狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

祝砲はミサイル乱射!内憂外患の首相 偽装献金問題を問いつめる記者団に首相は…

2009-10-13 08:14:05 | 県知事選

 北京では「友愛」を連発して東シナ海を友愛の海にすると中国に恭順の意を表した鳩山首相は、今度は日中韓首脳会談で「東アジア共同体構想」をぶち上げ「友愛外交」の締めくくりをしようと思ったのだが・・・・。

東アジアのアノ国が祝砲にミサイル乱射というオチがついた。

北朝鮮、ミサイル5発発射 日本海側で短距離
【ソウル共同】韓国政府関係者は12日、北朝鮮が同日、日本海沿岸から短距離ミサイルを発射したと明らかにした。聯合ニュースによると、発射されたのは計5発で、「KN02」(射程約120キロ)とみられる。北朝鮮のミサイル発射は7月4日に弾道ミサイルを連続発射して以来。

 通常訓練のほか、性能実験や軍事的な示威効果を狙った可能性もある。北朝鮮が対外的な対話姿勢を示している中でミサイル連続発射を行ったことについて、韓国政府は発射意図などを慎重に分析している。

 インタファクス通信によると、ロシア外務省筋は「(北朝鮮の核問題に関する)6カ国協議再開に向けた努力が続けられている時の発射は適切とは言えない」と批判。ロイター通信によると、英国訪問中のクリントン米国務長官は、朝鮮半島の非核化に向けた取り組みを続けると強調し、北朝鮮をけん制した。

 日本政府関係者は「射程が短く、日本の安全保障に直接的な影響はない」としている。同ニュースによると、発射場所は北東部咸鏡北道の舞水端里南方から南東部江原道元山の間の一帯とみられる。午前中に2発、午後に3発を発射した。

 北朝鮮は今月10~20日、日本海と黄海沿岸に船舶の航海禁止海域を設定していた。

2009/10/12 23:43   【共同通信】

                    ◇

会談の後、温首相は先に訪朝した際の金正日総書記との会談に言及していた。

《「(金総書記が)多国間、2国間の対話を通じ問題解決を図る。6カ国協議には反対しない」と発言したことを明らかにした。その上で「金総書記は米国や日本、韓国との関係を改善したい意向だ」と指摘した。これに対し、鳩山首相は「その言葉を信頼したい」と述べた。

温首相は「金総書記は日本との関係改善を希望している」といい、鳩山首相は「その言葉を信じたい」と応じる姿は、正に友愛そのもの。

皆仲良く手を繋いで「東アジア共同体」へ向かって進むのかと思った矢先、金総書記のミサイル乱射だ。

やっぱり話してもわからないヤツもおれば、話す前に脅すやつもいる。

これで温首相の面目は丸つぶれ。

それを信じた友愛鳩山は例によって目が宇宙を泳いでいるのだろうか。

いくら脳天気な鳩山首相でも、北のミサイル乱射を「東アジア共同体構想」に対する祝砲と勘違いして、お礼の返電をしたりはしないでしょうね。(冷汗)

それにしても北京に日韓のトップが乗り込んでの日中韓首脳会談だったはずなのに、ホスト国であるはずの中国は何故ナンバー2の温首相が参加したのか。

この会議を日本で行った場合、鳩山首相が参加せず副総理の菅直人氏が参加したらコキントウは「無礼者!」と立腹し、席を立っただろうに。 

やはり中国は日韓を一段下の属国と見ているのだろう。

鳩山首相は、折角の夢をミサイルという外患で打ち砕かれたがその前に大きな内憂を抱えていた。

北京への同行記者にツッコミ質問され、冷や汗タラタラ。

相も変らぬ、意味不明の答弁である。

鳩山首相の懇談要旨】偽装献金問題を問いつめる記者団に首相は…(4/4ページ)
2009.10.10 00:49
 

 --鳩山首相の偽装献金問題では、次々に新しい事実が出ている。国会でも追及されるとだろうが、新たに説明する予定は

 「報道の記事は読んだ。私自身、知っていること、知るべきことはすべて6月30日に記者会見した部分であり、すなわちあのようなことを行った元秘書がいたことは大変、おわびを申し上げたし、訂正すべきところは訂正申し上げた」

 「そこのところが私の知りうるところであって、新しい情報は報道、新聞を見て知った。それが事実かどうかは、まさに捜査当局が調べている。うちの事務所としては、その当局に全面的に協力することで、早く全容解明することだ。とりうる対応はこれしかない」

 --ただ、鳩山首相はかつて「秘書の罪は議員の罪だ」と繰り返していた。少し整合性がとれないと思うがいかがか。

 「そういうことではない。罪は罪で、それを調べてくれている。それをどのように今、捜査当局が判断するかということを、調べている最中で私が発言することで影響を与えることは好ましいことではない」

