム宣言NEO 2 日本のタブー」に小ブログのことが紹介されていると読者に教えていただいたので、早速読んでみた。

筆者が言論封殺魔の沖縄での後援会に何度か参加し、その会場の雰囲気をブログネタにしたので、その情報収集に小ブログを参考にした模様だが、過分に評価して頂いているので、それを自分で書くのは面映い。

言論封殺魔こと佐藤優氏は、小林氏と目下「戦争」中であり、小林側の再三にわたる論点提起にも関わらず逃回っていることは周知のこと。

同書には沖縄に関連する「日本のタブー」が満載であり、それを一刀両断する小林氏の論調の切れ味はさすがに鋭く、これでは言論封殺魔が敵前逃亡するのもむべなるかな、である。

先ほどアマゾンのランキングを調べたら27位で売れ行きも急上昇中である。

特に沖縄県民には読んで欲しい一冊である。

とりあえずこの本の目次を紹介する。

日本のタブーをどう語るか
アイヌは先住民なのか?
国民としてのアイヌ
沖縄で国歌斉唱した!
言論封殺魔の謀略
沖縄とアイヌ、「同化」をどう考えるか?
護憲派左翼の天皇容認という罠
バットマンの正義の苦悩
特攻隊員を愚弄するドラマ
わしはプロとして描いている!
「おぼっちゃまくん」の商品化に癒されるわし
「世界」に暗躍する全体主義者
「集団自決」NHK捏造番組
北方領土「おもねり・譲歩外交」の愚劣(1)
北方領土「おもねり・譲歩外交」の愚劣(2)
自称アイヌは実は日本人である
天皇論」の反響

同誌で紹介されている当日記はこれ。

殺人者の陶酔!キラーズ・ハイ?39年前の金城重明氏の証言

 

沖縄で「琉球民族の先住民認定」とか「アイヌとの連帯」を叫ぶ集団は、民族問題で正体をカムフラージュした左翼運動集団であり、これらの集会に参加する人たちは左翼運動の常連である。

当日記も過去に何度かアイヌに関連して「先住民問題」を取り上げた。

琉球民族は哀れな先住民か

幻の「先住民差別」 いつまで叫べば気が済むのか

アイヌに乗っ取られた慰霊の塔

続・アイヌに乗っ取られた南北の塔

完結編!アイヌに乗っ取られた慰霊塔 イヨマンテの夜と魔女の洞窟

                    ◇

「ゴーマニズム宣言NEO 2 日本のタブー」の前編ともいえる「ゴーマニズム宣言NEO 日本のタブー」については、「草莽崛起ーPRIDE OF JAPAN」さんが素晴らしい読後感を書かれているので下記に転載させていただきました。

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「ゴーマニズム宣言・日本のタブー」

 小林よしのり氏の掲題書を読みました。大変勉強になりました。取り上げられたテーマを幾つか簡単にまとめて見ました。(尾形)

1アイヌ問題

08年6月に国会で「先住民族決議」なるものが全会一致で可決された。私などはそのことを全く知りませんでした。もっとも、例によって国会議員も肝心のアイヌについて無知なまま、勉強もせず、決議をしているようです。

そもそもこうした決議がなされたのは、これも例によって、07年9月に国連で「先住民族の権利に関する国連宣言」が採択されたことによります。

この中には、先住民族の土地や資源に関する補償・賠償を受ける権利、交渉過程への参加権などが謳われています。従って極端に言えば、アイヌの自決権を認め、北海道を譲って、自治政府を作らせなければならない、という主張も可能ということかもしれません。


2沖縄の全体主義

異論を許さないのが全体主義です。沖縄では、例えば、「集団自決は軍命令」ということに疑問や否定する意見は抹殺されます。小林さんは言います。沖縄の左翼は次の論点で議論するのを恐れている。

集団自決は軍命令か否か?独立論は沖縄県の良心的な人々の意見と言えるか?沖縄の新聞は偏向していないか?沖縄の言論空間は全体主義ではないか?

実は沖縄の人々もそのことに気付いている。だが、軍用地主や基地関係者など既得権を維持したい一部の富裕層は、左翼が「犠牲者の島」で活動することを容認している。つまり、「米軍が悪い」では国から補助金や優遇策は引き出せない。

「日本軍が悪い」の方が都合がいいのだ。かくして「平和の礎」に刻まれた日本人の99%が米軍によって命を奪われた人々であるにも拘らず、沖縄の左翼もマスコミも、「米軍よりも日本軍の方が残酷だった」とキャンペーンを張る。

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沖縄の二大新聞の「犠牲の島・反日キャンペーン」は単に左翼活動であるばかりでなく、実は政財界・富裕層のお墨付きでもあるわけだ。

沖縄の一人当たり県民所得は、全国最低だが、県内総生産は全国38位(05年度)で、所得1000万円超の納税者の割合は10.2%。全国10位(06年度)となっている。

大変な格差ではないか!沖縄マスコミに巣くう左翼運動家、学者、そして沖縄マスコミを持ち上げる本土の「言論封殺魔」などは、決して庶民の味方ではない。既得権益を保守する一部の富裕層の味方であり、体制側の人間なのである。

曽野綾子氏は昭和60年に次のように指摘しています。

「私はかねがね、沖縄という土地が、日本の様々な思想から隔絶され、特に沖縄にとって口当たりの苦いものはかなり意図的に排除される傾向にあるという印象を持っている。その結果、沖縄は、本土に比べれば、一種の全体主義に統一された思想だけが提示される閉鎖社会だなどと思うことが度々あった」