 「現実に知りうる情報は6月の時点で申し上げた話で、それを繰り返し申し上げ、あるいは申し訳ないと謝罪している。したがって、私が逃げているという話ではない」

 「調べてくれているわけですから。それに全面的に協力して全容解明することを待ちたい」

 --鳩山首相の過去の発言からすると、元秘書が罪を問われれば、首相も責任を問われなくてはならないとなるが

 「そこは今、捜査当局が調べているところ。それ以上のことはありません」

                                                  ◇

記者の質問に首相は、6月30日の時点をくり返しているが、その後も次々とウソの記述が発覚し、間違いを訂正した記述にもさらに虚偽記述があったことは昨日のエントリーで書いた。

記者が突っ込んだ「秘書の罪は議員の罪だ」に対して「罪は罪だ」と首相は答えた。

これは捜査の結果秘書が起訴されて有罪となれば首相の罪として、責任を取るということ。

まさか「発言は時間というファクターで変わる」などといって「秘書の罪は私には関係ない」と変化しないでしょうね、鳩山さん。

来月の臨時国会は「史上最大のショー」という向きもある。

「首相の犯罪」の解明には自民党の能力を問われる場面だが、新聞で報道された矛盾を追及すれば秘書の犯罪は解明できる。

秘書の犯罪は首相の犯罪、・・・これは検察が面目にかけても立証するであろう。

                    ◇

 【おまけ】

日中韓サミット アジア重視に踏み出した (10/11)

2009年10月11日 11:06  社説
 これまでの日本外交の流れの中でみると、かなり思い切った発言である。

 10日に北京で開かれた日中韓首脳会談で、中国の温家宝首相、韓国の李明博(イミョンバク)大統領を前に、鳩山由紀夫首相はこう言った。「今までややもすると米国に依存しすぎていた。日米同盟は重要だが、アジアの一国として、アジアをもっと重視する政策をつくり上げたい

 外務省や外交評論家などからすれば、安全保障の最重要パートナーである米国を刺激しかねない「不穏当な発言」だろう。しかし存外、大多数の国民の素朴な認識にのっとった言葉ではなかろうか。

 鳩山首相は、前日の李大統領との個別会談で「前向きに歴史を見つめる勇気を持たなければならない」として、村山談話の踏襲を表明。9月に国連総会で中国の胡錦濤主席との間で行った会談でも同様の認識を示し、歴史問題でくすぶってきた両国の不信感を払拭(ふっしょく)したうえで、今回の日中韓首脳会談に臨んだ。

 会談で温家宝首相からは「北朝鮮は日本や韓国との関係改善を望んでいるとの印象を受けた」との情報が披露された。こうした情報が直接交わされるのも首脳間の信頼構築の成果といえる。3首脳は、核問題をめぐる6カ国協議に北朝鮮を早期復帰させる重要性でも一致した。

 日中韓3カ国による首脳会談は、1999年に東南アジア諸国連合(ASEAN)と3カ国との首脳会談で、当時の小渕恵三首相ら3首脳が一堂に会したのを機に初開催。ASEAN関連会議に合わせて開くのが定例化していたが、昨年12月、初めて独立して福岡で開いた。途中、小泉純一郎首相の靖国神社参拝に中韓が反発し、中止になった年もある。

 中韓両国は民主党政権を好感しており、鳩山首相は「アジア重視」を打ち出すことで、自民党政権時代に行き詰まっていたアジア外交の「リセット」に成功しているようにみえる。この好機に3カ国のきずなを強めておくことは、北朝鮮の核開発など地域の安全保障、温暖化対策といった世界規模の問題に対応する上でも重要だ。

 会談では「東アジア共同体」構想への協力が確認された。ただ「長期目標として」との注釈付きである。鳩山首相が掲げる共同体構想は「理念先行」の段階で、具体的なイメージづくりはこれからだ。自由貿易協定(FTA)ひとつとっても、各国が利害の対立を乗り越えるのは容易ではない。今後は共同体の理念に具体策を肉付けしていく努力が大切だ。

 今月下旬のASEAN関連会議、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)など、鳩山首相にとってアジア外交の舞台が続く。一方で11月にはオバマ米大統領が訪日する。「アジア重視」が「米国軽視」と受け止められていないか。首相は「アジア重視」が日米関係の深化と両立する外交方針であることを、オバマ大統領に納得させる必要がある。


=2009/10/11付 西日本新聞朝刊=

                     ◇

鳩山首相の「舞い上がり」の発言に、あの西日本日本新聞も引き気味である。

だが、「大多数の国民の素朴な認識にのっとった言葉ではなかろうか」と首相をフォローするあたりはさすがである。

他人の傘で雨を避けていながら「対等な付き合い」だとか、「非核三原則の明文化」だとか素人内閣の青臭い発言を良識ある国民は困ったものだと見ている。

西日本新聞の言う「素朴な共通認識を持つ大多数の国民」とは良識がないということになる。

何しろ圧倒的多数で素人集団を選択したのだ。

民主党は衆愚政治を勝ちぬいた、と西日本新聞は国民をバカ呼ばわりしていることになる。

やはり民主党を選択した国民はバカだった。


 

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