 那覇市役所に勤める高里洋介氏は、沖縄で小林よしのりさんの講演会を開いた方である。高里氏は上司に呼ばれ、講演会のことに言及され、「君については課長に昇進も考えていたけど、ダメだな」と告げられたと言います。

また、兄弟の縁も切れ、実家の仏壇の前にもいけなくなった、という。最近、集団自決に軍命令はなかったことを実証した『暴かれた神話の正体』という本が出た。

その著者の鴨野守氏は、沖縄の思想風土に疑問を呈する記事を書き続けていることに対して、ある現職の教育長から真顔で「怖くないですか?」と言われた。

沖縄では、異論を唱えることを「怖い」と思うのだ。沖縄大学の宮城能彦教授は、「沖縄論」の案内役を務めたために、それまで関わってきた調査研究プロジェクトにいられなくなった。こうして「沖縄タイムズ」「琉球新報」の二紙が作り出す論調に真っ向から逆らう人間は沖縄では排除される。

 

3「集団自決」NHK番組の捏造

 NHKがまたも反日捏造番組を放送した。沖縄慰霊の日の前日、6月22日、『“集団自決”戦後64年の告白』である。番組は、渡嘉敷で集団自決を経験した金城重栄、重明という兄弟を主人公に展開する。この兄弟は、有名な「語り部」である。

この兄弟が隠し続けていた事実を白日の下に晒したのは、大江健三郎裁判の控訴審、福岡高裁那覇支部で行われた出張法廷だった。弟の重明は被告側証人として出廷、もちろん「軍命令があった」と証言するためである。

しかし、原告側はこの証人に関する「爆弾」を用意していた。それは沖縄戦当時14歳の村民の手記だった。

 私は14歳だったが、村の青年達が、死ぬ前にアメリカ兵を一人でも殺してから死のう、斬り込みにいこうと話し合ってね。

行く前に、心残りがないようにと、刃物、本当はゴボウ剣ですが、それで子供は背中から刺し殺し、女の子は、上半身裸にして、左のオッパイを自分で上げさせて、刺したのです。

私は、年が若いし、青年達に比べて力もないから、後ろから支える役でしたよ。私たちは三人一組でね、その一人は今、大学の先生をしています。もう一人は区長、字の世話係りですよ。

この「大学の先生」が当時16歳の金城重明、「区長」が当時18歳の金城重栄なのだ。

原告側代表の質問に、重明はその事実を認めた。手記は更に、年寄りに首に縄を巻いて木に吊るす。この兄弟は、要するに集団自決実行者だったのです。しかし、兄弟は「集団自決は軍命令だった」と“証言”し続けているのです。

重明はさらに重要なことを裁判で証言している。「集団自決」の殺戮を起こした後、重明は米軍の迫撃砲を受け、「指が4本も入るほど」の傷を負った。直ぐに治療を受けなければならない状態だったが、日本軍の医務班には絆創膏しかない。

そんなとき、重明は、なんと、赤松隊長に遭遇したのだ。赤松隊長は、「渡嘉志久に行けば薬はあるはずだよ」と。住民に自決を命じた隊長が、何で負傷した住民に治療を勧めるだろう。重明は、赤松隊長のお陰で生き延びているのではないのか?

 赤松隊長は、戦後、「自決命令を下した」という濡れ衣を黙って着た。「軍命令に従った」ということにすれば、島民に「遺族援護金」が支給されるからである。全国の空襲被害者には一円も出ていない。原爆の被害者さえ、厳しい審査を経て、治療が受けられるだけである。

沖縄の集団自決の遺族だけが特別待遇を受け、その援護金の支給額は、累計で一人一億円にも及ぶという。

渡嘉敷の住民はこう言う。「赤松さんは人間の鑑です。渡嘉敷の住民のために泥を被り、一切、弁明することなく、この世を去ったのです。家族のためにも本当のことを世間に知らせて下さい」

 ところが、NHKは事実を全て隠蔽し、金城兄弟を集団自決の事実を語る唯一の証言者のように扱って番組を作った。しかもその金城重明でさえも「軍命令があった」とまでは明言しないことに業を煮やし、「戦陣訓」を必死に強調し、しまいには本人は言っていないことをナレーションで入れるという捏造を行った。

 「生きて虜囚の辱めを受けず、鬼畜米英、そして手榴弾の音、金城さんにとって、それは自決命令でした」

NHKはこんなインチキまでして、一体、誰のためなのか?

4北方領土返還交渉における裏切り

省略しますが、鈴木宗男と佐藤優の裏切りは取り返しのつかないダメージをもたらしています。私はこれまで、佐藤氏については、『国策捜査』とか『自壊する帝国』などを読んで、大変な人だ、と思っていたのは間違いだったようです。

小林よしのりさんにも、正面から論戦を挑むのではなく出版社に圧力をかけるという左翼の手法を用いているようです。大体、大阪の阪和食品などと組んで狂牛病対策費の詐欺的行為、国有林の木を盗伐した業者を入札に復帰させるように林野庁に圧力をかける、


ODA予算を喰い者にしたような鈴木とつるむことに疑問は感じていましたが。小林さんによればソ連のハニートラップにかかっているとの噂があるようです。
以上
(小林よしのり、『ゴーマニズム宣言・日本のタブー』小学館)
平成21年10月3日

                     ◇

佐藤優氏に関するエントリーの一部を挙げるとこうなる。

敵前逃亡のラスプーチン 佐藤優沖縄講演会

小林よしのりvs佐藤優の大戦争!罠にかかった小林よしのり

 罠にかかった小林よしのり 護送船団方式の沖縄論壇

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